インタビュー
2017年11月24日知らないはありえない。「技術を持つ職に」という祖父の言葉と共に…
即戦力コースを修了された小豆嶋 章浩さん。起業という夢を実現するために必要なスキルとしてプログラミング学習を決意。挫折を乗り越え、学び直すためにディープロへ入校されました。
知らないはありえない。「技術を持つ職に」という祖父の言葉と共に…
即戦力コースを修了された小豆嶋 章浩さん。起業という夢を実現するために必要なスキルとしてプログラミング学習を決意。挫折を乗り越え、学び直すためにディープロへ入校されました。
これまでの経歴を教えてください。
上流のコンサルから入るIT系ソフトウェア会社に所属しています。社会人2年目で導入コンサルタントとして1年ほどです。将来起業するためにいろいろと身につけたいこと、例えば英語やマーケティングなどがあり、そのうちのひとつとしてプログラミングを学習することはもともと決めていました。社会人になりマーケティングを学んでいるので、プログラミング学習を始めることで必然的に次の段階へ移った形になります。
将来はIT技術の会社を作りたいと思っているんです。
高校生のときから祖父に「技術がないものは食っていけない。技術を持つ職に就きなさい」
と言われて育ったので、そういう方面を目指すことが自然でした。
これまでもプログラミング学習をしていたんでしょうか?
そうですね。インターンでアプリケーションを作ったりはしていました。
ディープロに入校を決められた理由は何ですか?
実は今いる会社の企業内研修でプログラミングに取り組み挫折したんです。コードが書けませんでしたし、成績も良くなくて。それで、他の形で習いたいと思ってプログラミングスクールを探すとディープロの代表である野呂さんが自分と関連のある企業の出身だということがわかり俄然興味を持ち、ディープロの説明会に参加してみました。すると、スタッフのレベルが高く、どんな質問にも答えてくれて並ではないと感じ、入校を決めました。
80万円、費用発生事件
最も大変だった出来事は何でしょうか?
主に2つあります。
1つはAWSの課題で課金が発生する恐れのある難所があるのですが、そこに引っかかってしまったんです。
カリキュラムにある注意事項を読み飛ばしてしまっていたので完全に自分に非があったのですが、80万円分も費用が発生してしまい青ざめました。100万円損した人の話を授業で聞いていたので、まさか自分自身がそれを経験するとは思ってもいませんでした。メンターに相談して結果的には事なきを得ましたが、かなりのピンチでしたね。
もう1つ大変だったのは、プログラミングの構造を理解するのにかなり苦しみました。
例えばモデルとビューとコントローラーというのがあって、それがなぜ存在するのか、わからないまま進めてしまっていました。そこでメンターの方に助けてもらい、何がどうなっているか絵を描いてもらい、納得いくまで1時間ほどかけて手助けしていただいたんです。それ以降は深く理解できるようになってきたので、そこがターニングポイントだったと思います。
最初の頃は企業内研修のときの癖で、とにかく自分で調べることにこだわっていました。確かにそれも必要なことですが全体的にわかっていなかったので、今思えばわからないところは質問するべきだと思います。
あと時間を確保
するのが難しかったです。平日は仕事が忙しく、特にその頃は朝8時に始業してほぼ終電まで働いていました。土日しか取り組めず、その土曜日も仕事をすることがあり、ストレスは相当ありました。時間が足りなくて焦りはありましたが、焦らずに自分のペースで理解を深めることを重視
しました。今まで時間がかかっていた部分を、量より質へ立ち返ることでより少ない時間でできるように改善していったんです。ですからちゃんと理解しながら進めることが大事だと思います。
他人でも理解できるように例えて覚えることで理解を深める
エンジニアスキルを身につける上で、”大切にしていること”はありますか?
カリキュラムなどのわからない部分を質問し教えてもらったことでも、自分なりに具体例にして咀嚼するようにしています。
例えば”binding.pry”という、エラーがどこで発生しているか調べるツールがあります。それをプログラミングがわからない方に伝えてもわかるように、そのツールを別の何か、具体的には野球などに例えて覚えるんです。
ピッチャーが投げる球がわかっていればホームランが打てますが、打てていないところにはエラーが出ています。そういうエラーが出たときに、どこで発生しているか突き止めるようなツールなんだというふうに例えて理解します。
あくまで例ですが、他の人にもわかるように記憶させられるということが大事
です。それによって理解も深まり、類似的なものを当てはめることで忘れ辛くもなりますから、新しい内容が出たときには常にそのように考えています。
あとは、エンジニアの人が考えていることを少しでも理解することが大事
だと思います。「今まで当たり前と思っていたりんごやみかんなどの定義すら違っていた」というようなズレをなくすために、エンジニアがどう考えているのかというところを擦り合わせて、理解するようにしています。
今後目指す姿はありますか?
今後は留学をして海外で数学的思考能力を高めたいです。
エンジニアの人の観点は、マーケティング畑とまったく違うと思いますから、自分で起業する際に必要なスキルをさらに身につけたいです。
また、将来的に技術会社を立ち上げるのにプログラミングを知らないのはあり得ないので、顧客を理解するマーケティングと同じように技術を理解することが重要だと思っています。プログラミングを活用できるマーケットは広いので、ビジネスチャンスがたくさんあります。そこに飛び込んでみたいです。自分でアプリケーションを作って、少数精鋭で戦っていきたいと思います。具体的なサービス内容はまだ言えません(笑)
小豆嶋さん、インタビューありがとうございました!