ディープロ

2019年6月9日

Pythonを学ぶチュートリアルとしてのおすすめ5選

Pythonを学べるWebコンテンツのうち、特にPython初心者におすすめのチュートリアルをいくつかピックアップし、特徴や学習方法などを解説していきます。

Pythonを習得したいと思っていても、プログラミングスクールに通う時間がとれなかったり、本ばかり読んでいても難しくて大変だ、とは感じていませんか?今回は、Pythonを学べるWebコンテンツのうち、特に初心者におすすめのチュートリアルをいくつかピックアップしてご紹介していきます。

【こんな方におすすめ】
・Pythonを習得したいけど勉強方法に困っている方
・Pythonの勉強をしているけど進め方に迷っている方

【目次】
1.無料のサービスから始めてみよう!
 1-1.Progate(プロゲート)
 1-2.PyQ(パイキュー)
 1-3.paiza(パイザ)ラーニング
 1-4.Codecademy(コードアカデミー)
 1-5.Udacity(ユダシティ)
 1-6.Pythonの公式チュートリアル
2.まとめ

■話し手
ディープロ 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也

無料のサービスから始めてみよう!

今回は、Pythonを学ぶチュートリアルとしてのおすすめ5選、というテーマでお話します。誰でも気楽に始められるように、ネット上で無料で学べるサービスを集めました。

Pythonは無料で学べる環境が整っているということですか?

そうですね。プログラミングは色んなサービスが出てきており、無料で学べるんです。なので、無料でまずは始めていくのが良いです。

1.Progate(プロゲート)

1つ目にご紹介するのは、Pythonを学ぶときのテッパン「Progate(プロゲート)」です。Pythonに限らず、初めてプログラミングを勉強する方は、まずProgateから始めるのが楽だと思います。ProgateにはPythonの学習コースが「Python Ⅰ」から「Python Ⅴ」まで用意されているほか、「Pythonの開発環境を用意しよう!」というコラムも掲載されています。ですからProgateでは、「Pythonに触れることから始めて、自分のパソコンで本格的にやってみようとする入り口まで」を学べる、というイメージで挑戦するとよいでしょう。

Progateを始める前に必要な準備ってあるんですか?

パソコンだけ用意すればOKです。ただし、タッチパッドではダメです。ノートPCかデスクトップPCを使いましょう。

ということは、インターネットでProgateにアクセスすれば、すぐにできちゃうんですか?

無料のユーザー登録をすればすぐできちゃいます。

すごい手軽ですね!

そうです。なので、まずはProgateからやってみるのが良いと思います。で、ProgateでPythonについて知って「次はどういうふうに学んでいけばいいんだろう?」と感じたら、次のステップにいきましょう。

2.PyQ(パイキュー)

Progateの次のステップとしておすすめなのが「PyQ(パイキュー)」です。PyQは「人気の言語Pythonで、初心者から実務レベルまで」と謳っており、Pythonを使ったプログラムの書き方というコンテンツが用意されているんですよ。しかも「Webアプリケーションを作ろう」とか「データサイエンスをやってみよう」など、とにかくPythonに特化したコンテンツが作られているんです。

へー、凄い!

PyQもブラウザ上だけで手を動かして学ぶことができるサービスです。ただし、PyQは以前は無料のサービスもあったんですけど、現時点では有料サービスのみとなっているんですね。なのでまずはPyQのWebサイトにアクセスして、コース内容などをチェックしてから考えてもらえれば良いと思います。

Progateでまずは無料で学んでみてから、本格的にやっていくぞ!と思ったときに、次はPyQで勉強してみることを考える、というイメージですね。

3.paiza(パイザ)ラーニング

次にご紹介するのは「paiza(パイザ)ラーニング」です。paizaは動画コンテンツと練習問題コンテンツにより学習ができるサービスであり、無料で登録ができるものです。paizaにはPythonの学習コンテンツもあり、その中の「入門編」が完全無料なので手軽に学び始められます。

なるほど、ところでpaizaでは転職支援までしているんですね。

そうみたいですね!ちなみに、paizaも画面上でコードが書けちゃうなど、取り組み方が楽なのでおすすめです。
Pythonのチュートリアルとしては、まずはProgate、PyQ、paizaの3つが良いでしょう。1つだけではなくいくつかのサービスを使い分けながらやってみると良いと思います。

4.Codecademy(コードアカデミー)

Progate、PyQ、paizaでPythonに慣れてきたら、次に海外のサービス「Codecademy(コードアカデミー)」をおすすめします。
Codecademyは無料のプログラミング言語学習サービスであり、Pythonのコースも用意されています。Progateと似ているかもしれませんが、コンテンツの量が多かったり、ブラウザ上で取り組めるっていう特徴もあり、全世界で使われているものです。英語のサイトではありますが、ブラウザの翻訳機能などを使いながら見て触ってみてください。

おしゃれなサイトですね。ちなみに、プログラミングを勉強するなら、英語は話せた方が良いんですか?

話せる必要はないですが、読めないと苦労しますね。むしろ、プログラミングを学びながら覚えていくと良いと思います。プログラミングの言語は英語で書いてあり、必ず意味を持たせてあります。「なぜこういうふうに書くんだ?」ということを考えてみたりして、英語の意味を読み取りながら学んでいくと、徐々にプログラミングの言語の意味も読み取れるようになっていきます。

英語に対する嫌悪感で「プログラミングいやだ!」って思っちゃう人もいそうですね(笑)

そうですね(笑)でも、英語はあまり気にし過ぎる必要もないです。「どうしてこういう書き方をするんだろう」ということに興味をもって調べてみる、という程度で良いと思います。

5.Udacity(ユダシティ)

最後に応用編として「Udacity(ユダシティ)」というサービスを紹介します。これも海外のサービスですが、全世界の人々に使われており、非常に有名な大学の教授やベンチャー企業の代表などの技術力の高い人たちが講師として動画レクチャーしてくれます。しかも一部サービスが無料受けられるんです。

無料で!?

無料です。「Intro to Computer Science」という無料のコースがあり、これがしかも字幕つきで見られるんです。

字幕付きですか!いいですね!めっちゃおいしいじゃないですか。

こういう良いサービスもあるんですよ!でも、こういうのは日本語でググっても出てこないんです。

そうですよね。動画を見る前に、英語表記のサイトという時点で諦めちゃうことが多いですよね。

そのとおりです。これは日本人の悪いクセです(笑)すでに欧米の人たちはガンガン利用していますよ。

6.Pythonの公式チュートリアル

今回はProgate、PyQ、paiza、Codecademy、Udacityの5つのサービスをご紹介しました。冒頭では「無料で学べるサービス」と申しましたが、PyQが以前とは違い今は有料になってしまっているので、最後にもう1つ無料のコンテンツをご紹介しておきましょう。

お願いします。

というのも実は、Pythonが公式のチュートリアルを公開しているんです。文字ばかり書かれているんですが、Pythonを学ぶにはこうやって使えばいいよ、というのが無料で見られるようになっているんです。ただし、これは本当に初見の人だと、1行ごとに分からない単語が3つくらい出てくると思います(笑)なので、今回ご紹介した他のサービスで慣れておいてから、こちらを見始めるのが良いと思います。

ある程度Pythonについて理解してからでないと、難しいんですね。

そうです。業界関係者に話を聞きに行くときに、ちゃんと下調べしてから行くのと同じです(笑)知っておかなければいけない前提がある、ということです。

なるほど。

まとめ

・初めてPythonを勉強するときは「Progate」から始めよう
・「Progate」をやってみて「本格的にやっていこう!」と思ったら「PyQ」や「paiza」に取り組んでみよう
・「Progate」「PyQ」「paiza」でPythonに慣れてきたら「Codecademy」がおすすめ
・応用編としては大学教授やベンチャー企業の代表などが動画レクチャーをしてくれる「Udacity」が良い
・Pythonの公式チュートリアルでも実は勉強ができる。ただし他のサービスでPythonに慣れてからにしよう

今回は、Pythonを学ぶためにおすすめのチュートリアルについてご紹介してきました。まずは「Progate」から始めてみて「本格的にやっていこう!」と思ったら「PyQ」や「paiza」に取り組み、Pythonに慣れてきたら「Codecademy」や応用編として「Udacity」にトライしてみる、というのが今回のお話の筋です。

特に「Codecademy」や「Udacity」は海外のサービスなので、英語表記が苦手な日本人は敬遠しがちですが、実は日本語の字幕が用意されているなど、英語が分からなくても学習できる環境が整えられていることもあります。そもそもPythonはじめプログラミング言語は英語表記であることが多いですから、英語を恐れずに積極的にトライしていく姿勢が重要です。

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