ディープロ
2019年12月27日受かった面接と落ちた面接では何が違ったのか?面接の「振り返り方」を解説!
就職活動や転職活動では、面接について「なぜ受かったのか?」「なぜ落ちたのか?」を振り返って考えることが大事です。今回は、面接の「振り返り方」について、振り返るときの視点の持ち方から具体的な振り返り方のポイントについて解説していきます。
就職活動や転職活動においては、面接について振り返って「なぜ受かったのか?」「なぜ落ちたのか?」を考えることが大事です。今回は、面接の振り返り方
について、振り返るときの視点の持ち方から具体的な振り返り方のポイントについて解説するとともに、面接に臨む際の準備についてもお話していきます。
【こんな方におすすめ】
・就職活動や転職活動に臨もうとしている方
・就職活動や転職活動の面接で、なかなかうまくいかない方
【目次】
1.面接について振り返るときの視点
2.面接の「振り返り方」とは
3.面接に臨む際の準備とは
4.まとめ
■話し手
ディープロ 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也
面接について振り返るときの視点
今回は「受かった面接と落ちた面接では、何が違ったんだろう?」という疑問にお答えいただきながら、面接の振り返り方
について解説していただきたいと思います。
まず、受かった面接と落ちた面接の違いというのは、会社によっても違いますし、話した内容によっても変わってきますから、一概に語れるお話ではありません。逆に言うと、これが大事なことなのですが、「面接に落ちた=その人の面接のやり方に問題がある」とも言い切れないんです。
そうなんですか?何度も面接で落とされると「自分の面接のやり方に問題があるのかな」と思ってしまいそうですが。
そのように思いがちですが、その考え方は「自分視点」になり過ぎていて、かえって良くないと思います。大事なことは、「面接で相手が何を求めているのか、そこに自分が応えられているか」を考えること
です。その視点から振り返ることで初めて、自分の面接のやり方について改善すべきポイントが見えてくると思います。
なるほど。面接について振り返る際には、「自分の面接のやり方はどうだったのか?」よりも、まずは「相手が求めていたことに応えられていたのか?」という視点から考えることが大事なんですね。
面接の「振り返り方」とは
面接の振り返り方について、具体的にどのような点を振り返れば良いのでしょうか?
・相手に自分の考えを伝えられていたか
・相手の意見に迎合していなかったか
・自分がやりたいと思えていることを本心から話しているか
・不必要に謙遜し過ぎていないか
・相手の問いに対して明確に答えられていたか
・自分の過去を振り返って、過去に起きた問題を再発させないための対策を考えられているか
などといった点を振り返ると良いでしょう。
振り返るべき点はたくさんあるんですね…。面接になると緊張してしまい、自分が話していることが分からなくなってしまったり、会話の出口が見えなくなってしまうこともあると思うのですが、やはり面接は練習が必要なのでしょうか?
面接は、練習が必要だと思います。ディープロでも、希望者を対象に面接練習の機会を提供しています。また、転職活動に際しては、企業との接点をつくることが重要だという考えから就職説明会
も開催しています。そこでは「企業はどのようなことを望んでいるのか」「どのような質問をされるのか」といったことをお話しています。
そのような機会に参加することで自分視点から離れて企業のことを知ったり、企業の立場に立って考えることを理解してみることが大事ですね。
それともうひとつ。面接官に対して「今回の面接、いかがでしたか…?」「私がお伝えした内容に、どのような印象をお持ちになりましたか?」といったことを聞いてみるのもおもしろいと思います。
そういったことを面接官に聞いても良いんですか?
問題ないと思います。面接はコミュニケーションですから。もちろん、面接官に「面接の練習に来たのか!」という印象を持たれるのは良くありませんから、聞き方には注意をしてください。
面接に臨む際の準備とは
ここで一旦、これまでのお話をまとめると、
・面接について振り返る際には、自分視点ではなく、相手が何を求めていたのかを相手目線で考えることが大事
・もし相手目線で考えることが足りていないのであれば、就職説明会などに参加したり、あるいは面接で面接官に聞いてみて、企業側の考え方を知りましょう
ということですね。
そうですね。加えて言えば、企業が何を求めているのかを考えるためには、企業研究が必要になってきます。さらに、企業研究をするときには、業界の背景なども踏まえて、自分がどんなふうに役に立てそうかを整理することも大事
です。ディープロではそういった考えを整理するための整理シート
も提供しています。「彼を知り己を知れば百戦殆ふからず」という孫子の言葉からも、企業を知り、自分を知る大切さがわかります。
このようなツールを使うことで、客観的に考えを整理することができますね。
そうです。きちんと考えを整理して準備しないと、相手のことをきちんと見られなくなってしまい、自分では太刀打ちできないんじゃないかと錯覚する原因にもなるんです。もしかしたら、自己肯定感が低い方ほど、こういった作業が苦手なのかもしれません。
その自己肯定感を上げるための方法はあるのでしょうか?
やはり、他者とのコミュニケーションを通して上げていくしかないと思います。自己肯定感を上げるというのは、端的にいうと”自己認識”と”他者からの認識”の間のギャップを埋めていく作業ですから。ここで大事なことは"他者からの認識"を受け入れて"自分事"にすること
です。そこに正面から向き合うことで初めて、自己肯定感が上がっていきます。
つまり、自己肯定感を上げるためには、まずは「ありのままの自分を見つめ直すことから始めましょう」ということですね。
まとめ
・面接について振り返る際には、「面接で相手が何を求めているのか、そこに自分が応えられているか」を考える。
・面接官に対して「私がお伝えした内容に、どのような印象をお持ちになりましたか?」といったことを聞いてみるのもひとつの手段。
・面接に臨む際には、企業が何を求めているのかを考えるために企業研究が必要。
・企業研究をするときには、業界の背景なども踏まえて、自分がどんなふうに役に立てそうかを整理しよう。
就職活動や転職活動の面接は、会社や面接官によって考え方や人材に対して求めていることが異なります。そのため「自分の面接のやり方に問題があるのでは」と自分視点で考えるのではなく「面接相手の求めていることに自分が応えられているか」といった具合に、相手の視点から自分の面接を振り返ることが重要です。この視点の切り替えだけでも、振り返り方や準備の仕方が大きく変わるはず。面接に不安がある方は、まずはこの視点の切り替えから試してみてください。
就職活動や転職活動の面接に関しては、こちらの記事もぜひご参照ください。
■「転職活動の面接のときに、前職の経験はどれくらい深掘りされるの?」の記事はこちら
■「採用面接を受ける際によくある質問は、どういう観点で聞かれているの?」の記事はこちら
■「プレゼンが下手でも採用面接に受かることはできるの?」の記事はこちら
■ディープロの公式HPはこちら
■ディープロの無料カウンセリング予約はこちら