テクノロジー
2023年1月1日数値の型の種類
- 数値の型の種類が理解できるようになる
- 数値の演算ができるようになる
数値の型の種類
数値のリテラルは半角数字です。半角数字を使用することで数値として認識され、さらに整数や小数などいくつかの種類があります。
よく使われる型は integer と、float です。
integer
10、-6などの整数です。
なお、0からはじまる数値は10進法以外の整数として認識されてしまいます。ご注意ください。
[例]
<?php
echo 0b100 . PHP_EOL; // 先頭に0bをつけると2進法として認識する
echo 0100 . PHP_EOL; // 先頭に0をつけると8進法として認識する
echo 0x100 . PHP_EOL; // 先頭に0xをつけると16進法として認識する
[実行結果]
4
64
256
float
1.5、-0.4などの小数です。
数値の基本の演算を押さえよう
基本の足し算(+)・引き算(-)・掛け算(*)・割り算(/)の他、特徴的な演算を確認します。
べき乗
**という演算子を使って、演算子の左辺を右辺の値で累乗します。
[例]
<?php
echo 3 ** 2 . PHP_EOL; // 3の2乗
[実行結果]
9
代入演算子
変数に対し演算処理を行ったものを、あらためて変数に代入します。
代入演算子には、+=、-=、*=、/=の4つがあります。
$x += 5; // $x = $x + 5 と同じ
$x -= 5; // $x = $x - 5 と同じ
$x *= 5; // $x = $x * 5 と同じ
$x /= 5; // $x = $x / 5 と同じ
[例]
<?php
$number = 10;
$number += 5; // 10に5を足した値をnumberに代入
echo $number .PHP_EOL;
[実行結果]
15
演算子の優先順位
四則演算子や上記の演算子を複数使って計算を行うとき、数学の数値計算と同じ順番で計算されます。
[例]
<?php
$number = 1 + 10 * 5; // 10 * 5 を行った後に 1 を加算する
echo $number . PHP_EOL;
[実行結果]
51
まとめ
- よく使用される数値の型として、
integer型やfloat型のデータ型がある。 +=や-=などの代入演算子を使い、演算処理を行ったものをあらためて変数に代入することができる。