インタビュー

2024年9月24日

滋賀県の高校教師からアプリ開発エンジニアに。開発現場で使うスキルと自信を先行習得し、キャリアアップ。

ディープロの卒業生の中から、就職決定した方をピックアップ。Webエンジニア4ヶ月短期集中コース(オンライン)の2023年5月期としてディープロに入校し、システムエンジニアとして就職決定した新谷優太さん。教員を退職してプログラミングスクールでWebプログラミングを学んだ経験、ディープロでの学習からの成長、今後の目標について伺いました。

プロフィール
新谷優太(しんたに ゆうた)
未経験からプログラミングの世界に飛び込み、ITエンジニアとして、株式会社マーケライズに就職。元々は教師として働いていたが、「確かなスキルと技術で課題を解決し、社会に貢献したい」という思いからディープロに入学。徹底した学習と実践を重ね、わずか数ヶ月でエンジニアとしてのスキルを習得。現在は、「積み重ねたことは、裏切らない」という信念で取り組んでいる。未経験でも挑戦する意志があれば、未来を切り拓けることを証明したい。

教員を辞めて未開拓のIT業界を目指す

ディープロ受講前、どのような状況でしたか?
教員を5年間していましたが、教員として今後も働き続けるか迷いがありました。
友人からプログラミングを学んで未経験からエンジニアになった話を伺い、興味を持つようになりました。友人と話す中で、エンジニアのスキル、求められることを知り、自分のやりたいこととマッチしていると思ったんです。

今後も成長し続けたい、未開拓を切り開くのが好きという思いから、教員をやめました。正直、元々IT系の職種に就こうと思っているわけではありませんでした。ただ教員として働いていた頃、勤め先がICT先進校だったため、ユーザとしてITに触れる機会が多くありました。その中で、「もっとこういう機能が欲しいな」という思いを実現できるようになりたいと思い、チャレンジしました。

ディープロを受講することで達成したいと思っていた目標はなんですか?
システムエンジニアとして就職することです。当時はエンジニアの知見がありませんでした。成長し続けたいという思いはありましたが、正直漠然とした目標でした。

他のスクールもある中で、なぜディープロを選びましたか?
口コミですね。未経験からエンジニアになった友人の兄妹がディープロの卒業生で、オススメされました。彼女もエンジニアとして就職していたため、説得力がありましたね。滋賀県在住のためオンラインで受講できる他のスクールも検討しましたが、実際に通った人のオススメが響き、ディープロを選びました。

挫折しやすい領域も同期と一緒に頑張れる

カリキュラムや講義内容について、どのように感じましたか?
エンジニアとして働く中で必要なスキルや考え方、人との接し方を学びました。そのおかげで、実際に働く時に活かせる技術を習得することができました。
ディープロは問題解決能力と自走力を大切にしています。自分でコードや技術を調べる力がつきました。プログラミングは、エラーの解決が分からないなど、挫折しやすい領域だと思います。しかし、ディープロには同じように目標に向かって努力している仲間と切磋琢磨し合う事ができるので、周りを見て頑張ろうと思えることも多くあり、良かったです。

ディープロを受講して良かったと思ったことはありますか?
先ほど述べた問題解決能力と自走力の他に、3点あります。
1点目は、チャレンジする機会が多いことです。例えば、個人だけではなく、チーム開発課題があります。同期の受講生が16人いたのですが、チームに分かれてお題に対して実際にチームで開発をしました。ここでリーダーとして、チームをまとめる経験ができました。実際に働いても1人で開発よりチームで開発する機会が多いため、先に経験できたことが良かったです。自由度高く、役割分担なども経験できました。これからのキャリアに活かせる経験をしました。
2点目は、コミュニティの縦と横の繋がりがあることです。同期は勿論、先輩や後輩とも関わりを持てるコミュニティが良いですね。
3点目は、メンターサポートです。解決法だけ教えてくれるわけでないことが魅力です。分からない時に直ぐに答えを教えるのではなく、「ここもうちょっと見てみたら?」と敢えて気づきを与えて下さいます。答えを教えるのではなく、ヒントを教えてくれる。まさに独力と指導の間の絶妙なサポートで自分で解決するスキルが身につけました。

職場で使うスキルを先に習得

スキルの習得において、最も役立ったと思うことは何ですか?
1番はテキストですね。実際に職場で使うスキルを先に習得することができました。
例えば、Amazonが提供するクラウドサービスの総称であるAWSの内容がありましたが、職場でもAWSを使用します。職場で使う技術を先に学べたことは嬉しかったです。
また、Ruby Silverという認定試験の勉強をする機会があり、正規表現やコードの出力に関する内容など、コードを書く経験では、得ていなかった知識が身につきました。手を動かすこと、知識を増やすことを同時に学べたことが良かったです。働く中で、どちらもエンジニアに必要なスキルです。

使い手から作り手になれた

受講前と比べて、自分自身のスキルや自信にどのような変化がありましたか?
実際に動くアプリをゼロから作れたことが自信になりました。前職でもパソコンなどは使っていましたが、アプリを使う立場でした。
ディープロで学んだことで、使い手から作り手になれました。どんなアプリでも自分で好きに作って良いため、自分の原体験を反映したアプリを作れたことも嬉しかったですね。現場で困っている声も実際に聞いていただけに、作成することができて、満足しています。

講師の指導方法やサポートについて、どのように感じましたか?
ピープルマネジメントが良くて、学ぶ体制が整っていました。上手く全体を見た上で、ファシリテートして下さりました。
ペアプログラミングという2人のプログラマが1台のマシンを操作してプログラミングを行う手法がありますが、ペアの人選といった細かい点まで考慮して下さったことを感じました。オンラインは空気を作ることが難しく、転けやすいけど感じやすい環境だと思います。そんな難しい環境で、ディープロは真面目とユーモアの塩梅がすごいと思いました。
スキル習得と別に、就職活動に対する不安にもアドバイスを下さいました。メンターが愚痴でもいいよと言ってくれて話しやすかったです。全体だと悩みを共有しづらいことも、個別でメンターに話せることは心の拠り所でした。

自分目線からユーザ目線の要件定義へ

ディープロ受講中に困難に直面した時、どのようなサポートを受けましたか?
先ほど述べた精神的サポートの他に、2点あります。
1点目は、チーム開発課題のマネジメントについてです。マネジメントで悩んでいた時に、メンタリングでアドバイスを下さりました。当然ながら自分も初学者ということもあり、他のメンバーと共同開発することは難しかったですが、丁寧にアドバイスを下さったことでチャレンジの機会を活かして多くの学びを得ることができました。
2点目は、オリジナルアプリの制作についてです。機能要件の洗い出しと機能の作成をすることは難しかったです。この時に、メンターが厳しい意見を下さったことが有り難かったです。ユーザ目線で考えると、こういう機能が合ったほうが良いとアドバイスを下さりました。そのお陰で、自分目線の要件定義からユーザ目線の要件定義に改良することができました。

ディープロを受講した後、どのような成果を得ることができましたか?
3点あります。
1点目は、第一目標としていたエンジニアとしての就職を達成できたことです。
2点目は、同期は勿論、先輩や後輩とも関わりを持てるコミュニティの繋がりができたことです。
3点目は、エンジニアとしての適性を見極められたことです。専門職として手に職をつけられたことが嬉しいです。自分にエンジニアとしての適性があるか、実際にアプリ作成をするまで、自信がありませんでした。しかし、ディープロで学んだ事で、プログラミングする事が楽しいと感じる事ができました。30歳未経験で転職して失敗したらどうしようという思いもあったので、自分の適性を判断するためにも良い場であると感じました。

学んだことは現在の仕事やプロジェクトにどのように役立っていますか?
テキストの内容や考え方が実際に開発現場でも出てきて、役立っています。アプリケーションの機能をサーバ上に配置して利用可能な状態にする一連の作業をデプロイと言いますが、ディープロでAWSにデプロイした経験が現場でも役に立つ事があり、嬉しかったです。職場で使う技術を先に学べたことは自信になりました。

適正な評価を受けられる環境

自分自身の経験を通じて、ディープロ受講を検討している方に伝えたいことはありますか?
未経験の事にチャレンジする事には、メリット・デメリットがあると思いますが、自分がやりたいことならチャレンジする価値はあると私は思います。IT業界は、年齢関係なく活躍できる業界だと私は思います。プログラミングができたり、ヒューマンスキルがある人には周りから認められ、適正な評価を受けられます。何歳からでもスキルをつけることができ、キャリアをアップできるところが魅力です。

学んだことを活かして、今後どのような目標を達成したいと思っていますか?
5年後までにプロジェクトマネージャーになりたいです。
ディープロのチーム開発課題でチームリーダーを経験したり、オリジナルのアプリを作ることができた経験は業務にも活かせると思います。業務レベルで管理することができるプロジェクトマネージャーを目指しています。

学んだことは、今後のキャリアにどのように影響すると思いますか?
自分の得意な領域を知ることや、技術の興味の幅を広げることに影響すると思います。エンジニアのキャリアプランとして、エンジニアチームのリーダーとなる人材や、プログラムを書き続ける人材など色んな道があることを知りました。
初学者段階で様々な方と関わりを持ち、様々なキャリアプランやエンジニアとしての働き方を知る事ができたことが良かったです。自分は、技術に携わりつつマネジメントをしたいと思います。ディープロで学んだことを活かして職場で活躍できるリーダーになりたいです。

卒業発表会のプレゼンテーション

そんな新谷さんの想いがこもった卒業発表会のプレゼンテーションはこちら。
4ヶ月間の集大成をぜひご覧ください。

ダイビックのことをもっと知ってみませんか?