インタビュー

2019年11月26日

ディープロの田村友紀さんインタビュー !英語教育→演劇→IT。心に従って生きるという生き方

英語教育を志していた田村友紀さんが、なぜプログラミングの世界に足を踏み入れたのか?教壇に立った時の気づきから、演劇、そしてプログラミングを経験してきたディープロのメンターが「これから学ぶ受講生に伝えたいこと」を語ります。

教壇に立って気づいた、自分の生き方に自信のない自分

IT業界に興味を持ったきっかけを教えてください。

ディープロに来るまでITとは本当に無縁で、直前は演劇などをしていました。

ええっ!すごい方向転換!詳しく聞かせてください。

もともと教育に興味があって、教育学部で学んでいました。けれど、大学卒業後はお芝居の道を選んだのです。教育は一旦、横に置きました。

どうしてお芝居の道に?

なぜお芝居の道を選んだかというと、教育実習で高校を訪れた際に自分の迷いに気付いたからです。教育実習って教壇に立って生徒に背中を見せますよね?若くて未来ある視線にさらされて、「自分はこの生徒たちに何を教えていけるのだろうか」「自分の人生をかけて伝えられることはあるのだろうか」という感情にのみこまれました。 進学して、就職して……といった“一般的”といわれるレールに乗らず、「大人がびっくりするようなことをやってみたい!」と生徒から相談を受けたら、私はちゃんと背中を押してあげられるのだろうか、「できるよ!」「やってみなよ!」と本心から言えるかどうか、自分に自信がなかったんです。

ふむふむ、自信……。

その理由は、当時自分が心に従って生きていないと感じていたからなのでしょう。「私自身が興味を持っていることにちゃんと取り組んでいないからだろう」と思いました。実は私、「舞台をやってみたい」と思っていたんです。なので、これを機にそっちの道に一度挑戦してみることで、何かを言える自信を持とうと思いました。背中で語れる先生になるために、一度心に従って行動してみようと、演劇を選択しました。

すごい決断ですね。演劇の世界では、どんなことをされていたのでしょう?

Image from Gyazo

やりたいことを全部やることができた気がしています。舞台、映像、ポスター撮影……。10年間、興味があったことに積極的に触れてきたことは、そのまま自信になりました。 もともとお芝居は「教育者として、自分の人生を語れるように」という目的が根っこにありましたので、「お芝居で芽が出なかったら、これをどういう経験にして、どう生きていくか」ということは、常にイメージするようにしていました。

お芝居をやめられた時、何か達成感のようなものは得られましたか?

Image from Gyazo

そうですね、やりたいことに全力で向き合ったという経験は大きいです。お芝居は大学に入ってからのチャレンジでしたが、小さな頃からやりたい気持ちはあったのだと思います。もともと興味はあったけれど、それを“職業にできる”とは思っていませんでした。けれど、ちゃんとお金をもらってやってみたいと思い、きちんと挑戦できた。10年間やってみて、自分の中で区切りをつけられました。 そこで、もう一度教育へ、と向き直したのです。

英語とITを掛け合わせられたら、誰にも負けない自分になれる

では戻って、教育に興味を持つきっかけは何だったのでしょう?

中学の時に通っていた塾が楽しかったことですね。授業の内容もそうですが、親身になって話を聞いてくれる先生や友達の存在も嬉しくて、学校帰りに直行していました。その頃の友達や先生とは、まだ繋がりがあるんですよ!分からないところを教えてもらって分かるようになったり、仲間と勉強をしたりするのが、とても楽しかった。 それで先生っていいなと思いました。

教える立場は教える立場でも、IT。ディープロのメンターを志したのはどうしてですか?

英語の先生を目指して、ずっと英語には触れていましたので、英語で職を探そうと思っていた時にディープロの募集を見つけました。ITですけれど、「知識不問、教育への情熱がある方」と募集要項には書かれており、「未経験でもOK」とあったんです。ITはこれから伸びる分野。もし、英語とITを掛け合わせられたら、きっと自分が強くなっていくだろう、誰にも負けない人になれるだろうなと思いました。

キーワードは「情熱」ですね。

はい。新しいこと学ぶのも大好き。面白そうと思って飛び込こみました。よく聞かれるのですが、もともとPC関連に興味があったとか、ITの知識があったとかでは本当にないんですよ。英語とIT、ふたつとも世界共通だから、広げた先を見てみたいと思いました。

何か、特別に田村さんを惹きつけたものはありましたか?

「ルワンダ展開」ですね。手伝いたいと思いました。面談の時には、まだ実現も確実ではないし、英語を使った仕事はないかもしれないとも言われました。けれど、野呂さんには「この人はきっと実現する」と感じる何かがありました。それで、野呂さんについていってみたいと思ったのも動機です。

未経験からの入社。入社後は大変でしたか?

ディープロは入社テストがとても厳しいんです。社員のみならず、アルバイトも実施。全員ワークをしなければいけないんですよ。そのワークが4つテキストを作るというものなのですが、私は全く知識のないところからの挑戦でしたので、どれだけ資料を調べて、どれだけ受講生さんに伝えていけるかが課題。3週間かかりました。未経験じゃなければ1週間でできるんじゃないかな(苦笑)

でも3週間かけてやっているうちに、自分の本気さが見えてくるんです。必要な本を自分で見つけ理解していく大変さは、どれだけ入社したいかという意欲を問われていると感じましたし、キャッチアップの力も問われている。提出方法を指定されているのは、新しいツールを使いこなす技量をテストされていたんだと思います。即戦力にならなきゃいけないんだなと感じました。

実際入社されてからはいかがでしょう?

だんだん自分の弱いところと、受講生がよく質問をするところが掴めてくるようになりました。そして1年経った今は、より自分のやりたいことが明確になりました。IT教育が世界で発展する中、日本の学校でも英語とITが必須化されます。ディープロの場を借りて世界と関わりながら、日本のITと英語教育に貢献していきたいと思っています。

Image from Gyazo

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