ディープロ

2019年5月10日

どんな職業でも入門レベルまではプログラミングを学んだ方がいいの?

社会人になってからプログラミングを学び始める人が多くなっている昨今。自分にもプログラミングが必要?プログラミングを学ぶと何かいいことがあるの?実はプログラミングを知っているのと知らないのとでは大きな差があるんです!

社会人になってからプログラミングを学び始める人が多くなっている昨今。自分にもプログラミングが必要?プログラミングを学ぶと何かいいことがあるの?プログラミングスクール代表野呂がお教えします。実はプログラミングを知っているのと知らないのとでは大きな差があるんです!

【こんな方におすすめ】
・プログラミングを学ぶと何が嬉しいの?と疑問に思っている方
・なんとなくプログラミングを学ぼうかと考えている方
・自分の仕事にはプログラミングは関係ないと思っている方

【目次】
1. 新しいプロダクトには必須
・どこまで学ぶといいの?
2. 自動化して業務改善
・目的をもって学ぶことが大事!

■話し手
ディープロ 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也

新しいプロダクトには必須

プログラミングを学ぶといい人は大きく2種類になると思います。
まず1つ目は新しいプロダクトを生み出したい人。そしてそのためにプログラミングを仕事にしている人と接する人。発注をする人、というイメージが近いかもしれないですね。
具体的に職種を言うと、経営者や新規事業担当者、デジタルトランスフォーメーションを推進している部署の方とか、あとはWebディレクターとか。

プログラミングする人と一緒にチームを組んでコミュニケーションする人ですね。

新しいプロダクトを生み出そうとする時に、時代に合ったテクノロジーを使うというのは必ず求められると思います。新しい企画×ITで勝負するということが多くなります。

そこでプログラミングが強い武器になってくるということですね。

そうですね。プログラミングを学んでいないと何ができるのか分からないから、結果として企画ができず発注もできないということになっちゃうかもしれないですね。人間は自分が分かっていることしか発案できないですから。「こんなことできないかな?」と考えたときに、できるというのを知らないだけで踏み出せない人っていっぱいいると思うんですよね。エンジニアと起業家が出会ったらプロダクトが生まれたりするじゃないですか。それがその表れだと思います。

どこまで学ぶといいの?

発注する側の人がプログラミングを学ぶとしたら、どこまで理解したらいいんでしょうか。

これは難しい話で、よく相談されます。どういうものを作りたいのかによって、どこまで学ぶかっていうのが変わってくるんですよ。具体的にいうとスマホアプリを作りたいのか、Webアプリケーションを作りたいのか、AIや機械学習とかを使って作りたいのか。少なくとも、「その第一線のエンジニアが普段作業している内容のイメージとその大変さ」が分かるぐらいまでは知っておいた方がいいですね。

ということは、一度大変な状況にならないといけないんですね。

一度自分でやってみるというのが大事かもしれないですね。大変さの度合いというのが分かっていないと、簡単なものでも難しいと思い込んでしまったり、難しいものでも簡単だと思い込んでしまったりするんですよ。

そういうことありそうですね!

期待値のギャップが起きて、それがコミュニケーションの摩擦、発注の時の金額の摩擦を生むんです。
大変なもの難しいものが高いというのは納得するじゃないですか。でも大変なものを「10万で」、と言われたらどんな気持ちがしますか?

「ちょっとちょっと」となりますね。

逆に「これは大変そうだから100万円で」、となると相手は「あ、これは簡単にできるからしめしめ」となるわけですよ。
実際にはビジネスでちゃんとやっている方はそんなぼったくったりはしないですけどね。

よかったです(笑)

予想以上に工数がかかったり大変だったりするとお金がかかるわけです。そういうことを理解できる土台があることが大事ですね。
だからプログラミングをなぞるだけではなくちょっとしたものを作ってみて、エラーが出て困ったり、調べる中で奥深さが分かったりという体験をしておいた方がいいと思います

じゃあ、実際に書いてみて壁にぶちあたってみろと。

全部自力でやる必要はなくて、筋良く教えてくれる部下とか同僚とか、体験の講座とかそういうところでも得られるものはあると思います。ただ、一日二日でできるものではないです。

あ、やっぱりそうなんですね。

私の感覚だと丸一週間くらいは学ぶ期間が要ると思います。そうしないとその域まで達しないと思います。

じゃあ後回しにしがちかもしれないですけど、経営者の方とか新規事業をやってく方はぜひその時間をとったほうがいいですね。

相手が何を大切にしているのかを知るということが大切だと思います。日頃のコミュニケーションの中で、「あ、だからこういうふうに言ってくれるんだ」「だからこういうことを聞くんだ」というのを自分の実感として納得できたらゴールを達成していると思います。

自動化して業務改善

2つ目は、社内で業務改善をする人。 効率化とか無駄なことをなくすとか。
こちらは自分でプログラミングをやらないといけないから、もうちょっと難しいかもしれないですね。趣味として楽しめるくらいにコツコツやる必要があるかもしれないです。スクールに通うという手もありますし。
お仕事している方は人から教えてもらった方が早いですね。そうしないと、何からやった方がいいのかどこまでやったらいいのかも分からなくなってしまうので。

ちなみに、効率化を図りたい方、業務改善をやっている方はどういったところでプログラミングが生きてくるんでしょうか。

例えば日頃業務でやっている単純作業を効率化したいなという時に、VBA(Visual Basic for Applications)をやってみたりですね。Excelの中で自動化してフォームを作ったりデータを貯める場所を作ったり。
今だとWebマーケティングとかでよく使うんですよ。スプレッドシートにSNSからのデータを連携させてとってくるとか。実はJavaScriptというのを覚えてやるとかなり簡単にできるんです。そうするとWebマーケティングのスキルがめちゃくちゃ上がるんですね。会社で日頃ちまちまやっていることが簡単にできて楽ちんというのはあり得ますね。
知らないとコピペでがんばっちゃったり

やっちゃう、絶対やっちゃいますね。

いろんなところのデータを集約させて、それを見て改善していくというのが基本ですから。社内のいろんなデータを連携させて引っぱってくることも普通にやるでしょうし。

そうですよね。数字をまとめるのが目的じゃないですよね。そこから何かを考えたり改善したりするのが目的ですから、そこに時間をかけられるようにならないといけないですよね。

自分でツールを作れるようになるといいですよね。週に1時間かかってた作業が無くなるだけでもだいぶ楽になると思います。

目的をもって学ぶことが大事!

そういうのは学ぶとできちゃうものなんですか?

なかなか学び方って難しくて・・・まず何かをやりたいと思ったら検索してみたらいいですよ。データを連携させる方法とか書いてあります。でもやろうとすると訳が分からなくなると思います。JavaScriptって何だ?このコードどこに書けばいいんだ?とか。書き方自体がさっぱり分からない。どうやればいいのか分からない。
そういうときにJavaScriptという言語をインターネット上でちょっと学んでみたりとか、なんとなく分かってきたときに人から教わるとか、そういうステップが必要だと思います。

とりあえずやってみようではなく、やりたいことがあってそれに対して教えてくれる人がいるといいですね。

「とりあえずやってみよう」では絶対続かないと思います。目的なく学ぶというのは、本屋に行って目をつぶって歩いて触れた本を取り出して読むのと同じだと思います。

何でこれを読んでいるんだろうっていう。

それを読めって言われたら楽しく読めますか?それと似てるんですよ。

目的を持った上でそのために何を学ばなければいけないのかを調べていくといいのではないかと。

自分で検索する、という習慣を身につけるところから始まっているかもしれないですね。自分から情報を取りに行くことが大事です。

まとめ

プログラミングを学ぶことで成果が変わってきそうな人とは、
1. 新しいプロダクトを生み出したい人。そしてプログラミングを仕事にしている人とコミュニケーションをとりたい人。
2. 業務を改善したい人。

IT、プログラミングが分からない人と分かる人では、行動が変わってきます。前者はめんどくさいなと思いながら今までのやり方でやってしまうけれど、後者はもっとこんなことができるんじゃないの?と提案できる。それが結果的に何年も経つと大きな差になってきます

プログラミングスクールディープロのWebエンジニアコース 新規事業創造プログラムでは、Webアプリケーションを開発するスキルを身につけ、オリジナルのアイデアを元に事業化を目指します。
開発スキルだけではなく、アイデアを企画、検証、フィードバックを元に改善するための経験も、身につけることができます。

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