DIVE INTO CODE

2019年12月5日

採用面接を受ける際によくある質問は、どういう観点で聞かれているの?

採用面接での質問に対しては、面接官の意図を読み取り、それにきちんと応える返答をすることが重要です。とはいえ、面接官がどのような観点から聞いてくるのか、よく分からないこともあるでしょう。そこで今回は、採用面接における質問の観点について説明するとともに、それぞれについて対策の考え方を解説していきます。

【こんな方におすすめ】
・採用面接への質問に対する答え方のポイントを知りたい方
・質疑応答に対して苦手意識を持っている方

【目次】
1.採用面接の「観点」3つのパターン
 ・質問による考え方の探り方
2.聞かれそうな質問への「対策」の考え方
 ・「価値観を探っていく」という観点の面接への対策
 ・「どういう物事の考え方をしているのかを確認する」という観点の質問への対策
 ・「周りの人たちとどのように働いていきたいと思っているのかを探る」という観点の質問への対策
3.まとめ

■話し手
DIVE INTO CODE 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也

採用面接の「観点」3つのパターン

今回は、「採用面接のときによくある質問について、どういう観点で聞きますか?」というテーマでお話をお聞きしたいと思います。野呂さんも面接をする機会があるということで、ぜひ率直なお考えを教えてください。

採用面接の「観点」は、3つのパターンに分けられます。1つ目が「価値観を探っていく」という観点。2つ目が「どういう物事の考え方をしているのかを確認する」という観点。そして3つ目が「周りの人たちとどのように働いていきたいと思っているのかを探る」という観点です。

一言で「面接」と言っても、見ているポイントはいろいろなものがある訳ですね。例えば、「価値観を探っていく」という観点の面接では、どのような質問でそれを探っていくのでしょうか?

質問による考え方の探り方

私が「価値観を探っていく」という観点から面接に臨む際には、「過去」「現在」「未来」それぞれで、どういったことを大切にして意思決定をしてきたのかを聞きます。例えば「過去」であれば、大学を卒業して、就職して、転職して、あるいはスクールに入学して…などといった人生の各ステップに際して「なぜその手段をとったのか」「何を1番大事に思っていたのか」といった観点からお話を聞きます。これを「現在」「未来」についても聞くことで、価値観の移り変わりや、逆に変わらなかったこと、すなわち軸となっている価値観を知ることができます。その人の価値観が会社の価値観と合っているかどうかを見たいので、このような観点からお話を聞く訳です。

そういった質問に対して、例えば話を盛っていたり、あるいはよく考えられていない人というのは、分かったりしますか?

分かります。「過去」と「現在」は実体験に基づいているはずなので、「よく考えられていない」と感じることはあまりないですが。「未来」のところは、きちんと考えられているのかどうかは、一発で分かりますね。

そのような、「未来」に対する考え方が定まっていない人は、どのように評価しますか?

それが定まっていないということは、今後その人が続けるのか辞めるのかすら分からないことを意味しますよね。そうすると、特に「採用した人には長く働いてほしい」と考えている会社の場合には、そういった曖昧な人はあまり採用したがらないと思います。

聞かれそうな質問への「対策」の考え方

採用面接に際しては、聞かれそうな質問に対して「対策をとろう」という考え方も多いと思います。この「対策」はどのように考えれば良いのでしょうか?

これは、先程挙げた面接の「観点」の3パターンごとにお答えしていきましょう。

「価値観を探っていく」という観点の面接への対策

1つ目の「価値観を探っていく」という観点の面接への対策としては、自分の履歴書や職歴書を眺めてみて、「自分が何を大切にしてきたのか」「どのような意識をして行動していたのか」といった価値観を自己分析しておくことが大事ですね。それと「未来」について、3年くらい後のことをイメージしてみて、「こういう職種で、こういう人と働いていて、こういった働き方をしている自分でいたい」という理想像を描いておきましょう。そうすることで、「そこに向かっていくためにもこの仕事がしたい!」という話ができるようになります。

まず先に「未来」の理想像を描くことが大事なんですね。

そうです。先に「未来」の理想像を描くことで、仕事に対する価値観が定まる訳です。そこまで考えることができていれば、面接のためにわざわざ答えを暗記していく必要もなく、すらすらと考え方を述べられるようになると思いますよ。

「どういう物事の考え方をしているのかを確認する」という観点の質問への対策

2つ目の「どういう物事の考え方をしているのかを確認する」という観点からの質問としては、例えば「こういうシステムを作りたいのだけど、あなたならどのように設計しますか?」といった類いの質問が出てきます。で、実はこういった質問には正解がないことが多いです。大事なことは、考えることから逃げないことです。「分かりません」といった具合に考えを放棄するような人は、そこで落とされてしまいます。

とはいえ、答えとなる解決策をしっかりとイメージできないこともあると思います。どのように答えれば良いのでしょうか?

まずは、自分の中にある知識や経験を総動員して、なんとか解決策を提示しましょう。もし分からないところが残る場合には、「ここについてはよく分からないので、今後キャッチアップして学んでいきたいと思います」といった具合にフォローしましょう。分からない部分は素直に分からないと認めた上で、きちんとフォローすることで、及第点をもらえると思います。

なるほど。100%の正解を答えないといけないと思いがちですが、そうではないんですね。

そうです。会社側は、答えを知っているかどうかを聞きたいのではなくて、答えを導き出すための物事の考え方、つまり思考力を見たいと思っているんです。ですから、このような質問への対策としては、自分の中で思考の持久力を高める習慣を身につけることが有効です。例えば、何か分からないことがあったときには、すぐに人に聞くのではなく、分かる部分と分からない部分を整理してから聞いてみるクセをつけてみましょう。

「周りの人たちとどのように働いていきたいと思っているのかを探る」という観点の質問への対策

3つ目の「周りの人たちとどのように働いていきたいと思っているのかを探る」という観点からの質問について。これは、「ひとりでしか仕事をしてこなかった人かどうか」を見られます。

なぜ、会社は「ひとりでしか仕事をしてこなかった人かどうか」を確かめるのですか?

通常、エンジニアの仕事は、チームで取り組むものだからです。チームで開発フローを共有して、それに則ってレビューをしたり、取り組むタスクの優先順位を調整したりします。そしてそのためには、自分のタスクの進捗状況を常に共有することが必要となります。そういったチームワークができるかどうかを判断したい訳です。

なるほど。となると、特に将来的にエンジニア転職を考えている人は、知識を身につけるだけではなくて、チームワークの重要性を理解しながら働いていくことも必要ですね。

そうですね。他者と優先順位を共有したり、時にはそれを変化させたり、あるいは自分の殻を破って他者にフィードバックを求めたりレビューを受け入れたりなど…そういった経験を積み重ねていくことが大事です。これが「周りの人たちとどのように働いていきたいと思っているのかを探る」という観点からの質問への対策になるでしょう。他にも、自分が上の役職になった際に、自分がどうあるべきかを考えることも大事だと思います。

まとめ

採用面接の観点は主に以下の3つです。
・「価値観を探っていく」という観点
・「どういう物事の考え方をしているのかを確認する」という観点
・「周りの人たちとどのように働いていきたいと思っているのかを探る」という観点

採用面接の観点として、今回は主に3つのポイントをご紹介しました。これらのポイントを頭に入れた上で、今回ご紹介したような対策を講じておくことで、採用面接の本番で戸惑わずに返答しやすくなるでしょう。

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