インタビュー
2020年1月8日【登壇者インタビュー】”自分のため”から”誰かのため”のアプリケーションに!「使ってみたいという方がいてくれて嬉しかった」
2019年10月5日(土)に開催されたDEMODAY 7th。ディープロの卒業生で登壇された伊藤 真人さんにインタビューいたしました。ソフトボール経験者が多く共感できる伊藤さんのアプリケーションは、他のスポーツへの展開も期待できます!
2019年10月5日(土)に開催されたDEMODAY 7th。ディープロの卒業生で登壇された伊藤 真人さんにインタビューいたしました。ソフトボール経験者が多く共感できる伊藤さんのアプリケーションは、他のスポーツへの展開も期待できます!
最初は「私のための、私だけが使えればいいアプリケーション」だった
自己紹介をお願いします。
伊藤 真人です。IDCフロンティアでエンジニアとして就業中です。
DEMODAYに登壇されてみていかがでしたか?
登壇すること自体が貴重な経験でした。
5分で話をまとめようとするあまり早口になってしまい、「初見の観客の方には伝わりにくかったかな〜」と思いました。結果的に、時間内に収めることは審査とはあまり関係がなかったので、「やっぱりビジネスプランに重きが置かれるよね」という印象でした。
DEMODAYに登壇されたきっかけは何でしたか?
メンターの小林さんからDMをいただいたことです。
そもそも今回のアプリケーションは、「私のための、私だけが使えればいいアプリケーション」と思って作ったものだったんですけど、1回、説明会でお話してみたところ、「それじゃもったいないよ」みたいなアドバイスをいただきました。そして、「あー、そうなのかな」と思い、「だったら、”誰かのためのアプリケーション”というものに昇華していくのもいいのかな」
と思って参加を決めました。
制作されたアプリを教えてください。
“Point mill”という、ソフトボールのスコアをモバイル端末からリアルタイムで付けるためのアプリケーション
です。
予選を振り返ってみていかがでしたか?
卒業課題をベースとしたアプリケーションだったので、どちらかというとプレゼン資料作成に時間を掛け、開発に掛ける時間が少なくなったのが残念でした。
率直な感想としては、そもそも私は参加自体を結構ギリギリまで迷っていたんです。と言うのも、今年の6月に転職したばかりで、覚えることもたくさんあり、さらに家庭の方もあるので、仕事と家庭と両立しながらこれもやるっていうことになると、なかなか時間を捻出するのが難しかったんです。そう言う意味で、参加そのものを最後まで結構迷っていました。でもやってみたらみたで、案外やれたものだなと思います。予選当日は割と楽しめたかなと思っています。
本選に臨むにあたっては、予選ではα版という形での提供だったので、まだまだやり残したことがありました。そこをきっちり仕上げられて本選に臨んで、結果はどうあれ、楽しめればいいなと思っていました。
では、本選を振り返ってみていかがでしたか?
川北さんのプレゼンを見た瞬間に、「あ、これは優勝だ」と確信しました。
私は今回は残念ながら受賞というわけにはいかなかったのですが、発表の後に、おひとりのご参加者から「ソフトボールをちょっとやってみたい」というお声がけをいただきました。そのため、多少なりとも爪痕は残せたのではないかなと思い、そこはちょっと満足しています。
思い出に残っている瞬間などはありますか?
プレゼンの5分という限られた時間の中で、内容をまとめるために結構反復練習をしました。
本選前日も夜中の2時過ぎまで反復練習していたんですけど、そこに関しては結構大変だったなと思いました。ただ、本番では5分以内に伝えられるところは伝えられたと思っているので、そこらへんは良かった点だったと思っております。
”誰かのため”に作り始めたら、たくさんの課題が見えてきた
DEMODAY本選前後は、どのように過ごされていましたか?
5分ちょうどで話せるように繰り返し練習していました。
DEMODAYに登壇してみて得られたものはありましたか?
アプリを使ってみたいという方が、ひとりでもいてくれたこと
です。
DEMODAYで楽しかったこと、辛かったことを教えてください。
楽しかったことは、若くてエネルギッシュなエンジニアと交流が持てたことです。対して辛かったことは、本業と家庭に追われて開発時間が捻出できなかったことです。
「もっとこういうところを工夫したかったな」とか「もっとこうできたんじゃないかな」と思ったことはありましたか?
正直言って、「もっと機能を拡張できた部分はあったのではないかな」と思っています。細かいところで言うと、「もっと選手の成績を反映
させられたのではないかな」とか、見せ方として、選手のステータスを綺麗に見せるといった工夫
は、やれる余地はあったのかなと思っています。そこはちょっと反省点ですね。
あと、ビジネス的な部分で言うと、私の場合、完全に最初の動機が「自分のために作ったアプリケーション」だったので、マネタイズに関する部分は完全に後付けといった感じでした。そこらへんも優勝した方や受賞した方と比べると、弱いところだったのかなと思います。
ビジネス的な視点を盛り込んで、アプリケーションのブラッシュアップを!
今はどのようなお仕事をされていますか?
IDCFクラウドが提供しているサービスのひとつに携わり、開発をリードする役割を担っています。タスク管理やスケジュール調整、社内調整が主なのでコードを書く機会はあまり多くないです。。
今後の目標をお聞かせください。
今後アサインされるプロジェクトではコードを書けるといいな。そして、社内で一定の軸足を固めて自身の市場価値を高めていきたいです。
DEMODAYに興味を持たれている方、今後の登壇者に一言お願いいたします。
私でも思いがけず決勝に行けたので、興味があれば怖がらず飛び込んでみて良いと思います。ただ、優勝したいならしっかりしたビジネスプランを持つこと。
私の場合は、自分の作りたいものを勝手に作って、それで参加したら「あれよあれよ」という間に決勝まで来てしまいましたけれども、そこからさらに先に行くためには、ビジネス的な視点が重要になってくると思います。そこをどうブラッシュアップしていけるかというところがポイントになると思います。
これから参加される方々はそこらへんを意識していただければいいのではと思います。
■伊藤 真人さんのソフトボールチームのWebサイトはこちら
埼玉県草加市で活動しているソフトボールチームです。 メンバー募集中です!