ディープロ

2019年11月18日

今後伸びそうな会社とは、どのような会社?

就職活動や転職活動に際して、「伸びる会社に入りたい」という気持ちを持っている方も多いでしょう。では、具体的にどのような会社が「伸びる会社」なのでしょうか?今回は「伸びる会社」の見極め方について、解説していきます。

就職活動や転職活動に際して、「今後伸びていくような会社に入りたい」という気持ちを持っている方も多いでしょう。とはいえ、一言で「伸びる会社」といっても、具体的にどのような会社が「伸びる会社」なのでしょうか?今回は「伸びる会社」の見極め方について、解説していきます。

【こんな方におすすめ】
・就職活動や転職活動に際して「伸びる会社」に入りたいと考えている方
・「伸びそうな会社」の見極め方が分からない方

【目次】
1.今後伸びそうな会社の見極め方
 ・まずは統計的なデータをざっと観察してみる
 ・統計的なデータ以外の観点から見る「伸びそうな会社」
 ・ビジョンとミッションが浸透している会社の見極め方
2.会社を見る際に大事な視点
 ・会社のビジョンやミッションは変化する
 ・一言で「伸び」といっても、いろいろな定義づけができる
3.まとめ

■話し手
ディープロ 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也

今後伸びそうな会社の見極め方

まずは統計的なデータをざっと観察してみる

今回は、「今後伸びそうな会社とは、どのような会社?」というテーマでお話をお聞きします。これは就職や転職のときにとても気になるテーマだと思います。ぜひ、野呂さんの考え方をお聞かせください。

まずは統計的なデータから見てみると良いでしょう。例えば企業の「四季報」や「株価」などの数字が伸びてきている会社は、「伸びそうな会社」である可能性が高いと捉えて、おおむね間違いはないと思います。ただし、会社ごとに経営内容などは違いがありますし、会社によってはデータが良くとも中身はボロボロということもあります。統計的なデータからはその会社の内情までは探ることが難しいことを意識して、あくまで参考情報としてデータ観察をすると良いでしょう。

何も情報がない状態から見当をつけたい場合には、統計的なデータでざっと観察してみるのが有効、ということですね。

統計的なデータ以外の観点から見る「伸びそうな会社」

では、統計的なデータ以外の観点からの「伸びそうな会社」の見方について、私なりの持論を述べましょう。ずばり「なんのために企業運営をしているのか」「ビジョン、ミッション、バリューは何なのか」といったことを明確に定めていて、かつそれに基づいて事業運営を行なっていることを強く感じるような会社が、「伸びそうな会社」であると思います。

ビジョンやミッションといったものは、直接売り上げにつながらないように思うのですが?

これは経験則なのですが、たとえ良いプロダクトを開発・販売している会社であっても、ビジョンやミッションがしっかりしていないと、そのプロダクトがダメになってしまった時に、会社もダメになってしまうことが多いんです。

それはなぜなんでしょう?

ビジョンやミッションというのは会社の「軸」だからです。プロダクトがダメになっても、明確なビジョンやミッションが社内で共有されていれば、それに向かって次のプロダクト開発を会社全体で目指すことができます。

ビジョンとミッションが浸透している会社の見極め方

ビジョンやミッションの浸透具合が重要とはいえ、それらはどのような会社でも一応は設定してありますよね。社内全体できちんと共有されているような会社と、ただ設定しているだけの会社を見極めるポイントはあるのでしょうか?

簡単な方法がひとつあります。面接やOB訪問などの際に、ビジョンやミッションについて「これはどういうことなのでしょうか?」などと質問したときのリアクションを見てみてください。すぐに「それは◯◯ということだよ」といった具合にすぐに明確な返答があれば、ビジョンやミッションがきちんと会社全体に浸透していることが分かります。逆に返答があいまいであったり、はぐらかすような返答であれば、ビジョンやミッションはとりあえず設定してあるだけという会社であると分かるでしょう。

社員ひとりひとりがビジョンやミッションをきちんと理解しているかは、質問のリアクションで分かる訳ですね。

そうです。社員がすぐに説明できるくらいビジョンやミッションが浸透しているような会社であれば、「伸びそうな会社」だと考えて良いでしょう。

会社を見る際に大事な視点

会社のビジョンやミッションは変化する

会社のビジョンやミッションが重要だというのは理解できました。ちなみに、今は変化が激しい時代ですが、会社のビジョンやミッションもそれに合わせて変化したりするものなんでしょうか?

あり得ると思いますが、それは会社ごとに考え方が変わるものなので、一概には言えませんね。例えばディープロの場合は、「事業の最終目的」と、「ビジョン」「ミッション」「バリュー」をそれぞれ定義しています。「事業の最終目的」が変わることはまず無いですが、「ビジョン」は数年先の大きな目標という位置づけなので、数年のスパンで必要に応じて変わっていきます。そして「ミッション」は「ビジョン」を達成するための手段という位置づけなので、「ビジョン」が変わることで「ミッション」も変わるでしょう。「バリュー」は会社運営の根源にある価値観なので変わることはないです。

一言で「伸び」といっても、いろいろな定義づけができる

「ビジョンとミッションが明確であり社内全体できちんと共有されているような会社は伸びる」というのが、今回のお話のまとめだと思うのですが、ここでいう「伸びる」というのは、会社の売り上げなのか、あるいは規模なのか、いろいろな観点から述べることができそうですね。

仰るとおりです。ですから「伸びそうな会社」というおおまかな視点ではなく、統計的なデータというマクロな観点からの「伸び」なのか、それとも会社としてのミクロな観点からの「伸び」なのかを、自分の中でよく考えて定義して観察することが重要です。つまりは、例えば会社の規模が小さいのだとしても、もしかしたら成長率や、あるいは社員の成長度などの観点からいえば「伸び」がある会社もあるかもしれないということです。

なるほど…一言で「伸び」といっても、いろいろな定義づけができる訳ですね。

そうです。加えていえば、会社が伸びるからといって、自分も成長できるとは限りませんから。自分の成長のために、という観点から会社を見てみることが、より重要です。

まとめ

・何も情報がない状態から見当をつけたい場合には、統計的なデータでざっと観察してみるのが有効。「株価」や「四季報」をチェックしてみよう
・統計的なデータ以外の観点からは「ミッションやビジョンを明確にしているか」「それらが社内全体に浸透しているか」をチェックしてみよう
・「ミッションやビジョンが社内全体に浸透しているか」をチェックするには、面接などの際に社員に質問しリアクションを見てみよう

今回は、「今後伸びそうな会社の見極め方」というテーマで、「ミッションやビジョンを明確にしているか」「それらが社内全体に浸透しているか」をチェックすることの重要性について説明してきました。つまりは、会社が伸びるということは、ひとつの方向性に向かって会社全体が動いていけるということです。そして、そのための軸がミッションやビジョンであるという訳です。

ちなみに、ディープロは「事業の最終目的」を設定しています。それは「すべての人が、テクノロジーを武器にして活躍できる社会をつくる」というものです。日本でのスクール運営はもちろんのこと、遠く離れたアフリカのルワンダでのスクール運営事業も、この事業の最終目的につながるものとして展開しています。ぜひ、就職活動などでは、会社のミッションやビジョンに着目してみてください!

就職活動や転職活動に関しては、こちらの記事もぜひご参照ください。
■「天職に就くにはどうすれば良いのか?」の記事はこちら
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