ディープロ
2020年2月7日今勤めている会社に迷惑をかけずに退職する方法
転職や独立をする人が乗り越えなければならない壁として「今勤めている会社に退職を切り出す」ことがあります。「どのように話を切り出せば会社に迷惑をかけないのか」などと悩む人がほとんどでしょう。そこで今回は「今勤めている会社に迷惑をかけずに退職する方法」をテーマに、ディープロ代表の野呂がお話していきます。
目次
会社に影響を与えずに退職はできない
会社になるべく迷惑をかけずに退職するには
「いつ辞めるのか」をあらかじめ明確に上司や会社に伝える
1番良くないのは、会社に不満を持ちながら会社に残り続けること
自分がいなくなった後のことを心配する必要は無い
まとめ
転職や独立をする人が乗り越えなければならない壁として「今勤めている会社に退職を切り出す」ことがあります。「どのように話を切り出せば会社に迷惑をかけないのか」などと悩む人がほとんどでしょう。会社を退職することにはどうしてもエネルギーを使ってしまいます。そこで今回は「今勤めている会社に迷惑をかけずに退職する方法」をテーマに、ディープロ代表の野呂がお話していきます。
【こんな方におすすめ】
・会社を辞めて転職や独立をしたいと考えている方
・会社を辞めたいのに話の切り出し方が分からない方
【目次】
1.会社に影響を与えずに退職はできない
2.会社になるべく迷惑をかけずに退職するには
・「いつ辞めるのか」をあらかじめ明確に上司や会社に伝える
・1番良くないのは、会社に不満を持ちながら会社に残り続けること
3.自分がいなくなった後のことを心配する必要は無い
4.まとめ
■話し手
ディープロ 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也
会社に影響を与えずに退職はできない
今回は「今勤めている会社に迷惑をかけずに退職する方法」というテーマでお話を聞きたいと思います。
分かりました。今回は「迷惑をかけるとはどういうことか」というお話を交えながら「迷惑をかけずに退職する方法」について解説していこうと思います。そもそも永田さんは、「迷惑をかけること」とはどういうことだと思われますか?
例えば、自分がいなくなることで会社の仕事が止まってしまうとか、周りの社員に影響を与えてしまうとか、あるいは取引先に不安を与えてしまうとか、そういったことだと思います。
たしかにそういった点を気にされる方が多いですよね。私も気持ちは理解できます。一方で、どれだけ下準備ができたとしても、社員がひとりいなくなるということは、他の社員がその穴を埋めなくてはなりません。つまり、「会社を辞める」ということは、どうしても会社に影響を与えてしまうものなんですよ。
言われてみれば、仰るとおりですね。会社への迷惑はどうしても避けられない、ということですね。
そうです。そもそも社会では「転職」や「退職」が許容されていますよね。ということは、「それによって会社に影響を与えてしまうことも許容されている」と考えて良い訳です。ですから退職の際には「迷惑をかけないように」ではなく「なるべく迷惑をかけないように」という視点で考えることが、まず大事です。
会社になるべく迷惑をかけずに退職するには
「いつ辞めるのか」をあらかじめ明確に上司や会社に伝える
「会社を辞めるときに周りに影響を与えるのは必然的なこと」というお話をいただきましたが、とは言え、開き直ってしっかりと引継などをせずに辞めてしまったりするのも良くないですよね。会社になるべく迷惑をかけずに退職するには、どういった点に気を付ければ良いのでしょうか?
少なくとも「いつ辞めるのか」をあらかじめ明確に上司や会社に伝えることは、やっておかないといけませんね。
そうですね。とは言え、「会社を辞めることは言い辛い」というのが本音だと思います。引き留められたり、裏切り者だと思われたり、周りがそっけなくなってしまったり…といったことを怖れる人も多いでしょう。どのようにすれば良いのでしょうか?
「自分の中で確固たる意志を持つ」
ということしかないと思います。「自分は会社を辞めて、こうするんだ!!」という意思をしっかりと持ち続け、それに対して迷いを持たないことが必要です。
1番良くないのは、会社に不満を持ちながら会社に残り続けること
会社を辞めることについて、周りに相談をするのはどうでしょうか?
その決断の判断材料とするための相談であれば良いと思います。良くないのは、会社を辞める判断すらも相手に委ねるような相談ですね。自分の置かれた状況や待遇に対して不満を言うばかりで「会社を辞める」という結論を引き出してもらうかのような相談の仕方は、良くないでしょう。
そこは自分で決断をしなさい、という話ですね。
そうです。辞めるんだったら辞める、辞めないのであればきちんと仕事をすることが大事です。1番良くないのは、そういった会社に対する不満を持っているのに決断ができないままに、低いパフォーマンスで会社に残り続けることです。
ズルズル先延ばしにせずにしっかりと意思決定をして、会社を辞めるのであれば会社に伝えるようにしましょう。もちろん、会社からは引き留められるでしょうけど、それは会社の立場からしたら、新しい人を入れて育成するよりも引き留められた方が楽だからです。それが無理と分かれば、意外とすんなりと受け入れてもらえると思いますよ。
会社としての合理的な行動として「引き留め」があるということですね。
自分がいなくなった後のことを心配する必要は無い
最後に、私が今まで4回転職した経験から興味深い話をしておきましょう。というのも私の経験上、自分が会社からいなくなっても、会社は平然と続いているんですよ。何事も無かったかのように続いていますし、発展をしている会社ももちろんあります。ですから、自分がいなくなることによる影響というのは、全然気にしなくても良い
です。
私も会社を辞めた経験がありますけど、それは本当にそうですよね(笑)でも、会社を続けることは会社の責任ですから。自分がいなくなった後のことを心配する必要は無い訳ですね。
そうです。あ、それともうひとつ!これは逆説的な考え方ですが「会社に引き留められること」をイメージしないことも大事です。「引き留められることが嫌だから話を持ち出せない」という気持ちは理解できますけど、そもそもこれって「会社側は自分を必要としている」という勝手な価値観を相手に押し付けているだけとも言えますよね?
たしかに!言われてみれば不思議ですね!自分は辞めたいと思っているはずなのに、相手から引き留められること、求められることをイメージしてしまうというのはおかしな話です。
そうなんですよ。辞める時のことをあれこれイメージしていても、結局はすんなりと辞められることもありますから。要は、「考えすぎないことが大事」ということです。
まとめ
・どうしても「会社を辞める」ということは、会社に影響は与えてしまうものと心得よう
・「いつ辞めるのか」をあらかじめ明確に上司や会社に伝えることが重要
・辞めるんだったら辞める、辞めないのであればきちんと仕事をすることが大事。会社に不満を持っているのにズルズルと会社に残り続けることが1番良くない
・自分がいなくなることによる影響は気にしなくても良い。会社を続けることは会社の責任と割り切ろう
会社を辞める際のポイントとしては、「会社を辞める意思決定は自分でしっかりと行うこと」「会社を辞めると決めたら速やかに上司や会社に伝えること」「会社を辞めることによる会社への影響を気にし過ぎないこと」が挙げられます。そして、今回のお話の肝は「会社に不満を持っているのにズルズルと会社に残り続けることが1番良くない」ということです。もし会社に対して不満や気になることがあるのならば、早めに同僚や上司に相談をしてみましょう。
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