ディープロ

2019年6月4日

大学生からプログラミングをはじめるなら

大学生からプログラミングをはじめるためにおすすめの方法をプログラミングスクール代表野呂がお伝えします。再現しやすい方法ですので、現役の学生の方は必見です。文系の学生でも取り組める方法もご紹介していますので、学部に関係なく参考になる記事になっています。

大学生からプログラミングをはじめるためのおすすめの方法をプログラミングスクール代表野呂がお伝えします。再現しやすい方法ですので、現役の学生の方は必見です。文系の学生でも取り組める方法もご紹介していますので、学部に関係なく参考になる記事になっています。

【こんな方におすすめ】
・全くの未経験からのエンジニアを目指している方
・プログラミングスクールを検討している方
・現役学生でプログラミングを学びたい方

【目次】
1. 中高生男子がなりたい職業1位はエンジニア
2. 王道は情報系の学部に入ること
3. 文系の学生は無料サービスからはじめよう
4. 学ぶ前に人生の意思決定をしよう
5. 尖った人に出会うことで刺激を得られる

■話し手
ディープロ 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也

中高生男子がなりたい職業1位はエンジニア

Image from Gyazo

今回は「大学生からプログラミングをはじめるなら」というテーマで若い方に向けたお話をしていきます。

僕の会社では学生のインターンを雇っています。高校生のインターンもいますね。

何歳ですか?

確か18歳ですかね。一見普通の高校生なんですけど、学生団体を運営していたり積極的に活動しています。 うちのインターンの子の友人はプログラミングの大会に出場しているみたいです。高校生でプログラミング学びたい子が増えているみたいです。

大学生からプログラミングを学びはじめる方が増えているようです。ソニー生命保険株式会社の「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」によると、中高生男子がなりたい職業のランキングの第1位は「ITエンジニア・プログラマー」です。齢40歳になるアラフォーのおじさんからするとそんな時代が来たんだなとびっくりしています(笑)
大学生から学びはじめるんだったら「王道」と「王道じゃない」やり方があります。やはり王道のやり方がおすすめですね。

王道は情報系の学部に入ること

王道のやり方ってなんですか?

王道のやり方は、大学で情報系の学部に入ることです。情報系とは、「情報科学」「情報工学」のことです。海外ではコンピュータサイエンスと言われる分野です。情報系の学部では基礎から1歩ずつ学習できるので、本気で学べば間違いなくプログラミングが伸びます。しかも4年間みっちり学ぶことで、社会からポテンシャルの高い人材だと評価されるのでおすすめです。

普通の大学でも情報系の学部はありますか?

理系のある大学だったら、私立でも公立でもありますよ。

「情報科学」や「情報工学」のことはあまりわからないですね…。

それは永田さんがあまり関わりがなかったのかもしれませんね。私の世代だとパソコンクラブがあって、入る方はだいたいオタクと呼ばれるマニアックな方が多かったですね。当時はパソコンクラブに入る方のイメージがあまりカッコいいものではありませんでした。異性にもあまり人気がありませんでしたし(笑)情報系とそれ以外では乖離があったかもしれません。だから、なりたい職業ランキングで1位になったことは驚きましたし、時代が変わったなという印象です。

そうなんですね。今や1位ですもんね。

今はIT業界の有名な起業家が多く出てきていますよね。企業でいえば、「Facebook」「LINE」「Twitter」「Instagram」とかですね。ITが非常に身近ですよね。

今はIT業界はカッコいいイメージがありますよね。第2のFacebookを作ったらカッコいいみたいな。

私の時代はテクノロジーでいえば「たまごっち」でしたね。当時は第2のたまごっちを作ったらカッコいいというイメージはありませんでしたね(笑)

イメージがだいぶ変わってきていますね。

大学生からプログラミングをはじめるなら、大学で情報系の学部に入ることをおすすめします。プログラミングができなくても、普通の受験で入れますから。もちろん、理系なので数学をやる必要がありますけどね。

文系の学生は無料サービスからはじめよう

Image from Gyazo

現役の文系の学生は、どうすれば大学生からプログラミングを学べますか?

そういう方たちは、「無料サービス」からはじめるのがおすすめですね。

…無料サービス?

大学生はあまりお金を出せないですよね。 学校と関係ないものを親御さんにお金を出してもらうのは、すごくハードルが高いじゃないですか。プレゼンテーションして説得しなきゃいけないですし(笑)

「あんたお金出しても続けないんでしょ?」みたいなね(笑)

そうそう(笑)「大学どうするの?成績悪いでしょ!」みたいに言われること間違いなしですよね(笑)
だから、無料サービスからやりましょう。例えばProgateRailsチュートリアルですね。私が別記事で紹介していますので、興味がある方は「プログラミングをするなら無料サービスからやろう」をご覧ください。

大学生はめちゃくちゃ時間がありますからね。

遊ぶ時間をちょっと削って、学びに回して4年間続けたらだいぶプログラミングができるようになります。まず無料サービスからはじめてみて、社会人が行くようなプログラミングの勉強会に行けば相当可愛がってもらえると思います。めちゃくちゃ得ですよ。社会人のコミュニティに飛び込むので勇気を出さないといけないですけどね。

学校以外のところに行くって、ドキドキしますもんね(笑)

ドキドキしますよね(笑)心理的なハードルが高いんですけど、学生で勉強会に行く方は少ないので、可愛がってもらえます。

若さゆえの特権ですね。若いからこそ外に出てみると可愛がってもらえますよね。

社会人の方から、「いいね!僕もそのぐらいの年齢からやりたかったよ。」みたいなね。

良いですね。ディープロでは学生はいるんですか?

最近はあんまりいないですね。今は社会人の転職に振り切っていることと、サービス向上に伴い、料金が上がったことも影響していると思います。創業してから今まででは結構いましたね。中には高校を卒業して大学に行かずにディープロに入ってきて、その後スタートアップ企業に入った方がいましたね。あとは大学生で親御さんにお金を出してもらって入ってきた大学2年生の方がいましたね。親御さんと一緒に見学に来ました。親御さんは積極的に質問をしてきたんですけど、本人は質問をしてこなかったです(笑)

ちょっと引っ込み思案だったのかもしれないですね(笑)

でも、その子はちゃんと卒業して、ベンチャー企業にインターンで入りましたね。

学ぶ前に人生の意思決定をしよう

大学でプログラミングを学べるレベルってどれくらいなんですかね?

これは「学校」と「本人」によると思います。 私が言うとバイアスがかかる可能性がありますが、本人がどこまで本気でやるかで雲泥の差が出ると思います。大学って、手を抜こうと思えばいくらでもできてしまいますよね。

できちゃいますね(苦笑)

もちろん卒論を書かなきゃいけなかったりすると思うんですけど、厳しいところもあれば、ユルユルなところもあるじゃないですか。二極化していると思うんですよね。ユルユルな環境でプログラミングを学んでも、あまり力がつかないと思います。

なるほど。

前に聞いたことがあるんですが、情報系の学部を卒業する方の過半数はIT企業に就職しないそうです。

もったいないですね。

その分野が好きで授業を1番前に座って、食い入るように学んでいけば力が付きます。仮に教授の教え方が上手じゃなくても、学び手次第だと思います。

確かに。

だってその分野だけやるんですよ。しかも結構細かいところまでやります。プログラミングだけでなく、その背景や仕組みを学べます。社会人から普通に学んでいたら追いつけないです。

確かに時間のかけ方が違いますもんね。

でも大学生ですから、遊んだりしちゃいますよね(笑)

ですね(笑)

遊びたいじゃないですか。そういう欲に飲まれて、学習を怠ると力がつきません。もしかしたら大学で4年間遊びながら学ぶより、スクールで4ヶ月間本気で学ぶ方が力がつくかもしれません。

大学生の時は、学んでいることが将来どう役立つかわからないんですよね。

それはあると思います。学ぶことに関して、人生の意思決定をしていないですから。「お金を稼げる」「社会で活躍できる」「将来に役立つ」と聞いてもピンとこない。

人生の夏休み感がありますよ。

自分がどう生きていたいか定まれば、目の前の学習に取り組む意欲や積極性が変わります。まずはプログラミングをやる前に人生設計をしましょう。

学生がこの記事を見ていたら、そこから考えてほしいですね。

尖った人に出会うことで刺激を得られる

意欲や積極性が増すきっかけのひとつは「すごい人を知る」ことですね。高校生でもプログラミングコンテストで優勝する子はいますからね。その分野で尖っている人たちを知ることで自分が変わるきっかけになります。日本には「未踏ジュニア」というプロジェクトがあるんですがご存知ですか?

いや、初耳ですね。

「未踏ジュニア」とは、独創的なアイデアを持つ小中高生クリエイターに対し、各界で活躍するPMやその他専門家による指導や資金の援助を行なうプロジェクトなんです。「未踏ジュニア」の子たちを見たらびっくりしますよ!
Gunosy(グノシー)の創業者をはじめ、有名な研究機関や各業界で第一線で活躍している方がたくさんいます。

すごいですね!

何人か会ったことがあるんですけど、皆さん頭の回転が恐ろしく速いんです。話していて楽しいんですよ。
大学生からプログラミングをはじめるなら、早い段階で「未踏ジュニア」のような尖った人に出会うことが1番の近道かもしれません。そういう人が周りにいると自分の思考も速くなりますから。周りがユルいと自分もユルくなります。ぬるま湯に浸かりたくなるのはわかるんですけどね(苦笑)

浸かりたくなっちゃうのはわかります(笑)だからこそ、尖った人に出会うことで良い影響を受けられると良いですね。本日はありがとうございました!

まとめ

1. エンジニアのイメージが昔とは異なり、中高生男子がなりたい職業1位はエンジニア
2. 王道は情報系の学部に入ること
3. 文系の学生は無料サービスからはじめよう
4. 学ぶ前に人生の意思決定をすることで、学習の量と質が高まる
5. 尖った人に出会うことで刺激を得られる

今回は大学生からプログラミングをはじめるためのおすすめの方法をお伝えしました。大学生からプログラミングをはじめたいと考えている方は、まず「どう生きていたいか」を明確にし、人生の意思決定をしましょう。人生の軸が定まることで、学ぶ姿勢が変わります。大学生の王道のプログラミングの学び方は、情報系の学部に入ることです。すでに情報系ではない学部に入っている方はProgateやRailsチュートリアルなど無料サービスから学びはじめて、勉強会に参加することをおすすめします。勉強会で尖った人と出会うことで良い影響を受けられます。

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