ディープロ
2019年10月4日なかなかプログラミングの勉強に取りかかれない!集中するための解決法は?
せっかくプログラミングの勉強を始めたのに、「なかなか集中して勉強に取りかかれない!」というお悩みは、よく耳にします。今回は、勉強に集中して取りかかるための解決法として、「根本的な解決法」と「即効性のある方法」の2つの方法をお話していきます。
目次
根本的な解決法とは
勉強することの目的意識を深い部分まで言語化してみる
日本とルワンダの「未来へのイメージ」の違い
初めてプログラミングを勉強しようとする時の取りかかり方
即効性のある方法とは
「ポモドーロ・テクニック」で効率的に集中する
どうしても集中したい時の解決法
まとめ
「せっかくプログラミングの勉強を始めたのに、なかなか集中して勉強に取りかかれない!」というお悩みをよく耳にします。プログラミングに限らず、勉強や仕事を始めるときに、つい気が散ってしまうという方も少なくないでしょう。今回は、勉強に集中して取りかかるための解決法として、「根本的な解決法」と「即効性のある方法」の2つの方法をお話していきます。
【こんな方におすすめ】
・プログラミングの勉強に集中できない悩みを持っている方
・プログラミングの勉強の始め方が分からずに困っている方
・プログラミングに限らず、勉強への集中方法についてアドバイスがほしい方
【目次】
1.根本的な解決法とは
・勉強することの目的意識を深い部分まで言語化してみる
・日本とルワンダの「未来へのイメージ」の違い
2.初めてプログラミングを勉強しようとする時の取りかかり方
3.即効性のある方法とは
・「ポモドーロ・テクニック」で効率的に集中する
・どうしても集中したい時の解決法
4.まとめ
■話し手
ディープロ 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也
根本的な解決法とは
勉強することの目的意識を深い部分まで言語化してみる
今回は「なかなかプログラミングの勉強に取りかかれない!集中するための解決法は?」というテーマでお話いただきます。これは私自身も経験があります。勉強をしようと思ったのに、つい片づけを始めてしまったりなど、どなたにも経験があることですよね。
おそらく、何から始めれば良いかが分からない時や、作業の全体的なスケールが想像できない時に、思わず目を背けてしまうのだと思います。今回は、集中するための解決法として「根本的な解決法」と、「即効性のある方法」とを、それぞれお話しましょう。
お願いします。
まず先に、根本的な解決法から。これは「そもそもなぜ勉強をするのか」という目的意識を深い部分まで言語化してみる、という方法です。プログラミングの学習でいうと、例えば「プログラミングのスキルはニーズが多くてどのような業種でも生かすことができるから」という考え方がまず思い浮かんだとします。そこからもう一歩、踏み込んで考えてみてください。すると「いずれ実家に戻る必要があり、今のうちにスキルを身につけておきたいから」、「実は海外に行ってみたい気持ちがあり、そのためには自由な働き方をできるようになりたいから」などといった具合に、より深い部分の目的意識まで再確認できます。このように勉強の根本的な目的をきちんと自分に明示することで、自分が望む未来に対しての紐づけをする
という感覚でやってみてください。
「あそこに光が見えるから前に進める!」というイメージですね。
多くの人が「お金を稼ぎたいから」という目的が第一に思い浮かぶかもしれません。これは私の経験上、ディープロの受講生もそうですし、事業展開をしているルワンダの方たちも同じことですから、人類共通の考え方とも言えます(笑)。そこから、より深く踏み込んで未来をイメージしてみること
が大事なんです。
日本とルワンダの「未来へのイメージ」の違い
ちなみにルワンダの方たちは、どういった未来へのイメージを持っているんですか?
やはり第一にくるのは「お金」です。「自分で仕事を生み出していきたい」とか「起業をしたい」、あるいは「生活を安定させたい」などといった考えを口にします。ちなみに日本人の場合は「自己実現」を目的として挙げる人も多く、中には「給料が下がってでもやってみたい」という方もいます。ルワンダの方たちの場合は、そもそも仕事がないという方も少なくないので、その点は少し違いがありますね。
なるほど。ルワンダの方はより切実な事情があってプログラミング学習を選ぶ訳ですね。
興味深いのが、ルワンダの方たちに「お金」から更に一歩踏み込んで聞くと、「後の世代の若者たちにスキルを伝えていきたい」という考え方が多いんです。これは日本人からはあまり聞かない考え方だと思います。つまりは、プログラミングなどのスキルが普及することにより、ルワンダという国がもっと良くなると信じている
んです。ルワンダは若者の人口が多いですし、国として発展している段階にありますから、自分たちの国の未来が良くなっていくと信じているんですよ。日本人はおそらく、未来が良くなると思っている人は多くないでしょう。この点では、日本とルワンダとでは大きく違いますね。
良いですね。うらやましいです。「後の世代の若者たちにスキルを伝えていきたい」という目的意識があると、例えば自分の周りの子どもたちを目にすることで、やる気が出てきそうですよね。
初めてプログラミングを勉強しようとする時の取りかかり方
少し話題を変えますが、特に「初めてプログラミングを勉強しようとする時」には、どのように取りかかれば良いのでしょうか?
プログラミングの勉強でいうならば、まずは「チュートリアル」をなぞってみることから始めてみてください。「チュートリアルをなぞってみる」⇒「プログラムが動く」⇒「チュートリアルをなぞってみる」⇒「プログラムが動く」という作業を繰り返していくと、だんだんと楽しくなって続けられるようになると思います。これはプロのプログラマーも、新しい言語を学ぶ時に実践している方法ですよ。
「どうやって始めようか」を考えているうちにやる気がなくなってしまう前に、まずはチュートリアルから始めてみましょう!
ということですね。
そうです。初めから自力でコードを書けるようになろうとしなくて良いんです。最初はチュートリアルをなぞるので良いので、コードの意味を理解することを大事にしてください。
即効性のある方法とは
「ポモドーロ・テクニック」で効率的に集中する
ここでお話を今回の話題に戻しましょう。次は集中するための「即効性のある方法」として、タイムマネジメントのテクニックのお話をしましょう。まず大事なことは「やることをひとつにする」ことです。同時に複数のことを進行しないようにしましょう。
同時に複数のことに手をつけてしまったら、かえって集中力が分散してしまいますね。
それができたら、次は「ポモドーロ・テクニック」という技を使ってみましょう。
これは、「20~30分単位でタスクを区切り、少しの休憩を入れる」というテクニックであり、集中力を保つのに最適だとされています。20~30分という時間が、ひとつのことに集中できる適切な時間なんです。特に新しいことを始めるときや、インプットが多い作業のときにやってみると効果的です。
20~30分で少し休憩、ですか。誰にでもできそうですね。
どうしても集中したい時の解決法
最後に、本当にどうしても集中したい時の解決法もお話しておきましょう。これはとてもシンプルで、市販のエナジードリンクを飲んでしまうのが、効果があると思います。私もMBAで学習をしていた頃にやっていたことです(笑)。この時は、平日は退社後の時間で1日3時間くらい、休日には8時間くらい勉強をしていたのですが、やはりかなりきついんです。そういった中でもどうしても集中したいタイミングで、エナジードリンクを飲んでいました。ただし、毎日のように飲んでしまうと、カフェインの過剰摂取になってしまい逆に集中力が出なくなりますし、身体に疲れがたまってだるくなってしまいます。ですから、あまりおすすめはできません。やはりしっかり睡眠するなどして、適度に身体を休ませることが、集中力維持のためにも大事でしょう。
なるほど。集中するための「即効性のある方法」をまとめると、「ポモドーロ・テクニック」と「エナジードリンク」ということで(笑)。
休めるならしっかりと休息もとってくださいね!
まとめ
・根本的な解決法として「そもそもなぜ勉強をするのか」という目的意識を深い部分まで言語化してみよう
・初めてプログラミングを勉強しようとする時には「チュートリアル」をなぞってみることから始めてみよう
・即効性のある方法として、20~30分単位でタスクを区切り少しの休憩を入れる「ポモドーロ・テクニック」が有効
・どうしても集中したい時はエナジードリンクが効くが、効果は一時的。しっかり睡眠するなどして適度に身体を休ませることが、集中力維持のためには大事
人間誰しも、やらなければいけない作業に集中して取りかかれないことはあるでしょう。そんな時は、そもそもなぜその作業をしなければいけないのか、したいと思っているのかを、文字化してとことん掘り下げてみてください。すると、改めて自分が目指していた未来への道筋が見えてきて、作業を始めるきっかけになります。「どうしても本気で集中したい!」という時には、エナジードリンクに手を出すのも手段ではありますが、くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう!
こちらの記事でご紹介した「チュートリアル」や「ポモドーロ・テクニック」に関する記事も、ぜひご覧ください。
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