インタビュー
2018年10月11日【登壇者インタビュー】山口 英紀さん 37歳未経験からのアプリケーション開発挑戦!
2018年10月7日に開催されたディープロ 第5回DEMODAYに出場した山口さん。37歳未経験から始めたプログラミングでどんなアプリケーションを開発したのでしょうか?
目次
第5回DEMODAY登壇者 山口 英紀さんの「愛があふれる」アプリケーションとは!?そして結果は…
DEMODAYとは?
DEMODAY初挑戦の山口 英紀さん!
山口 英紀さんってどんな方?
開発したアプリケーションは「Beaper」
「Beaper」でどのように人助けができるの?
助けが必要な人がいることを痛感した経験
助けるのが苦手な日本人
「Beaper」を使って「助けて!」発信
ユーザーテストで皆で「Beaper」体験!
結果は…
皆さんもDEMODAYで圧倒的レベルアップを体感してみませんか?
第5回DEMODAY登壇者 山口 英紀さんの「愛があふれる」アプリケーションとは!?そして結果は…
DEMODAYとは?
DEMODAYは、年に数回行われるディープロのアプリケーション発表イベントです。
現役受講生や卒業生が、自分で考えたアプリケーションを自らデザイン・設計・開発・リリースまで行い、現役エンジニアや経営者・起業支援家・CTO・VCなどの審査員の前で発表します。
このDEMODAYは、ディープロ開校以来、過去4回開催され、2018年10月7日、第5回DEMODAYが渋谷ヒカリエで開催されました。
DEMODAYについての詳細についてはこちらをご確認ください!
DEMODAY初挑戦の山口 英紀さん!
山口 英紀さんってどんな方?
ディープロの2018年02期生。
昨年末に4年滞在したフィリピンから帰国して今年からプログラミングを始めたばかりの37歳。未経験からプログラマーの世界に飛び込みましたが、4か月後の6月からインターンとして勤務開始。
先が見えず、とんでもない世界だというのを肌で感じ始めていますが、まったく後悔がなく辛いという気持ちからやっと楽しいと思い始めてきたそうです。
開発したアプリケーションは「Beaper」
自らの経験から、助けを必要としている人と助けたい人をつなげたい
と思い開発したアプリケーション。
海外での生活も長い山口さん。外出先で困っている人がいたら、海外では当たり前にように助けます。でも日本人はどうしても知らない人に声をかけるのが苦手。助けたいと思っても、いろいろ先回りして考えてしまい、行動に移せません。
そんな日本でも、「安心して人助けができる!そしてそれを広めたい!」と思い開発された「Beaper」は、どのようなアプリケーションなのでしょうか?
「Beaper」でどのように人助けができるの?
それではさっそく、山口 英紀さんのプレゼンを見ていきましょう!
助けが必要な人がいることを痛感した経験
まず山口さんが見せてくれたのはこんな画像。
自身が怪我をしてしまい、杖を使って生活していた時のお話だそうです。杖を使っての歩行なので、階段は難しく、この画像にあるエレベータを使っていたそう。
その時、よくバスで一緒になるご老人がいらっしゃいました。
そのご老人は、目がとても悪く、降りたバス停からエレベータに行くのもやっとで、エレベータのボタンを押すのも困難だったそう。
一緒のバスで、一緒のエレベータに乗ることが多かった山口さんは、いつもこのご老人と一緒にエレベータまで行き、ボタンを押してあげていたそうです。
その後、山口さんの怪我はすっかり良くなり、エレベータは使わない生活になっていましたが、ある日、またこのご老人を見かけました。
たまたまその時、バスがいつもよりも少し手前に止まったそうです。しかし目の悪いご老人は、いつもと少し降りだ場所が違うだけで、エレベータまでたどり着けずにいたそうです。
ご老人のことを良く知っていた山口さんは、すぐに声をかけてエレベータまで誘導しましたが、もし山口さんがいなかったらどうなっていたのでしょうか。
助けるのが苦手な日本人
何気なく生活している私たちの周りには、小さな助けを必要としている人がたくさんいます。
実際、足を怪我してした頃の山口さんはそうでした。杖をついて電車で立っていると、多くの人が席を譲ってくれたそうです。
しかし、譲ってくれた人の8割以上が、なんと外国人だったのです。
もちろん、電車の乗客のほとんどは日本人でした。数少ない外国人がとても高い割合で声をかけてくれることには山口さんも大変驚いたそう。
日本人が冷たいというわけではなく、やはり日本人は
「断られたらどうしよう・・・」
「次の駅で降りるかもしれないからかえって迷惑かな・・」
など、行動に移す前に「その人が本当に助けを必要としているのか」を考えてしまうんです。
これを「なんとかできないか?」と思った山口さん。
助けて欲しいということがしっかり伝われば、安心して助けられる!
「Beaper」を使って「助けて!」発信
どうすれば「助けて欲しい」ということを伝えられるか?
山口さんが目をつけたのは「Beacon」
Beaconは地上にある無線局等から発射される電波をさまざまな電子機器で受信することで、位置情報などのさまざまな情報を取得するためのものです。
例えば、高速道路に設置されたBeaconから渋滞などの情報を発信し、自動車に搭載されたBeacon受信機器により受信した情報をカーナビに表示したり、店舗に設置されたBeaconがクーポン情報を発信し、近くにいるユーザーのスマホが受信して表示される、などのように活用されています。
助けが必要な人がBeaconを使って発信、周りの人がそれをキャッチすることで、「今この人は助けが必要なんだ!」と確実に知ることができます!
「Beacon」を使ったアプリケーション開発は、もちろんテキストには載っていません。山口さんは自ら情報を集め、開発を進めていったのです。
ユーザーテストで皆で「Beaper」体験!
山口さんの熱い想いを実感したら、実際に自分のPCやスマートフォンで体験するユーザーテストの時間です。
会場の5つのブースをまわり、観戦者や審査員の方に「Beaper」を使ってみてもらいます。
自分のスマートフォンに「助けて!」通知が来る体験!
審査員の皆さんも真剣です。
またPC側では、「Beaper」で実践したお助け活動を報告できるようになっており、情報共有をすることもできるようになっています!
活動の多い人の出身県や職業のランキングが表示されているのは、「若い人にもゲーム感覚で取り組んで欲しい!」という山口さんのこだわりです。
その後、多くの質問が飛び交い、大盛り上がりのユーザーテストタイムでした!
結果は…
山口さん渾身のアプリケーション「Beaper」、果たしてその結果は…
ただいま審査中…
結果が出たようです!
緊張する出場者のみなさん
そして!
審査員特別賞!!!
今回審査委員を務めていただいた、株式会社CURUCURU 代表取締役CEO 時田 由美子様より、
時田 由美子賞!
をいただきました!
さらに!
最優秀賞!
おめでとうございます!!!
苦しい道を乗り越えてのこの笑顔!最高ですね!