インタビュー
2024年11月6日20代スーパー店長からエンジニアに。入社前後の期待と現実の葛藤を乗り越え、理想のキャリアを切り開いた。
ディープロの卒業生の中から、就職決定した方をピックアップ。2022年9月に入校し、Webエンジニア4ヶ月短期集中コース(オンライン)で学んだ松渕智樹さん。大手流通グループが運営するスーパーマーケットの店長から退職して、プログラミングスクールでWebプログラミングを学んだ経験や、ディープロでの学習からの転職活動、今後の目標について伺いました。
目次
入社前の期待と入社後の現実に葛藤
就職することがゴールじゃない
勉強の仕方が変わりアウトプットが習慣化
働くことが楽しくなった
理想のキャリアに修正できた
バックエンドのスペシャリストになりたい
卒業発表会のプレゼンテーション
プロフィール
松渕 智樹(まつぶち ともき)
専門性を身につけ、社会で活躍できる人材になりたいと考え、Webアプリケーションエンジニアとして未経験から転職。
日々新しい知識を吸収できる環境を楽しみつつ、前職で培ったコミュニケーションスキルを活かしながら、チームでプロダクトを作り上げることにやりがいを感じている。現在は、バックエンドのスペシャリストになることを目標に、日々研鑽を重ねている。
入社前の期待と入社後の現実に葛藤
ディープロ受講前、どのような状況でしたか?
新卒で大手流通グループが運営するスーパーマーケットに入社し、社会人3年目にディープロを受講しました。新卒で入社した企業では店長をしていましたが、残業内容や日々の業務に疑問を感じ日々葛藤
がありました。例えば、残業はパートの方などのシフトをフォローするために発生していました。
本当に自分がやらないといけない仕事なのだろうかと葛藤
がありました。また、業務効率化を提案しても提案を反映できなかったり、反映されるまでに時間が掛かったりしていました。
そんな中、労働組合に関わる機会があり、市場予測を行いました。その際に、近い将来ITエンジニアが不足する
ということを知りました。そこでITエンジニアになろう
と思い、社内大学かスクールで学ぶことを検討し、スクールで学ぶことにしました。
元々、モノづくりが好きでした。スーパーマーケットで働いていた時も、自分が作った売り場が評価され、売り上げが上がることが楽しかったです。市場とやりたい仕事の傾向を考えた時、ITエンジニアに魅力を感じました。
ディープロを受講することで達成したいと思っていた目標はなんですか?
ITエンジニアとして就職することです。また、ディープロで学ぶうちに、バックエンドのスペシャリスト
になりたいと思うようになりました。バックエンドはロジックを組みます。フロントエンドは、バックエンドほどロジックを考えることに全集中できません。
ロジックを組むことはパズルのようで、自分が考えたロジックを反映できることは楽しい
と感じました。スーパーマーケットで働いていた時も、お客さんの動線を意識して売り場を設計することが好きでした。ロジックを組むことに全集中できるバックエンドを極めたいと考えました。
就職することがゴールじゃない
他のスクールもある中で、なぜディープロを選びましたか?
3校のスクールで比較検討をしていました。他のスクールは、いかに良い会社に就職できるかを説明していましたが、ディープロだけは違いました。個別相談をした際に、「就職をすることがゴールじゃない
」と説明されました。
就職した後の人生をスクールが説明した姿勢に共感して、ここで学びたいと考えました。
カリキュラムや講義内容について、どのように感じましたか?
勉強する順番のルートを体系立てて組んであった
ことが良くて、助かりました。自己学習だとどこから手をつけたら良いのか分からない人もいると思いますが、HTMLを学んだ上でRubyを学んだり、Webページの仕組みを学んだ上で自分のアプリを作り上げたりと、スムーズに理解を深められる工夫
を感じました。
ディープロを受講して良かったと思ったことはありますか?
アウトプットする機会が多い
ことが良かったです。インプットだけでは知識は定着ししません。ディープロは同期や先輩、後輩と話して教え合う機会
があったり、一緒にワークする時間が多かったです。学んだ知識を実際に使って自分の力にできるように感じました。
勉強の仕方が変わりアウトプットが習慣化
スキルの習得において、最も役立ったと思うことは何ですか?
アウトプットする習慣
が身につきました。勉強の仕方が変わった
ことを実感しています。以前はインプットの量を重視していましたが、今はいかにアウトプットするかを重視しています。新しいフレームワークを勉強する時に、まず1回作ってみる
ことから始めます。
そうすると、自分の分からないポイントが分かるので、分からないところを調べていくと効率的に知識をつけることができます。
ディープロで学んだことでアウトプットしながら学ぶように変化
していきました。資格の勉強をする時も、テストの問題を先に解いてから分からないところを学ぶようになり、習慣が変わりました。
働くことが楽しくなった
受講前と比べて、自分自身のスキルや自信にどのような変化がありましたか?
基本的なITの仕組みを学ぶことができ、働き方自体も大きく変わりました。例えば、前職では残業する時に本当にやらないといけない仕事なのだろうかと思っていましたが、残業の意味が変わりました
。今は自分が手を動かすことがアプリの機能のリリースに繋がる充実感があります。
自分の作ったアプリがリリースされて、使ってくれる人がいることが面白いです。働くことが楽しくなりました
。前職では、日々の仕事がルーチンワークばかりでしたが、今は毎日違うことをしています。新しいことが好きなのでとても楽しいです。
また、UI/UX改善、要件定義、業務効率化など、今は自分から提案することが多くなりました。
前職では、提案しても自組織が動くまでの速度が遅くてもどかしく感じていました。今はスピーディに反映されるので提案することが楽しい
です。
講師の指導方法やサポートについて、どのように感じましたか?
分からないところを一緒に調べていただいたことで、調べ方を学ぶことができました
。以前は誰かが書いた記事を見て解決しようとしていましたが、公式のリファレンスを第一で見にいくようになりました。公式のリファレンスは固い書き方であったり、英語であったりして苦手意識がありましたが、講師から学んだことで調べ方が変化
しました。
実際に仕事で使う時に自分が使う要件と、QiitaやZennといったエンジニアのための情報共有コミュニティに記載ある内容が一緒のことはほぼありません。プロとして仕事をする上で必要な調べ方、調べる姿勢
をディープロから学びました。
ディープロ受講中に困難に直面した時、どのようなサポートを受けましたか?
メンターに真摯に向き合っていただきました。例えば、卒業課題を作っていた時に、テキストに載っていない情報を調べて作ったことがありました。その際に、新しい技術の情報のためメンターも一緒に1週間調べてくれたり、詳しいエンジニアを連れてきてくれて一緒に解決できました。テキストに書いてない新しい技術の情報だとしても、真摯に向き合ってくれた
ことが助かりました。そのおかげで、インフラの部分を理想としていた形で構築できました。
ちなみに、卒業課題は「面倒なことはやらない。」をコンセプトとした消耗品管理アプリを作りました。Stock Rollerというアプリです。詳細は下記の卒業発表会のプレゼンテーションをご覧いただけたらと思います。
理想のキャリアに修正できた
ディープロを受講した後、どのような成果を得ることができましたか?
ディープロのコミュニティのお陰でスキルアップしやすかった
です。
卒業後もコミュニティの繋がり
があり、去年はオフラインの勉強会がありました。社長の野呂さんも来てくれました。これからも勉強会に参加したいです。
就職活動では、ディープロを卒業して2週間程でSES(システムエンジニアリングサービス)の企業に内定
しました。ディープロの卒業生の方が多くいる企業
で、最初の上長もディープロ卒でした。そのため、実際の現場で必要なフォロー
をしてもらいながら働くことができました。
SESの企業はディープロで学んだRubyを多く扱う企業で、学んだことを業務に活かしやすかったです。初めてのエンジニアとしてのキャリアを積んだ後、バックエンドのプロになり、BtoCに関わりたいという思いから、2024年8月2回目の転職に挑戦しました。
新卒で大手流通グループが運営するスーパーマーケットに入社した時から、お客さんからのフィードバックを反映して仕事したい気持ちは変わりません。
自分の価値観を大切に、理想のキャリアに修正できた感覚
があります。過去を振り返った時、今が1番やりがいを感じています
。
学んだことは現在の仕事やプロジェクトにどのように役立っていますか?
ディープロで学んだことは全部今に繋がっている
と感じています。エンジニアじゃない人に対して、エンジニアの仕事を説明することもできるようになりました。
ディープロには同期がいるお陰で、同期からされた質問に答える機会がありました。質問をされると、自分が分かっていることを、分からない人に対して言い換えて説明する力
が伸びます。
同期の理解の差があるからこそ、分からない人に説明することができます。分からない人がいることに価値があります。実際の現場でも1人で働くことは少なく、チームでプロダクトを開発することが多いです。
ITを学ぶだけではなく、チームで働くために重要なスキル
を伸ばすことができました。
自分自身の経験を通じて、ディープロ受講を検討している方に伝えたいことはありますか?
幸せになるためには、好きなことを仕事にしよう
と伝えたいです。リモートワークをしたいからエンジニアになりたいという人もいますが、その気持ちだけでは良いエンジニアになることは難しいと思います。
リモートワークは1人でパソコンに向き合うので、孤独になりやすいです。モノづくりが好きとかITが好きとか、好きがあるなら是非挑戦してほしいと思います。
バックエンドのスペシャリストになりたい
学んだことを活かして、今後どのような目標を達成したいと思っていますか?
バックエンドのスペシャリスト
になりたいです。また将来のありたい姿としては、10年後などにCTO(最高技術責任者)になりたい
です。小さな企業でもいいから、システムの統括ができるくらいの責任、影響を持てる立場に成長したい。それくらいの強いエンジニア
になりたいです。
以前に案件で関わった会社に、セキュリティに強いCTOがいました。一芸に秀でている方で、自分も一芸に秀でるCTOなりたいとに憧れています。
学んだことは、今後のキャリアにどのように影響すると思いますか?
専門性を身につけた経験は、バックエンドのスペシャリストになるために今度も影響
すると思います。
また、ディープロで学んだRubyを今後も使っていくだろうと感じています。初めてディープロで開発体験をした言語で、書きやすいことに魅力を感じています。今後も仕事で使い続ける
と思います。
卒業発表会のプレゼンテーション
そんな松渕さんの想いがこもった卒業発表会のプレゼンテーションはこちら。
4ヶ月間の集大成をぜひご覧ください。