テクノロジー

2022年8月4日

ディレクトリとは

ゴール

  • ディレクトリとはなにかを理解する
  • ディレクトリ構造について知る

このテキストでは、Linuxコマンドを学習する前提となる概念「ディレクトリ」について解説します。

ディレクトリとはなにか

ディレクトリとは、WindowsやmacOSにおける「フォルダ」と同じ概念です。
「フォルダ」と「ディレクトリ」の明確な使い分けは特に定義されていません。
しかし、Linuxの文脈においては基本的に「ディレクトリ」が使われるため、以降のテキストでもこちらを用います。

なぜディレクトリ構造を学ぶのか

サーバとしてのLinuxを利用する場合でも、開発で利用する場合でも、コンピュータ全体を横断的に行き来して操作や設定を行う場面が多々あります。
どのようなファイルがどのディレクトリにあるかは、あらかじめ決められています。タンスのどの棚に何が入っているか把握しておくと支度が早くなるように、ディレクトリ構造を知ることで必要なファイルの場所を探すための基礎知識を得ることができます。

Linuxのディレクトリ構造とは

Linuxにおいて、コンピュータ全体のディレクトリ構造は図のようになっています。

Image from Gyazo

それぞれの名称と役割は以下のようになっています。
現時点では意味のわからない単語や概念もあるかもしれませんが、今すべてを理解する必要はありません。
実際にサーバ内のLinuxを操作するときに本格的に学習するくらいの気持ちで、ざっくりと把握しておきましょう。

ディレクトリ名 役割
/(ルート) 「ルートディレクトリ」と呼ばれる。コンピュータ全体のディレクトリを内包している。つまり、これ以降のすべてのディレクトリはルートディレクトリに含まれる。
/bin よく使うコマンド類を格納。
/etc システムの設定ファイルや、サービスの起動プログラムなどを格納。
/home ユーザごとに自動的に作られる。普段PCを利用していて、個々のユーザが好きにファイルやディレクトリを格納しているが、それらがすべてこの中に含まれるイメージ。
/sbin システムの起動や停止など、システム管理に必須かつ管理者権限を持つ特別なユーザしか使えないコマンドを格納。コマンドを格納している点では/binと同様だが、セキュリティ確保を目的に、ディレクトリを分けてこちらに集められている。
/tmp ファイルの変換や圧縮・展開時など、一時的にファイルを置いておく場所。
/usr プログラムやソフトウェア、ライブラリを格納。
/usr/bin よく使うコマンド類を格納。/binと似ており、中身が共通なこともある。
/usr/local ユーザが独自にインストールしたプログラムやコマンドを格納。
/var システムの動作ログなど、頻繁に書き換えが発生するファイルを格納。

まとめ

  • Linuxの文脈では、フォルダのことを「ディレクトリ」と呼ぶ。
  • コンピュータが動作するために必要なファイル類は、規格で定められたディレクトリ構成に則って配置されている。

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