DIVE INTO CODE

2019年11月19日

就職や転職の面接で「数年後に辞めるかも」と話したら、どう捉えられるのか?

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転職や独立が当たり前という考え方が少しずつ広まっている昨今、「会社に数年勤めてからステップアップしていく」というキャリアビジョンをイメージする方も増えてきました。とはいえ、就職や転職の面接で正直に「数年後に辞めるかも」と話をするのは、やはり勇気がいることでしょう。今回は、自身も4度の転職を経験し、現在は会社代表として人材採用にも携わる立場から、DIVE INTO CODE代表の野呂が率直な意見をお話していきます。

【こんな方におすすめ】
・会社に数年勤めてからステップアップしていくというキャリアビジョンを持っている方
・ひとつの会社で働き続けることに違和感を持っている就活生や転職活動中の方

【目次】
1.「数年後に辞めるかも」を会社はどう捉えるか
 ・「数年後に辞めるかも」をマイナス評価する会社とそうでない会社
 ・「ガムシャラに働きます!」という姿勢を示せば評価してくれる?
2.面接などで「数年後に辞めるかも」という気持ちを隠すのはどうか
 ・面接などでは「数年後に辞めるかも」は隠さずに話しておいた方が良い
 ・「数年後に辞めるかも」の後出しは会社から見切りを付けられる要因に
3.「数年後に辞めるかも」は、どのように話せば良いのか
4.まとめ

■話し手
DIVE INTO CODE 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也

「数年後に辞めるかも」を会社はどう捉えるか

「数年後に辞めるかも」をマイナス評価する会社とそうでない会社

今回は、就職や転職の面接で志望動機を話す際に「数年後に辞めるかも」という話をしたらどう捉えられるのかという疑問について、ぜひご意見をお聞きしたいと思います。

分かりました。「数年後に辞めるかも」と話すことに対しては、マイナス評価をしない会社と、マイナス評価をする会社があると思います。それぞれ解説していきましょう。

よろしくお願いします。

まず、「数年後に辞めるかも」と話すことをマイナス評価しない会社とはどのような会社か?これは、ビジネスモデルが完成しており、かつ安定的に利益を上げられているような会社です。こういった会社は、たとえ人材が数年後に辞める可能性があっても、その数年で利益を生み出せる仕組みが整っているため「うちの会社で働くことで短期間で成長しステップアップしていける」といった感じでアピールができることにメリットを見出します。いわゆる「人材輩出企業」と呼ばれるような会社ですね。

それはおもしろい考え方ですね。言われてみれば、そういった雰囲気の会社は確かにあります。社員の起業を応援するような会社もありますよね。

一方で、ビジネスモデルがまだ未完成であり、これから収益性を高めていく必要があるような会社については、現時点で見込める利益をその人の人件費に投資して、将来の伸びを期待するため「数年後に辞めるかも」というのはマイナス評価になり得ます。

「ガムシャラに働きます!」という姿勢を示せば評価してくれる?

たとえ数年間であっても「ガムシャラに働きます!」という姿勢を示せば評価してくれる会社もありそうな気がするのですが、その点はいかがでしょうか?

先程お話した「人材輩出企業」と呼ばれるようなスタンスの会社であれば、そういった姿勢は評価してくれますね。そもそも会社としては、数年間であっても実際にガムシャラに働いて利益を出してくれれば当然、嬉しい訳ですから。もしその気持ちが変わって「やっぱり残ります」となったらより良いかな、といった具合のテンションだと思います。

安定している会社であるからこその余裕がある、ということですね。

そうです。一方でそういった余裕がない会社の場合は、ビジネスモデルが完成していないが故に、数年間ガムシャラに働いてくれたとしても、それが利益につながらない可能性もあるんです。それよりも、「社員には長い期間コミットメントしてもらい、ゆくゆくは利益の安定につながるような成果を出せるようになってほしい」という気持ちが強い訳です。ですから「ガムシャラに働きます!」という姿勢を示すよりも、「ひとつずつ確実に仕事を学び、数年後にはチームをリードして仕事がスムーズに回せる存在になっていきたい」という姿勢の方を重視すると思います。

面接などで「数年後に辞めるかも」という気持ちを隠すのはどうか

面接などでは「数年後に辞めるかも」は隠さずに話しておいた方が良い

「数年後に辞めるかも」という気持ちを持っていても、それを面接などではあえて話さない、というのはどうでしょうか?

私は、そういう気持ちがあるのなら面接などの段階で話しておいた方が良いと思います。なぜかというと、その気持ちを隠したまま入社したとして、後出しで「実は数年後に辞めようと思っているんです」と話をしてしまうことで、会社との信頼関係を崩してしまう可能性があるからです。会社側は、新しく入ってきてくれた社員のために、いろいろと環境を整えたり、将来のキャリアアップを考えてくれている訳ですから。

たしかに、会社は「せっかく入ってくれたから」と、いろいろな配慮をしてくれるものですよね。

それなのに、後出しで「実は…」と話をされてしまうと、どうしても「えっ?」ってなってしまいますよね。もちろん、そこまで考えなくても良いのではと思われるかもしれませんが、一方で直属の上司や先輩などのより近い関係性であるほど、摩擦が起きやすくもあります。

せっかく培った信頼関係が崩れてしまうのは怖いですね。

「数年後に辞めるかも」の後出しは会社から見切りを付けられる要因に

加えて言えば、後出してそういったことを言い出すことに対して、「実はきちんと考えていないのでは」という見方をされてしまう可能性もあります。そうなると、いわゆる出世ルートからは外されてしまう可能性も出てきますね。

それは、どういうことでしょうか?

要は、見切りをつけられてしまうということです。会社としては、将来的にマネージャーなどの上の役職につける人材を育てていきたい気持ちを持っている一方で、その見込みがない人に対しては「いつ辞めてもらっても構わない」と思っていますそのような人材に対しては、ステップアップの道を用意する必要がない訳ですね。

数年後に辞めるか辞めないか、どっちにしろきちんと将来のことを考えた上で、今、目の前にある仕事に積極的に取り組んでいく姿勢が重要だということですね。

「数年後に辞めるかも」は、どのように話せば良いのか

「数年後に辞めるかも」という話は、面接においてはどのように話せば良いのでしょうか?

例えば「私はこの会社でこういう能力を身につけたいです。もし、能力をすべて身につけたら、他に得られるものがなくなってしまうのではないか、と思っています。そういう時は辞めてしまうかもしれません」といったように、きちんと論理立てて説明するような話し方が良いと思います。そうすれば納得してもらえるでしょうし、「うちの会社であればこういうことも学べるけど、興味ある?」などと提案をしてもらえるかもしれません。

きちんとコミュニケーションをとろうとすることが大事なんですね。

そうです。つまり、会話のキャッチボールですね。「数年後に辞めるかも」と伝えること自体が悪いのではなくて、「伝え方を工夫しましょう!」ということです。

会社も決して意地悪をしたい訳ではありませんし、多くの会社は、チャレンジ精神のある人材を後押しする気持ちも持っていますからね。

仰るとおりです。チャレンジしたい気持ちも、人材の方から会社に伝えなければ分からないですから。変に隠したりすることなく、工夫して理解してもらうよう伝える努力が大事でしょう。

まとめ

・「数年後に辞めるかも」と話すことに対しては、マイナス評価をしない会社と、マイナス評価をする会社がある
・ 面接などでは「数年後に辞めるかも」は隠さずに話しておいた方が良い。後出しは、会社との信頼関係を崩してしまう原因になりうる
・「数年後辞めるかも」は、きちんと論理立てて説明するような話し方が有効

「数年後に辞めるかも」と話すことに対しては、マイナス評価をしない会社があれば、マイナス評価をする会社もあります。とはいえ、例えばマイナス評価をされるからという理由だけで「数年後に辞めるかも」という気持ちを隠すことも、長い目で見れば得策とは言えません。面接は、確かに会社が人材を評価する場ではありますが、一方で会社と人材がコミュニケーションを取る場でもあります。お互いにとって1番良い選択肢は何かを模索するためにも、本当の気持ちを変に隠したりせずに、きちんと論理立てて伝えることが重要です。

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