テクノロジー

2022年7月22日

なぜJavaScriptを学ぶのか

目次

1. なぜJavaScriptを学ぶのか
2. 初めてのJavaScript
3. 演算子や制御構文はなんのためにあるのか
4. 四則演算の演算子と変数
5. 数値と条件分岐を使って簡単なプログラムを書いてみよう
6. 繰り返し構文のwhile/for
7. JavaScriptの関数とは
8. デバッグに慣れよう
9. 簡単なイベントを実行してみよう

*上記のリンクにアクセスすることで、続きをDIVER Learningsで確認できます。

ゴール

  • JavaScriptがどのような特徴を持った言語なのか理解できる
  • Webアプリケーションの中でJavaScriptがどのような役割なのか理解できる

JavaScriptとは

JavaScriptの歴史

JavaScriptが開発されたのは1995年のことです。Netscape Communications社のBrenden Eichによって開発され、当時勢いのあった言語がJavaであったため、JavaScriptと名付けられました。JavaScriptは誕生から長い間、Webブラウザの見栄えをよくするための言語として使われてきました。

しかし、当時のブラウザの処理能力が低く、複雑なプログラムが作れないことなどが理由で、”簡単なスクリプト言語”と考えられ大きく発展しませんでした。
その後、GoogleMapなどのWebアプリケーションにJavaScriptが使用されたことなどをきっかけに、高機能なWebアプリケーションを作成できるプログラミング言語であると認識されるようになりました。

JavaScriptの特徴

JavaScriptはスクリプト言語
プログラミング言語にはコンパイル言語スクリプト言語があります。
その言語で書かれたプログラムをソースコードといいますが、プログラムを動かすにはコンピュータにそのソースコードを読んでもらわなければなりません。
コンピュータがわかる機械言語に翻訳することをコンパイルといいます。

コンパイル言語の場合は、プログラムを実行する時にコンパイルの作業が必要になります。
スクリプト言語の場合は、ソースコードをコンパイルする必要がなく、そのまま実行できます。JavaScriptはスクリプト言語です。

JavaScriptはオブジェクト指向型言語
「オブジェクト指向」という言葉を始めて聞いた方、または聞いたことがあるけど難しくてよくわからなかった方、大丈夫です。
オブジェクト指向を理解することは少し難しいですが、これからのJavaScriptの学習を通して、次第に理解できるようになっていきます。
今は単語だけ覚えて、学習を先にすすめていきましょう。

もしかしたらRubyのオブジェクト指向を理解されている方もいるかもしれません。
Rubyは クラスベースのオブジェクト指向言語 、JavaScriptは プロトタイプベースのオブジェクト指向言語 なので、少し異なります。
このシリーズではプロトタイプベースのオブジェクト指向については触れていませんが、JavaScript基礎学習からその先にかけて学習をしていくと良いでしょう。

複数の側面を持つJavaScript

フロントエンドのプログラムとしてのクライアントサイドJavaScript

ブラウザで動作するJavaScriptを クライアントサイドJavaScript といいます。
JavaScriptはWebアプリケーションの中でいうと主に フロントエンドを担当します。
“JavaScriptといえばフロントエンドの言語”といわれるほど、フロントエンドの言語としての認知が高い言語です。

Image from Gyazo

それはJavaScriptが、JavaScriptからHTML文書の要素を操作できる機能である DOM などのブラウザのAPIが充実しているからです。
API とはソフトウェアやアプリケーションの一部を公開し、外部のソフトウェアが利用できるようにしたものです。DOMや、JavaScriptからブラウザやウィンドウを操作したりする機能を、ブラウザがAPIとしてJavaScriptに提供しているのです。
これは他の言語にはないJavaScript特有のもので、JavaScriptが主にクライアントサイドJavaScriptとして使われる理由です。

さらに現在、HTML5には、ファイルのドラッグ&ドロップをする機能など、JavaScriptによるWebアプリケーションを作るためのさまざまなAPIが用意されています。
クライアントサイドJavaScriptを学ぶことで、高機能なWebアプリケーションを開発できるようになるのです。

バックエンドのプログラムとしてのサーバサイドJavaScript

ブラウザで動くフロントエンドの言語として使われることが多いJavaScriptですが、サーバの中でも使うことができる、バックエンドの言語としての一面もあります。
サーバで動作するJavaScriptを サーバサイドJavaScript といいます。
サーバで動作するバックエンドの言語といえばPHPやRubyなどがありますが、実はJavaScriptを使うこともできるのです。

現在のJavaScriptとECMAScript

クライアントサイドJavaScript、サーバサイドJavaScriptと多様な側面のあるJavaScriptですが、その中核となる技術が ECMAScript として規定されています。
ECMAScriptはECMA(Ecma International)という組織で標準化・公開されており、バージョンが更新されています。
クライアントサイドもサーバサイドも、まずはこのECMAScriptの内容をしっかりと学習することが必要です。
本テキストでは2015年に勧告されたECMAScript6を学習していきます。

まとめ

  • JavaScriptにはクライアントサイドJavaScriptとサーバサイドJavaScriptがあり、主にクライアントサイドJavaScriptが使われることが多い。
  • JavaScriptの中核となる技術がECMAScriptである。

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次回:2. 初めてのJavaScript

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