DIVE INTO CODE

2020年5月19日

新型コロナウイルスによる影響下、どのように将来を見据え、どのように行動していくか

新型コロナウイルスの感染拡大により、世界規模で不安の多い昨今。健康面はもちろんですが、「今の自分の仕事は大丈夫なのか」「今後はどうなっていくのか」など、将来に対する不安を抱えていらっしゃる方も多いと思います。先の見通しが立ちにくい中で、どのように現状を捉え、どのように過ごしていくか…スナップマート株式会社の取締役CTOの星 直史様とDIVE INTO CODE代表の野呂が対談いたしました。

【こんな方におすすめ】
・新型コロナウイルスの影響で、お仕事に不安を抱えていらっしゃる方
・現状や今後に対して、自分がどのように向き合っていくか考えている最中の方
・目まぐるしく状況が変化する中、どのような行動指針があるか知りたい方

【目次】
1.身の周りで感じられた、新型コロナウイルスによる変化
2.世界の現状とどのように向き合っていくか
3.働き方や市場が変化していく中、どのように今後も学び続けていくか
4.自分を見つめ直し、未来に意識を向ける
5.まとめ

■話し手
DIVE INTO CODE 代表 野呂 浩良
スナップマート株式会社 取締役CTO 星 直史様

身の周りで感じられた、新型コロナウイルスによる変化

本日は「新型コロナウイルスの影響でエンジニア業界がどう変わるのか」「エンジニアの就職市場や就職活動の動向はどのように変化するのか」について、星さんと対談させていただきたいと思います。

よろしくお願いします。

最近、私自身、周りの経営者の方から「明確に新型コロナウイルスの影響でこのようなことが変わった」と見聞きしていることと、私自身が感じていることが3つ程あります。 そういった影響に対して、今、星さんがどのように感じられているのかをお伺いしたいと思います。

はい。

まず私が周りの経営者から聞いていて、私自身も実感していることが3つあるのですが、 1つ目が「顧客や売上が増えた」「顧客や売上が減った」両方の意見です。 明確に上がったところとしてはECの分野が挙げられます。 反対に、下がったところとしては人材業界で「求人が閉じてしまった」、飲食業界で「お店を開くことができない」といったお話を聞いています。

そして2つ目は、ビジネスモデルの転換です。とある飲食店を対象にシステムを提供されていた会社が、完全に飲食店が閉じてしまったため、そもそもビジネスモデルを変えることになり、かなりの予算を計上して組織自体で方向転換を判断されたそうです。そういうビジネスモデル自体の転換ですが、 弊社も今は完全にオンライン運営しています。そういう会社がまだ増えるのではないかと思っています。

最後の3つ目は採用への影響です。弊社も今実感しているのですが、現在、弊社がちょうど採用の門戸を開いていて、応募してくださる方の数が1.5倍ほどになった感覚があります。応募してくださる方の属性も、より即戦力向きで経験のある方が比率的に増えているように思います。

これが最近私が感じた変化なのですが、星さんは最近はどのような変化を感じられたでしょうか?

そうですね、私の会社では、まず顧客と売上に関しては「ピクスタ」というサービスと「スナップマート」というECサービスがある中で、若干落ちたもののECサービスの方はあまり変化はありません。経営が逼迫するほどは下がっていないですね。もうひとつある「fotowa(フォトワ)」という事業に関しては、カメラマンと撮ってほしい人をマッチングするプラットフォームで、「人と人が会って撮影する」というビジネスモデルなのですが、外出自粛による影響は少なからずありました。世相を反映するような、人が密集する空間が関係するサービスは売上が落ちていますね。

ECに関してはビジネスモデルの転換という観点はあまりないのですが、この状況がどこまで続くかによっては、人と人が会するサービスが衰退と言いますか、体力がなくなっていく点は興味深く感じます。例えば、クラウドサインで「ハンコをなくそう」といった動きや、弁護士ドットコムなど、「従来は人と人が会ってコミュニケーションを取っていたものをクラウド化しよう」といった動きが活発化しています。今の状況になって、気づきは多くなったと感じます。「やっとわかってきたか」という印象も抱いていますね。

確かに。

今まで当たり前だと思っていたことが実はWebやインターネットでできるということや、やっぱり便利だったということが再認識されたんだなと思います。

仰る通りですね。弊社も運営を完全にオンラインでし始めてから初めて、受講生の皆さんも社員も「意外とできるな」と気づき始めたり、通常業務がオンラインでできると確信し始めたりしていると感じます。

会社を運営していく中でも、「顔と顔を付き合わせることに意味があり、リモートに反対する」という意見もありました。私自身も実際に、「週5日フルで会社に行く」というのが通常である中でフルリモートにしたら、業務が回らないのではないかと思っていました。しかし、「やってみると意外に回る」というのは気づきでしたね。

採用への影響についてはいかがでしょうか?

採用の影響としては、エンジニアの市場的には応募はとても多くなってきています。応募の属性としてはフリーランスがすごく多いです。フリーランスの人材紹介エージェントが活発に動いている印象を受けます。単価については、とても安くなっているという印象です。1割〜2割くらいは単価が安くなっているように思います。

これがなぜなのかと考えると、この状況で売上が下がっている会社は、まずは最初に予算の見直しをします。特に人員計画ですね。実際に計画通りに採用するのか、いろいろな費用もあると思いますが、費用の割合が大きい人員計画はまず目が行くところだと思います。

基本的には、売上が悪化している中で人を増やす方向には行かず、どこを削るかというお話になると思います。最もコスト削減の対象になりやすいのが有期雇用、期間の定めのある雇用形態の方ですね。そのあとに、新卒と中途の新規採用をどうするのかが検討されると思います。

まず人員計画の見直しとして、有期雇用の方をどうするのか検討し、新規採用を止める会社もあるようです。中途採用に関しては、先行きがわからないので絞っている会社はあると思います。

私も、フリーランスの方がお仕事を探しているなと感じることがありました。弊社で教材の作成をしていただくフリーランスの方を探すことがありますが、教育・執筆に興味や関心をお持ちの方が自分からお仕事を探しているのを見かけるようになりました。これまではあまりこういったことはなく、「教材の作成はちょっと…」と断られることもありましたが、今は「やってもいいですよ」とメッセージが来たりして、何か変わってきているなと感じます。単価にも直接、影響が出ているんですね。

出ていますね。これはどちらかと言うと、競争が激しくなっているように見えます。現在、契約している会社から切られやすい反面、外に出やすいのでしょうか、価格競争になり始めている印象を受けます。

確かに、星さんが先程仰ったように、売上が下がったときに予算の見直しをする場合、比率や単価が高いと言う意味で人員計画にメスが入り、そこでコスト削減をする必要が出てきたら、労働基準法や有期雇用で期間の終わりが決まっているところで、その期間を終わらせていく方向に向かいそうですね。順当に考えると、これは論理的に進める方向だと思いますし、私でもそのように考えると思います。

私の知り合いには、業務委託契約を結ぶエンジニアがすごく多い会社が何社かあって、人数を聞くと100人くらいいると仰っていました。業務委託の方でそれだけ固めるというのはどのような背景なのかと思ったのですが、実は正社員を増やしたいんだけれども、なかなか正社員として定着してくれる人がいないとのことでした。「エンジニアがなかなかいないのでフリーランスでもいいから」と思って採用したのが、今はそれを逆手に取ったようなマーケットに変化していると感じました。

なるほど。あとは正社員の方で見ると、自己都合退職の方もちらほら見かけますね。特に小規模のスタートアップの方針がそもそも見えず、世相も相まって、資金的な問題で「もうこの船から降りた方が良い」と退職される方がいます。

新型コロナウイルスの影響は、 緊急事態宣言が発令されて1ヶ月も経っていない段階(対談時)ですけれども、 如実に出ている会社が現れてきていて、マイナスの影響がかなり大きいのだと感じます。この新型コロナウィルスの影響は、私見なのですけれども、最終的に心理的不安がなくならない限りは落ち着かないのではないかと思っています。心理的不安というのは、ワクチンが開発されて薬局や処方箋で一般的に入手可能なレベルになれば、おそらく安定すると思いますが、それまでに最低でも1〜2年はかなるのではないかという気がしています。そのため、私は長期戦だと思っています。

世界の現状とどのように向き合っていくか

Image from Gyazo

仮に長期戦であるときに、「どのように向き合っていくか」というのは、とても重要なテーマだと思います。新型コロナウイルスでこれだけの影響があり、好調なところもあるかもしれないが、一般的な比率で見れば悪影響のところが圧倒的に多い。そのような中でどのように向き合っていくのか。

私はマイナスもあればプラスもあると思っていて、プラスのものがもしあるのだとすれば、しっかりと議論すべきだという考え方もあると思っています。プラスの部分というのが、海外でAmazonやNetflixなどの株価が急激に上がっていて、一方で百貨店などの旧来の対面型の施設を有するところの株価は下がっています。これは明白な傾向として今後も続くのではないかと思っています。

日本でも楽天の株価が上がって百貨店の株価が下がるということは起きているわけですが、これを長期的に見ると、新型コロナウイルスが落ち着いたときには価値観が変換されて、「今後も対面でなくても行えるビジネスでないと危ない」といったように、ビジネスの業態変換が激しく起こるのではないかと思っています。そのようなときにきっとエンジニアという職種は、むしろ今までよりもかなり需要が増えるのではないかという希望もあるのではないかと考えています。そういった観点で、長期的に何を見据えて、どう向き合っていくのかについて、星さんにも何かお考えはありますか?

そうですね、まず、どれくらいで収束するかについては、日本だとやはり薬の流通まで1年半〜2年くらいはかかるだろうなと思います。その中で感じるところとしては、私も野呂さんと同じように、長期的に考える必要があると思っています。私の場合は、「これがスタンダードの世界」と言うと強すぎる表現ではありますが、「このままハンコ文化では良くない」といった今の皆さんの気づきから価値観が変わっていく中で、エンジニア個人の働き方としてはリモートワークが中心になってくるのかなと思っています。

このリモートワークはオフラインとは違うコミュニケーションの取り方が求められると思います。具体的には、ひとえにネットワーク越しの相手の信頼をいかに勝ち得るかが重要だと考えます。これが1番小さいところだと、こまめな報連相(報告・連絡・相談)だと思います。私もそうですが、ここは意識的に心がけているところです。誰に報告するように言われなくても、「今はこういう状況です」と報告するようにしていますね。

あとはオンライン特有のコミュニケーションとしては、言語化能力だと思います。常時オンライン接続をしている会社ももちろんあるかもしれませんが、結構テキストベースの流用が多くなっているので、いかに短い文章で的確に伝えるかというところが言語化能力だと感じます。

とは言え、ひとりの時間も多くなるので、自己解決スキルや問題の切り分けといったスキルも必要になります。何かにぶち当たったときに自力で解決できるかどうかというスキルが、求められ始めるではないかと今思っています。野呂さんの先程のお話で、即戦力の高い人が採用市場で求められるといったお話が出ましたが、まさにその通りだと思います。エンジニアとしての経験が長ければ長い程、コミュニケーションの大切さや言語化、自己解決スキルなどが須らく経験から高まっているというふうに思っています。そのため、即戦力が求められやすい状況なのかなというところです。

一方、受け入れる側としては実際のところ、メンバーを評価する方法やマネジメントの方法、対話する方法などがデフォルト状態になっていると感じています。これまでは明確な指標を設けなかったとしても、隣にいるメンバーの話している内容や考えていることは捉えやすかったのですが、 今はそうではないのでマネージャー側が皆、手探り状態です。なので、現状では受け入れる側としての不安がとても大きいため、それが一旦、採用をストップする流れに繋がっているようにも感じます。

最近、弊社の中でも問題として起こったのは、リモートワークが中心になったときのビジネスコミュニケーションです。具体的には、こまめな報連相ですが、「その連絡はちゃんと見ているよ」「返事をするよ」といったアクションをスタンプですらしない、DMを送ったのに返信をしないといったことが発生しています。これは本当に小さいことなのですが、エンジニア経験の長い人やコミュニケーションを大切にしたいと思っている人からすると、非常にストレスになります。ストレスが溜まってしまうことなのだと最近になって再認識したので、重要だと思っています。また、これには本人が自ら気づかないと、周りから「あの人はどうせ…」といった感じで退場させられてしまう危険性もあります。

そこを察知して行動を変えることができるかというところが焦点になると思います。できる人は気付いてできますし、できない人は隣に上司がいないので指摘の頻度が非常に減ると思います。なので、そこで自分を正す方法がなくなったときに変えられるかどうかが難しい課題ですね。この状況が続くと、最終的にはエンジニアの中で二極化が非常に進むのではないかと予想しています。

その「二極化」というのは、自分で考えて動けて気づける人やフィードバックを求められる人は、今までのペースを保ちつつグイグイ進んでいけるけれども、そこに億劫な人は負のスパイラルに入ってしまうような二極化のイメージでしょうか?

そうですね、そういうイメージです。
正社員であればそうですし、フリーランスであれば切られ続ける可能性があるかもしれません。

「この人、全然機能しないね、ではさようなら」となりやすくなるといった感じでしょうか?

業務委託契約が1〜3ヶ月など月単位で結ばれる場合、期間が満了した時点で切られて続かないといったことが、フリーランスの方に多くなるのではないかと個人的には懸念しています。

私の見聞きした範囲では、今まで「業務委託契約のエンジニアメンバーは、いないよりはいてくれた方が良いけど、思うように機能してくれないし単価も高い」と慢性的に悶々としてきた人たちが、この機会に全員の契約を終了したというケースもありました。エンジニア出身の社長でしたが、それだけプロフェッショナリズムを求めると、ちゃんと期待通りの成果を出すのは難しい世界なのではと思いつつ、今までバブルのように金額が上がっていったのが、ここで一気にはじけていくことが起こるかもしれないとも思いながら聞いていました。そういう会社も増えるかもしれません。

業務委託契約の方とうまくパートナーシップを組まれている会社など、ご存知ですか?それとも、どこも同じような感じなのでしょうか?

そうですね、ずっと前からリモートワークが中心だった会社はうまいなと感じます。例えば、株式会社ソニックガーデンさんは、自社でオンラインのツールを作成して、そこに集まって対応されていますし、freee株式会社さんもフルリモートにされていると思います。今、「状況が変わった!」とバタバタしている会社ではなく、もともと「正しいと思われていることを疑って切り替える」といった姿勢があった会社は、うまいなと感じます。

そうなると、抽象的ではありますが、正社員や業務委託契約者などの雇用形態では一概には言えず、状況に合わせて組織をちゃんと対応させていかないと影響が出てしまうといった感じでしょうか。

そうですね、それに尽きるのかなと思います。

働き方や市場が変化していく中、どのように今後も学び続けていくか

Image from Gyazo

これまでのお話の流れからすると、これからエンジニアを目指そうとする方の中でも、新卒ではなく中途採用で挑戦しようとする方々にとっては、ある意味、非常に過酷な環境に思えてしまうかもしれませんし、未来がなかなか出口のないトンネルのように思えるかもしれません。尻込みしたり躊躇したりする方もいるかもしれないです。

私は「どのように学びを続けるか」がテーマとして重要だと思っています。今までは「仕事を辞めてまで学ぶ」という方法も覚悟を決めて短期間で行う選択肢があったと思いますが、もしかするとこれからは「仕事を辞めずに学び続けて潮目が変わったところで転職をする」 という方法もあるのかなと思ったりします。いくつかパターンがあるとは思いますが、これからエンジニアになりたいと思われている方に対して、星さんはこの辺をどのように見ていらっしゃいますか?

非常に難しい質問ではありますが、これからエンジニアを目指されている方であっても、第二新卒や現職ではメインプレーヤーだった30代の方などは、リモートワークが主流になり得るだろう世の中にあっては、先程お話したコミュニケーション能力や言語化能力といった相手に伝える力は、就業経験があった方がより評価されやすいのではないか、働きやすいのではないかと思います。そのため、一概に今、即戦力が求められるからと言って「待っておいた方が良いよ」と言うのはどうかなと思います。
これまで、「30歳手前なのですが大丈夫でしょうか?」といった質問をよく聞くことがありましたが、そこに関しては問題がなく、今はそちらの方が求められているのではないかと感じます。

また、先程の野呂さんのお話で「学び続けるのが重要」というお話がありましたが、リモートワークでは誰も隣で教えてくれないので、自分で情報を収集して学び取っていかなくてはならない状況だと思います。そうなると、これからエンジニアになろうとしている方にとっては、就業した後も同じ状況が続くのではないでしょうか。状況が変わらないので、独学でひとりで学ぶにしろ、スクールに通うにしろ、学ぶ手を止めるという選択肢はないと思います。状況はその方の判断次第で、愚直にしていくといった気概でいるのが良いのではないかと思いますね。

そうですね。 学びを止めずに、いかに成長し続けるための自分の習慣や環境を手に入れるかというところが重要になるのではないかと思います。
弊社にはフルタイムで学ばれる方とパートタイムで学ばれる方がいらっしゃって、他のスクールでもそうかもしれませんが、「これから仕事を辞めるかどうか」「本当に就職できるのだろうか」という心理的不安は大きいと感じています。物理的な安全性があったとしても心理的な不安はなかなか払拭できないように思います。統計的な影響や全体の数字を自分にあてはめがちになる方もいます。

こういうとき、どのようなマインドであれば良いと思われますか?
例えば、もし私が今のような環境でこれからエンジニアを目指そうとする20代後半の若者の立場だとしたら、「いつか潮目が変わるだろうから今のうちにやってしまおう」と環境を逆手に取って、「ここで怯んでいる人達を今のうちに引き離してしまおう」と奮起します。もし仕事を辞めてどっぷり学習するとしたら、就職活動がうまくいかなかったとしても、一旦は自分がこれまで働いてきた環境の会社に就職して、そこからエンジニアの道への道に続くチャンスをもう一度狙おうとすると思います。あとは、エンジニアの仕事を用意している会社の中で、いずれ新型コロナウイルスが落ち着いて売上が上がってきたら、そちらに異動できないかと自分の中では考えるでしょう。

星さんがもし、この状況で20代の前半や中盤でエンジニアを目指している立場だとしたら、どのように向き合うと思われますか?

自分個人としては、タイミングをすごく気にします。また、今の状況を逆手に取るという意味合いだと、もし既存の会社がリモートワークの環境なのであれば、通勤や身支度、自粛要請による外出の機会の減少から、可処分時間が増えていると考えられます。そこをとことん自己研鑽に充てますね。今の状況がある程度解消されたときに、今は何番手かわからない状況かもしれないけど、1個突出するように何が必要なのかを考えて集中投下しますね。

ある意味で、こういう状況だからこそ、「環境をうまく使って自分の可処分時間を使う」という発想はとても合理的ですし、多くの方が同じように感じると思います。

最近、ご入校を検討されている方には女性の方が増えています。「なぜ、こんなに急に増えるんだろう」と思うくらい割合的に増えているのですが、背景などをお聞きしたところ、お仕事を辞めるわけではなく、今の会社がリモートの運営体制に大きく転換する必要があり、今まで事務処理など人の手でしなくてはならなかった業務を自動化する必要が出てきた。そのような流れで、「私の仕事はなくなってしまうのではないか」「ここがスキルを身につけるチャンスなのではないか」と思われたという方が多かったです。まさに星さんが仰ったような現象が、すでに起きています。

私の周りで起こった変化の中にも、経理の面でのサービスやシステムの導入は一部行われていますね。

自分を見つめ直し、未来に意識を向ける

Image from Gyazo

こういったお話を聞いていると、この期間に人生の見直しをされる方は多いだろうなと感じます。

なるほど…人生の見直し!

「私の仕事はなくなってしまうのではないか」といったことも人生の見直しですし、エンジニアであれば、「そもそも東京にいる必要がない」と感じる人もいるかもしれません。私自身、「東京にいる意味はないのではないか」と考えはします。地方にいる方が生活のコストは低く済むかもしれませんし、「今のエンジニアの能力であれば、そこまで給与が下落することはない」と考えると、東京に住む意味を考えたりします。また、会社で採用活動をしていく中で、東京に住んでいなくても十分に成果を出せる人であれば、フルリモートの環境下では地方在住の方でも良いのではないかと、考え方が変わってきています。

人生の見直し期間というのは、新型コロナウイルスの影響下においては、ひとつの節目のように感じますね。生死についても考えますし、「生きるとはどういうことか」を考える期間にもなると思います。可処分時間も増えますし、毎日のように生死に関わるニュースを見聞きしますので、自分について考える機会も増えそうですね。

そうですね。会社としての価値の見直しもあるかと思いますし、個人としても生き方を見直して、自分に対する問いかけの時間が増えているのかなと思います。私もこのタイミングでいろいろ考えています。

そうですね。企業が倒産したり新規事業へ転換したりするお話が、ニュースにも出てきますし、大きな変化が出てきそうですね。
抽象的ではありますが、今は、人生の見直し期間だと思って過ごしていく、長期戦だと思って自分の可処分時間を有効利用していくということがポイントになりそうですね。

私はルワンダやセネガルのメンバーと毎週ミーティングをしていますが、今や、新型コロナウイルスは世界共通の話題になっています。ロックダウンや大統領令など、皆が一体になっています。こうなると、「国とは何だろう」「国境とは何だろう」とまで思えてきます。ある意味、グローバル化も進むのではないかと私は思っています。いろいろな面で価値観の大きな転換が生じるでしょうね。

そうですね。

最後に星さんから、就職活動への向き合い方に関するアドバイスやメッセージなどあれば、いただけますか?

可処分時間をいかに増やすかについては、新型コロナウイルスの影響下でなくても、することは同じかなと思います。今は世の中的にネガティブな状況なので、不安に思われるのはもっともです。不安に思わないというのは難しいとは思いますが、「新型コロナウイルスの影響があろうがなかろうが、自分の行動は変わらない」という部分については、不安に思わず愚直にやり続けることが、堅実でありベストエフォート(最大限の努力)であると思います。

人生を見直し、可処分時間を増やして、ゴールをしっかり決めて愚直に前に進む…そういう整理をする機会にできると良いかもしれませんね。
星さん、ありがとうございました。

ありがとうございました。

まとめ

・ECの分野では、対面が禁止されたことによる変化は起こっている。
・経営状況や新型コロナウイルスが収束するまでの期間の長さなどによっては、ビジネスモデルの転換が必要となる企業は多々存在する。
・会社の人員計画の影響が、採用市場にも出ているようだ。

新型コロナウイルスにより現在進行形で状況が変化する中で、何が正しいのかはわからず、確かな予測をするのは困難です。しかし、事実や情報を冷静に取捨選択し、ご自分と向き合ってみるのも良いかもしれません。

新型コロナウイルスによりお亡くなりになられた方々には謹んでお悔やみ申し上げますとともに、感染・発症された方々には心よりお見舞い申し上げます。また、感染拡大の防止にご尽力くださっている医療関係者や、このような状況下でもインフラなどをはじめ、私たちの毎日の生活を支えてくださっている多くの皆様に、心より感謝申し上げます。
弊社も新型コロナウイルスの早期収束を強く願っております。

関連記事一覧

これまでにもスナップマート株式会社の星 直史様には、いろいろと対談していただきました。自己研鑽やキャリアを考えられる上で、下記の記事もぜひあわせてご覧ください。

「一挙公開!今まで試した自己研鑽」の記事はこちら

「ひとつの言語だけ使える人、未熟にも複数言語を勉強している人」の記事はこちら

「採用者の心、応募者知らず?就職活動でのミスマッチはなぜ起こるのか?」の記事はこちら

「徹底討論!つまるところ「自走力」って何なの?」の記事はこちら

「経験者が贈るストイック時間管理術と、その先に得られたもの」の記事はこちら

「エンジニアキャリアでの動機付け要因と衛生要因」の記事はこちら

「現場で伸びるエンジニアの特徴とその育て方」の記事はこちら

「未経験からの転職チャレンジにおける、自己肯定感の育て方」の記事はこちら

DIVE INTO CODEのことをもっと知ってみませんか?