インタビュー

2019年3月19日

【審査員インタビュー】登壇する側へ立って「自分の中の壁」を突破してほしい ~DEMODAY参加経験のある審査員からのメッセージ~

DEMODAY 5th 審査員の小西 佑典氏は、過去のDEMODAY参加経験者でした。審査する立場になって感じたこと、これからのエンジニアを目指す方へのエールをいただきました。

DEMODAY審査員も登壇者から刺激を受けている

自己紹介をお願いします。

小西佑典です。前回に引き続き審査員をさせていただきました。ニュータニックス(ニュータニックス・ジャパン合同会社)という会社で、仮想化ソフトウェアやハードウェアのTechnical Support Engineerとして働いています。

Image from Gyazo

前回に続いて、今回も審査員を引き受けた理由としては、前回、審査員として参加して私自身も刺激を受けたからです。今、自分のサービスは作っていないのですが、「私もやっぱりやりたい」という思いが生まれ、githubに毎日1つ以上草を生やす(※)活動を続けています。このような背景から、今回もまた刺激を受けたいと思い、審査員を引き受けました。

(※githubでは、コントリビューションという活動の成果を可視化する機能があり、緑色でグラフ化される。エンジニアは、コントリビューションをしグラフへ反映させることを「草を生やす」とよく呼んでいる)

回を追うごとにどんどんレベルが上がっている

今回、DEMODAYの審査員をもう一度務めてみていかがでしたか?

自分が登壇した回も含めて、どんどん全体的なレベルが上がっているように思いました。カリキュラムもカバー範囲が増えて、質も上がっている。技術的なレベルも平均的に上がっています。

前回観戦者として参加して今回登壇した方もいらっしゃったので、観戦することで「自分ならもっとやれる」と思って登壇した人もいたのではないでしょうか

Image from Gyazo
登壇者の発表を真剣に審査する小西氏

今回の参加をきっかけに、更にやってみようと思ったことはありましたか?

githubに毎日1つ以上草を生やしていますが、自分の単純な勉強ということで公開していませんでした。これからは、人に見せられるコードやサービスを作っていきたいと思います。

観戦者ではなく、登壇する側へまわろう

小西さんにとってDEMODAYはどんな存在ですか?

普通のスクールでは味わえない、自分の中の壁を突破する機会です。

自分にプレッシャーをかけるという意味で機会をつくることは必要です。元々できなかったことでも、「もうちょっと工夫すればできるんじゃないか」と考える機会を得る場だと思います。

エンジニアを目指している方へ、一言お願いします。

観戦者ではなく、実際に登壇する側にまわっていただきたいと思います。自分が「こんなサービス作りたいな」と思ったら、遠慮せずどんどん作ってみていってください。

受講生時代を振り返って「自信がついた。作りたいものを自分で作れるように」

小西氏に、受講のきっかけや得られたこと、仕事にどう活かせているかを振り返っていただきました。

ディープロに通おうと思ったきっかけは?

独自のWebサービスをゼロから開発できるスキルを身に付けたいと思い、インターネットでどのプログラミングスクールに通うかを比較検討しました。

ディープロ に決めたポイントとしては、

・オンラインだけではなく、オフラインの教室があること
・プログラミングに加えて、バージョン管理やデプロイなどの一連の開発プロセスも学べること
・一般的なスクールのように卒業したら終わりではなく、卒業後もカリキュラムを閲覧できたり、イベントに参加できたりする永続的な仕組みがあること
独自のWebサービスを開発する機会があること (つまりDEMODAYです!)
・あとは、当時はまだスクールの受講料が破格だったこと (笑)

があります。

2016年7月〜2017年2月まで学び、その後はDEMODAYの準備や発表で2017年5月まで通いました。

DEMODAYで何をプレゼンしましたか?

サーフィンしたい人をマッチングして、相乗りで海に行くライドシェアの「GoSurf」というWebサービスを 1 人で開発し、プレゼンしました。

独自のWebサービスを開発するにあたって、ディープロのカリキュラムにあったFacebookクローンなどの開発が非常に参考になりGoogle Maps APIを利用した機能なども自力で実装できました。

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小西氏はDEMODAY 3thで優勝を果たした

学んだことが今の仕事にどう活きていますか?

Webサービスの開発に対してある程度の自信がつきました。
元々、ITベンダーでTechnical Support Engineer (自社製品の技術サポート) としての経験がありましたが、DEMODAY登壇の約半年後に、Web サービス企業のDeveloper Support Engineer (自社サービスのAPIなどを利用するDeveloper向けの開発サポート)として転職しました。

ディープロで学んだRuby on Railsとは別のフレームワークでしたが、Webの基本的な仕組みや開発プロセスなどの概念はそのまま役に立ちました別の技術の習得にも抵抗がなくなりました

その後また別の会社に転職し、Technical Support Engineerに戻りました。APIを利用して定型業務を自動化するプログラムを開発するなど、試行錯誤しながら作りたいものを自分で作れるようになったことは大きな成果だと感じています。

そして自作の自動化ツールを社内で継続して公開していたところ、周りの目に止まり、海外のメンバーが開発している自動化プロジェクトに参画するチャンスが舞い込んできました。

仕事の幅が広がりそうで今後も楽しみです。

小西さん、ありがとうございました。

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