インタビュー

2020年10月19日

【卒業生インタビュー】自分のやりたいこと100%に向けた戦略と行動力「楽しいとかワクワクすること以外、したくない人生だ」

DIVE INTO CODEの卒業生としてエンジニア業界で活躍されている人へのインタビュー企画。今回は、2019年5月期のWebエンジニアコースを卒業し、会社で活躍されている鈴木 翔さんです。DIVE INTO CODEの受講生の中でも、一際早く転職活動に成功された鈴木さんに、受講期間中の勉強や転職活動、今のお仕事について伺いました。

これまでの営業経験と人生で1番ハマるプログラミングをかけ合わせて、「総合力の高いビジネスマン」を目指す

自己紹介をお願いします。

鈴木 翔です。今は29才で、札幌の出身です。
2019年4月まで、広告代理店との営業を7年していました。2019年4月に仕事を辞めて、5月にDIVE INTO CODEに入校して、7月に内定をいただきました。そして9月からは、自社開発の企業で300万人くらいの会員数がいるポイントリワードサイトのエンジニアとして働いています。

2019年11月には、卒業生LTで登壇もしてくださいましたよね。
「卒業2か月前の就職活動談」というテーマで、鈴木さんの就職活動の戦略がよくわかりました。普段から登壇やプレゼンはされているんですか?

プレゼンとかは嫌いではないですね。求められたらするって感じです。

プレゼンやスライドの完成度が高かったので、よくされているのかと思いました!

本当ですか?もともと営業をしていたからですかね。資料作りとかは好きです。今の会社も発表の場などは多いです。

LTのときの資料もとてもわかりやすかったです。

Googleスライドのテンプレートを元にしているだけなんですけどね(笑)

要領が良いというか、ポイントを押さえるのが早くて得意なイメージですよ。

それは言われるかもしれません。でも器用貧乏みたいなもので、ある程度まで行ったら伸びないタイプだと思います(笑)

ご自分でそう思っているだけですよ!(笑)

資料とかは時間をかけるタイプではあります。資料がちゃんとしていないと緊張してしまうんです。

そうなんですか!堂々とLTされていたので、とても意外です!

結構、緊張するんですよ。

そうなると営業のお仕事は緊張することが多そうなイメージですが…もともとエンジニアになろうと思われたきっかけは何だったのですか?

営業の仕事を7年していて、もちろん営業としてひとつのプロジェクトで物を売っていったっり広告を作っていったりシステムを作っていったりと、一員として社会に価値を提供できているとは思っていました。でも突き詰めていくと、実際に物や広告を作っているのって技術の人なので、それを自分で手がけて作ってみたかったんです。

あと、営業と技術の両方を掛け合わせたら、マルチに活躍できるビジネスマンになれるんじゃないかなと思いました。僕は「すごいエンジニアになりたい」といった思いはそこまでなくて…「強いビジネスマン」「総合力の高い人」みたいになりたいと思っています。

「一生勉強できるものが欲しいな」とも思っていましたね。もともとWebとかも好きで、広告代理店もWeb系のところでしたし、SIerに行ったときも実際にエンジニアの方が作っているのを見たりして、「どうやって作るのか」よりも「なんで動くのか」が気になり始めて、「好きかもしれない」と思っていろいろ調べ出しました。そうして、エンジニアに行き着きましたね。

実際に勉強してみていかがでしたか?「一生勉強できそう!」って感じましたか?

そうですね。
会社でも言っているんですけど、人生で1番ハマるものに出会えました。仕事が終わってからも、勉強というよりは趣味でやっていますし、土日も暇があればやっていますね。普通に仕事以外に趣味としてハマりましたね。もともとオタク気質なので、ハマると深めたくなって、どうせならコンピュータサイエンスからすれば良かったなと思っています。

ちなみに、他にハマっていたことには何があったんですか?

例えば音楽。バンドをしていて、大学で軽音をして社会人になってからも2〜3年していました。自主制作でCD作ったりと結構、本格的でしたね。西は京都や奈良まで行ってライブをしたりしました。観光とかは全然しないで、ライブに直行直帰したり…機材とかもあるので車で行ったんですけど、僕しか運転できなかったので辛かったです。もう車では行きたくないです(笑)

すごいですね!そのCDはもう聴けないんですか?

YouTubeで聴けます。

そうなんですね!チェックしてみます!

僕以外の他のメンバーはまだ活動しているんですよ。

鈴木さんは今はもう音楽よりプログラミングですか?

今は趣味で気晴らしに弾いている程度ですよ!(笑)

実直そうなスクールで仲良しの同期と一緒に、メリハリをつけて学習する日々

弊社に通おうと思われたきっかけもお聞きしたいのですが…そのときも結構、研究されたんですか?

はい。当時、ネットでたくさん調べて、渋谷に固まっているスクールを全部見ました。DIVE INTO CODEで面談を受けたときのことですが、他のスクールはきれいだったりするじゃないですか。でもDIVE INTO CODEは駅からも遠くて立地は良くないのですが、対応が丁寧で、面談をしてくれた方が営業っぽくなく、ちゃんと面談してくれました。正直に「年収は下がるよ」とか教えてくれたし、変に夢を持たせないところが良かったです。
イケているスクールだとインスタやYouTubeを開けば広告が出てきますが、良い意味でDIVE INTO CODEはそこにお金をかけていないなと感じました。

そうですね…(苦笑)

他のスクールでは人も多かったし、いる人がキラキラしていて…僕はそういうのが苦手なので、真面目そうな人が集まっているところが良いなと思いました。
正直に話してくれたところと、面談が1番濃密だったところが大きいですね。僕の面談のときには、面接をされているのかと思いました。「ここまで聞かれるということは何か一定の基準があって、その基準が満たされないと入校できないのかな」と感じて、「落ちるのかな」と思った程でした。この面談のときに、「久しぶりに人生を深掘りしたな」と感じました。子供の頃の体験まで遡った覚えがあります。
それくらい丁寧で、真剣に人を見ていて、実直な印象がありました。上辺だけではなさそうでしたね。

ありがとうございます。確かに弊社はキラキラはしていないですね…

DIVE INTO CODEは調べないと出てこないですし、どうやって自分が見つけたのかも覚えていないのですが、ネットを見ていて見つけたんだと思います。

弊社の広告は多くないので、見つかり辛かったと思います。

そうですね、インターネット上でのレビューとかもすごく少なかったです。Twitterで検索してもあまり出てきませんでしたね。

同期の方々ともすごく仲の良いイメージです!

すごく仲良いですよ!僕はあまり誘われないので自分から声をかけるんですけど(笑)いまだに1〜2ヶ月に1回は会っています。来月も集まります。飲み会もしますし、同期がDEMODAYで優勝したお祝いや就職が決まった人のお祝いもしました。普通にただ飲みたいだけのときもあります。
土日とかもよく一緒に勉強したりしていますね。ひとりだと寂しいし寝てしまうので(笑)月に1〜2回、開催しています。

鈴木さんはよく幹事みたいなことをされているんですか?

というか僕、誘われたことないんです。僕がずっと誘う感じで、毎回「集まろう」と言って、お店を決めてます。そうじゃないと集まらないんです。
僕、だいたいそういう人生で、あまり人から「遊ぼう」とか誘われないんです。自分から誘って遊ぶタイプです。嫌われているのかな(笑)

鈴木さんの受講期は、どの方も声をかけるタイプだと思っていました!

そうでもないですよ。
忙しいのかしれませんけど、引っ込み思案が多いのかもしれません。「皆、忙しいのかな」と遠慮している可能性もあります。僕はあまり遠慮しないタイプで、人のことはあまり考えないので、「飲みたいな」と思ったら自分から声をかけます。

でも結構集まるんですよね?

そうですね。

人と何かされるのが好きなんですか?

はい、好きですね。ひとりでというのは、あまり好きではないです。食べることに関しては、ひとりですけど。

スクールでの思い出とかはありますか?

プログラミングをしていて、できなかったことができるようになったときは楽しかったですね。でも基本、辛かったですね(笑)
僕はプログラミングに関しては理解が遅くて、最初は8時間勉強するのも久しぶり過ぎてきつくて、やりたいんだけど集中できない感じでした。

どうやって乗り越えたんですか?

気合いです。
あとは、「体力をつけたらどうにかなるかな」と思って、積極的に運動したりしていました。ジムに行ったり、もともと走るのが好きでマラソンとかもするので、走ったりもしていました。家が多摩川に近いので、その辺を走ったり、あとはジムでバイクを漕いだりですね。

時間の捻出は難しくありませんでしたか?

そうですね、「今日はジムに行く」と決めたら、その日はもう帰ってから勉強はしなかったです。集中できないと思ったら、やめていました。集中できないときに勉強して、次の日に全然頭に入っていない方がヘコむので、「できない」と思ったら外に出たりして、キッパリと諦めていました。もちろん粘ってするときもありますが、メリハリは作っていました。
あとは、「働けばなんとかなるかな」と思っていました(笑)追い詰められて力を発揮するタイプなので、仕事を辞めてDIVE INTO CODEに通い始めましたし。

勉強に関して言うと、たまに急にわかるときがあるんですよ!今までわからなかったことを2〜3日考えていて、違うことをしているときに急に「点と点が繋がって線になる」のが気持ち良いです。エラー解決をゲームみたいに感じます。それが楽しいし、絶対にエラーを解決する正解があるので、はっきりしていて良いなと思います。
営業の仕事では全然、正解がありません。ベストプラクティスなどを勉強しても、結局は人と人なので、相手の気分や会社の状況など自分の実力以外で決まることも多かったです。
プログラミングでは、自分がキーボードで書いたプログラムだけで機械が判断して精度を決めるので、おもしろいなと思いました。

確かに営業はいろいろな要素が関係しそうですね。

気に入られる・気に入られないといったこともありますしね。
あと、営業でつく力もふんわりしているように感じました。関係構築力やプレゼンテーション能力など、数字で計れないものばかり溜まっていって、いざ「自分は何ができるか」を考えたときに、何かしらできるとは思うのですが、どう比べていいのか、どこにいるのかもわからないと感じました。「できる営業」と「できない営業」の違いもよくわからなかったので、ちょっとモヤモヤしていました。

契約件数とかで言えば数字で出せるかもしれませんけどね。

そうなんですよね。でも「その内容がなぜ取れたのか」という理由の部分と同じことを、他の人が全部しても、同じように契約を取れるわけではありません。それを嫌いとは思っていませんでしたが、7年くらい働いてみて、「ちょっとな」と思っていました。

先程の「2〜3日考えていたら急にわかる瞬間がある」といったお話ですが、結構、ご自分の中で考えることが多いですか?

どちらかと言うと、割とすぐに聞いていました。わからないので(笑)
最初のうちは聞いてもわからないことの方が多く、質問したらわからないことが3個くらい増えて帰ってきていました。それがだんだんと減っていって、「あ、あれか」と理解していた感じでした。
もちろん、考えてわかるものであれば考えていましたが、プログラミングに関してはしたことがなかったので、知識がないことでは繋がるものもありません。

質問することで、自分の考えていることがわかりました。実際、わからないと質問はできません。最初は質問もできていなかったと思うのですが、それを繰り返すことで、質問をする前に緊張して整理するようになるんです。

緊張するんですか(笑)

DIVE INTO CODEは質問する際に、「理想と現実のギャップをどれだけ明確にできているか」を意識して質問するように教えていますよね。それで「ヤバいな」と思って、聞きたいと思ったときには、ちゃんと1回、自分の中で「これがこうで、ここまではわかっているな」と確認していました。そうでないと伝わりませんので。
このおかげで考えが整理できて、質問してわからなくても持ち帰って、何かをつかみかかって、わからなかったことが解消されていくといったパターンでした。

周りの同期の方とはどうでしたか?

同期にも聞いていました。ただ、最初は皆わからないんですよね(笑)
でも、わからないなりに、わからない同士の教え合いによって、わかることもありました。できる人が当たり前だと思っていることがあると思うのですが、それを少しわかった人に教えてもらうと、「なるほど」と思えました。メンターの方からすると、初学者は「そんなことも知らないの?」というレベルだと思います。メンターの方は教えるのが仕事だから、受講生の目線に合わせるようにされているとは思いますが、実際の初学者はもっと下にいると思いました。

同期の皆さんとの今の勉強会はどんな感じなんですか?

もくもく会みたいな感じですね。テーマはそれぞれ自分のしたいことで、ただ一緒に集まって沈黙しながら勉強して、時々話しながら勉強しています。
働き始めると、会社で使っている技術が違うので、共通のテーマにするのは難しいです。僕の場合はもうRubyを使っていませんし、同期にもRubyを使っている人はほとんどいません。皆、偶然にもPHPですね。

なんだか居心地が良さそうな雰囲気ですね。

時々しゃべりすぎて全然勉強していないときもありますけど(笑)

「同級生」って感じですね(笑)社会人になってからは新鮮ですよね。

だいたい土曜日に勉強会をして、終わったら飲みに行っています。飲み会がメインかもしれません(笑)ただ飲み会をすると休日を無駄にした気がするので、その上に勉強会を乗せておけば、良い休日を過ごした気分になれます。

「早く自分が入りたいと思う会社に入りたい」を目標に、自分という商品を売る練習

楽しい思い出が多そうですが、先程「基本、辛かった」とも仰っていましたよね?

辛かったのは、進みが遅かったことですね。あと、周りは入校前にテキストをきちんと学習していたようでしたが、仕事を辞めて楽しかった僕は「少しやればいいかな」と甘く考えて遊んでいました。それはそれでよかったのですが、集中もできなくて、全然できず、だんだんとスケジュールから遅れてしまいました。日にちが迫ってきて焦ってくるし、最初は遅延学習法を勧められて、「わからなくても前に進め」と言われてましたが、僕はわからないまま振り返らずに進んでしまって、本当にわからなくなってしまいました。「いつ振り返れば良いんだろう」と気づいた時には、取り戻すのが大変でした。

どうやって取り戻されたんですか?

時間をかけました。
あとは、テキストも良いですが、ネットとかで「誰でもわかる」「猿でもわかる」といったイラストや図のある教材で、感覚的な理解をしようとしていました。引数とか最後までわからなくて、最後の方でだいたいなんとなくわかってきた気がしました。僕は途中で早めに転職活動をガッツリしていたので、それで遅れていったというのもあります。

鈴木さんは転職活動を始められたの、早かったですよね。

早かったですね。「早くしよう」と思っていました。
いろいろな考え方がありますが、まず第一に僕は卒業後にひとりでまともに転職活動できる気がしなかったんです。なので、卒業するまでに絶対就職したいなと思っていました。入校時の自己紹介上では「年内に」といったことを言っていましたが、気持ちとしては、卒業と同時に働いていたかったんです。

そうなるとやはりカリキュラムと同時進行は大変でしたよね。

そうですね。時間が減るばかりで、結局、受講期限の1日前に卒業しました。死ぬかと思いました。就職は決まっていて、卒業しないといけないし、延長もできないですから。
正直、卒業できなくてもいいとも思いましたが、「なんかキリが悪いな」と思えましたし、受講料も払ったので、卒業したかったですね。

あと、皆だいたい「卒業してからポートフォリオを作って…」といった未経験の定石のような方法で就職活動しますよね。僕はそれの逆を行けば、競争相手が少ないのではないかと思ったんですね。さらに「面接がうまくなれば転職活動だから大丈夫だろう」という謎の自信がありました。
未経験でたどり着けるレベルの上限は絶対決まっていると思っているので、技術は評価されないと思いました。僕という商品を売る練習をずっとしていましたね。おそらくプログラミングスクールでするような内容ではないことを、ずっとしていました。

そこにはこれまでの営業経験が活きていましたか?

そうですね…むしろ、「皆はなぜ自分の過去をアピールしないんだろう」という純粋な疑問がありました。意外と皆、今していることだけを話すので、チャンスだと思いました。
僕は今勉強していることは当たり前だと思っていました。「エンジニアになりたいから勉強しています」というのは当たり前で、「どういう人生を生きてきたのか」とか「今何ができるか」ということをしっかり伝えた方が早いかなと考えたんです。

LTのときにも「営業×技術」といったことを仰っていましたよね。今のお仕事では、その夢は叶いそうですか?

まだ「営業×技術」を体現できていませんが、今の会社は技術ドリブンではなく、マーケティングやビジネスサイドが強いので、サービスの運営とかグロースについてかなり学べています。それに加えてエンジニアリングがあるので、バランスが良いです。
やりたいことは割とできていると思います。会社は本当に満足しています。

よかったです。それは嬉しい限りです。
御社の魅力はやはり、マーケティングの強さとバランスの良さでしょうか?

それは僕が感じた面ですね。「会社に貢献しろ」ではなく、「会社を使って自己実現しろ」みたいな会社です。そのため、「組織とは何か」「仕事とは何か」をとても考えさせられて、そういう時間がすごく多いです。チームビルディングなどに多くの時間を割いています。僕はチームで何かをするのがすごく好きなので、合っています。
毎日、朝会発表のようなこともあり、10分くらいのプレゼンをすることもありました。「ユーザも自分のファンになるような仕事をしましょう」という理念が好きです。

素敵な会社ですね!

面接にもすごく時間をかけていて、DIVE INTO CODE並みにものすごく深掘りされます。そのときの採用担当の方がWantedlyで100人くらい会って、僕はその内のひとりだそうです。開発チームとしては2年ぶりの新人だそうです。

就職活動で準備はかなりされたのですか?

しましたね。いらないと言う方もいますが、僕は自己分析を徹底的にしました。お風呂の中とかで、生まれてから今までを深掘りして、紙に書いていって、出来事とかをちゃんと繋げていって、話せるようにしていました。

そのやり方は何かを参考にされたんですか?

マインドマップとかですかね。
就職活動したのがちょうど30歳手前でキリが良かったので、仕事も辞めて、人生の転換期のように思っていました。自分の中で結構大きな挑戦だったので、1度すべてを棚卸ししようと思ったんです。

面接で大事なのは、過去を振り返ることではなくて、「どういう行動をしてきたのか」が大事なんだとわかってきて、面接も結構したのですが、だんだんと慣れてきました。

そうしていたら、理念マッチする会社に入れました。今は楽しいですね。「ティール組織」という本があって、そこに唯一載った会社らしく、それもおもしろいなと感じています。
魅力がいっぱいあって、勤務体系もそうですし、オフィスもおしゃれで、働き方も自由です。「オフィスがおしゃれなところだと良いな」と思っていたので、選べる立場ではないのですが、そこも選ぶ基準にありましたね(笑)

かなり理想的なところへご就職できたんですね。

かなりめずらしいかなと思います。

「自分に合う会社が見つかるまで転職活動しよう」と思われていた訳ではないのですか?

ある程度の妥協点は決めていました。「自分に合う会社が見つかるまで転職活動しよう」というよりは「入りたいところに入ろう」という想いでしていましたね。今の会社のときは最終面接で3回くらい「入りたいです」と言いました。あとは、分析資料の作成など人のしなさそうなことをしていましたね。

弊社の就職サポートでも、自己分析が苦手な方は多いです。そういう方々に向けて何かアドバイスとかはありますか?

自己分析はまず、今から昔を振り返って、紙に書くのが良いと思います。「会社員時代」「大学時代」「高校時代」「小学校・中学校」などとして、していたことを振り返るのですが、ターニング・ポイントなどがあると思うので、関連する気持ちとか単語を、当時を思い出しながら書くんです。いろいろと忘れているんですけど、なんとなく「こうだったんだろうな、自分」と想いを繋ぎ合わせてキーワードを抽出していくと、自分の行動の中にキーワードみたいなものが出てくるんです。ここまですると、僕の場合は「楽しい」とか「ワクワク」が出てきました。「僕の人生の価値観とは何だろう」と考えていました。そして「楽しいとかワクワクすること以外、したくない人生だ」という想いに行き着きました。

僕はこういう行動に移る前は結構、人の目を意識して生きていたんです。
「親がどう思うか」「友達がどう思うか」とかばかり気にしていました。でも今回は「自分のやりたいこと100%で考えよう」と思ったときに過去を振り返ったら、「楽しい」や「人をワクワクさせたい」ということ、そして「チームで働きたい」ということが挙がりました。

それで、その条件に合う会社を探されていたんですね。

はい。そうすると、質問に関しても矛盾がなくなってくるので、面接官にも理路整然として聞こえるのではないかと思います。感覚的ではありますが、意外と戦略的にしていました。
僕は感覚的に動いているように思われがちなのですが、「人に見られる」ということに関しては、結構計算しています。結構ズルいタイプだと思います(笑)

人に見られることを戦略的に意識されたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?

営業のときは、まさにそうしていましたね。そのときはあまりうまくなかったので、気に入られようとする営業をずっとしていました。「人に良く見られたい」というのはありましたね。承認欲求が強かったのかもしれません。

でも今は「自分のやりたいこと100%」なんですよね?

はい、最近そうなった瞬間に、とても楽しくなりました。

今は承認欲求はなくなったんですね。

ないですね。なんか「人は人、自分は自分」って感じです。

素敵ですね。結構、承認欲求を満たすのは難しいと思いますが…

多少は気になりますけど、自分がしていることに関しては、すごく自信を持てるようになりました。

限りなく理想に近い環境で、「事業にインパクトを与えられるエンジニア」になるために楽しく成長

例えば、どういうことをされているのでしょう?今までに携わったプロジェクトなどはありますか?

最初にしたのはPHPやReactを使ったもので、サイト自体もパソコン版とスマートフォン版があり、それをネイティブのアプリケーション化するプロジェクトがありました。このプロジェクトの終盤で、9月頃に僕が入社したのですが、11月にリリースするという状況でした。絶賛、実機テストとデバッグ中のところに参画して、僕は最初はひたすら実機でテストをしていました。

そのあとはいきなりデバッグをさせられたのですが、そこからは結構、毎日辛かったですね。楽しいのですが、できな過ぎて辛かったという意味です。本当に最初は「これ、やって」と言われて、わからないと上司や先輩に聞くのですが、3回くらい聞くと「一緒に書いてみようか」と言われるんです。でも9割5分くらい書いてもらうしかできなくて、毎日ヘコたれながら帰っていました。最初は家で勉強する気力もないくらい疲れてました。

そうして11月の中旬くらいにスマホアプリが完成し「あぁ、やっぱりこの仕事おもしろいな」と思いました。その間にも違うことはちょこちょこしていたのですが、1番大きい仕事はそれでしたね。

いろいろと経験を積めそうな環境ですね!

コードを書くという意味では1番のところにいると思います。
その間にも、他者との連携の新機能追加を担当しました。

年が明けてからは、またアプリケーションのパソコン版とスマートフォン版に不足している機能で重要なものを、3名程のアプリケーションチームと実装する仕事に携わっています。今は絶賛、デバッグ中です。

それは鍛えられますね!

アプリケーションで手こずった理由は、RubyでもPHPでもなくてReactで、難しいんですよね。JavaScriptも全然できないし、それができないだけならまだしも、JavaScriptの進化系みたいなTypeScriptになっていて、全く意味がわからないです。泣きながら勉強していました。

泣きながら(笑)

実際に泣いてはいないですけど、「いつになったらわかるんだろう」って思いながら取り組んでいました。おそらく今後はアプリケーションの機能追加をメインに、アプリケーションをランキング上位にする目標に向かっていくことになると思います。具体的な目標があるので、それに向けてチームビルディングしています。

バックエンド、フロント、SQLやAWSも使いますし、コスト設定もするので、何でもしています。フレームワークに触れられないくらいで、他は文句なく、多岐に渡る業務に携われています。
ゆっくりと成長できる環境です。 自分の自己学習の時間もないような環境だったら、楽しくなかったかもしれません。

最初のうちは家で勉強できないくらい気疲れしたと仰っていましたが、今はいかがですか?

今は全然大丈夫です。今は帰宅して10分でもいいからパソコンの前に座って、見たり触ったりするようにしています。そもそもサービスの仕組み自体がわかっていないことに気づいたので、帰ってソースコードを読んで、データベースやテーブルについて勉強しています。プログラミング知識の前にサービスの知識がないとわからないことが多いとわかったので、そちらの学習をしています。あとは興味のある技術や新しい技術を触ったりもしています。

最初の勉強会などでは発表しなくてはならないので、そちらの勉強もしています。1週間から2週間に1回くらいで行われる勉強会で、結構おもしろいです。

勉強会の内容はどんな感じなのですか?

時間も5分とか10分で、3人くらいで本当に簡単なテーマを取り上げています。「GitHubの便利コマンド」とか「僕が使っているエディタの設定」、「CPUはなぜ動くのか」といった感じです。
あとは合宿とかもしています。合宿の目的は、今のうちの開発のレベルは「依頼が来たものを作る」というレベルなのですが、個人の目標とチームの目標はだいたい同じなんです。「自分で提案して、事業に数値やインパクトを与えられるエンジニアになる」というのを皆、個人の目標として持っています。「開発で企画を上げて、それを実装する」ということを先週しました。実際に事業側にプレゼンしました。ちょっと作りきれなかったんですけどね。2日は少しきつかったです。

すごいですね!

その合宿を企画したのはマネージャーなのですが、うちの会社には本当にいろいろな学びの場があります。そういう時間があって良いなと思います。

素晴らしいですね!チームビルディングで、個人の目標とチームの目標の両方があるのが良いですね。

必ずしますね。「周囲から期待されること」と「自分が期待してほしいこと」のすり合わせも重要視しているので、過度な期待をされている場合には「いや、そこまでではないです」といったふうに均していくんです。

そうなんですね。チームビルディングがうまくいくためのポイントや秘訣はあるのでしょうか?

チームビルディングは、アジャイル開発の本などを読むと方法が載っているので、そのフレームワークに則って行なっています。チームビルディングはとても楽しいです。コツは、正直に話すことですね。

職場だと、遠慮して正直に言えない方とかもいそうですよね。

うちの会社では、「嫌いなこと」とかも共有するんです。嫌いな人のタイプとか。

鈴木さんの好きなタイプや嫌いなタイプはあるのですか?

好きなタイプは正直な人ですね。嫌いなタイプは、したこともないのに否定してくる人。これは1番、腹が立ちますね。

確かに、自己分析などをしっかりしていると、自分の好き嫌いも明確になりやすいかもしれませんね。

そうですね。僕はもともと、どういうことが好きか嫌いかとかを考えがちな方ではありましたね。好き嫌いははっきりしています。

好き嫌いをはっきりさせると、人と付き合いやすくなったり、過ごしやすくなったりはしますか?

自分の好きなことより嫌いなことを伝えておくと、周りは「この人はこれをしたら嫌がるんだ」と思ってしてこなくなりますね。それでもあえて僕の嫌いなことをしてきたら、その人は僕のことを嫌いなんだと思います。実際にはそういう人はいませんけど、もしされたら、「僕に嫌われたくてするのかな」と考えてしまいそうです。
なので僕は、好きなことより嫌いなことを結構伝えるようにしています。「それは嫌なので」といった拒絶するような言い方ではなく、「こういう人、嫌なんだよね」などと柔らかく伝えますね。

人付き合いの上では大事かもしれませんね。

友達付き合いも、「好きなものが一緒」よりも「嫌いなものが一緒」の方が安心できるかもしれないです。好きなものは好きなので良いのですが、嫌いなものの認識が合わないと、嫌いなもの同士なので、大変なことになるんですよね。
僕は人に食べ物について聞くときも、好きな食べ物より嫌いな食べ物を聞きますね。そっちの方が一緒にご飯に行くときにも便利なので。

仰るとおりですね。嫌いなものや許せないことの認識が合う方が、合わせやすいかも…。

正直、盛り上がりますね。「それ、わかるー!」となります(笑)

わかる気がします(笑)

自分の頭で考えて、オリジナルの方法ですぐ行動!ワクワクする目標がたくさんの楽しいエンジニア生活

周りの方や環境にとても恵まれているご様子ですが、鈴木さんの今後の目標などはありますか?

今後はエンジニアとして、とりあえず一人前になりたいです。
「一人前」というのは、上流工程や要件定義から、企画をきちんと回して実装できるようになること。自分から事業に影響を与える、提案できるエンジニアになることですね。そして最初にもお話した「営業×技術」です。今の会社で言うと、今の会社にいない人材になりたいです。あとは何かひとつ、「こいつ、すごいな」と思われる爪痕を残したいです。

もう少し大枠で捉えると、オンライン大学などでコンピュータサイエンスの学士が欲しいです。あと、海外で働いてみたいという気持ちもあります。海外では、日本のように未経験からエンジニアになることはできず、コンピュータサイエンスの学士が前提です。それもあって、海外で働いてみたいなと思います。

僕はもともと大学2年のときに交換留学を経験しています。カリフォルニア大学に1年くらい行っていました。海外に永住したいとは思わないのですが、海外で2〜4年働いて、日本に戻ってきたいです。やっぱり日本が住みやすいのですが、海外の方がエンジニアの地位が高そうなので、経験はしておきたいですね。「地位」というのはお金という訳ではなく、海外の方が進んでいるんじゃないかなと思っています。アメリカではなくインドネシアとか、ITのすごいところに行ったりして、「すごさ」を見たいです。見たことがないので見てみたい…好奇心ですね。僕はやはり基本的に好奇心で動いていますから。

好奇心は旺盛ですか?

旺盛ですね。実際エンジニアになろうと思ったのも、好奇心が8割5分くらいで、やってみたいという気持ちがあったからです。「楽しい」「ワクワク」で生きているというのを細分化していったら、エンジニアに行き着きましたね。

自分でそれだけ思えるなら、理想と現実のギャップは小さそうですね。

そうですね、ギャップはほとんどないと思います。

エンジニアになる前と後で、生活が大きく変わられましたね!
最後に、エンジニアを目指している人に一言お願いします。

ベストプラクティスのような「正解」を求めようとしないで、自分の頭で考えてオリジナルのやり方をしないと、なりたいものにはなれないと思います。「エンジニアになって何をしたいのか」をとにかくしっかり考えて、すぐ動くのが大事です。

僕の場合は、人のやり方などを参考にする前に、自分でトライ&エラーしていくのが1番良かったし、エンジニアにも大切なことなのではないかと思います。エンジニアは試して、直して…なので。僕も自分の就職活動のときは、とりあえず動いていました。動いて、わからないから「なんでだろう?」と考えたり…

実は僕、書類が通らなかったことがないんです。
職務経歴書もDIVE INTO CODEの先輩から譲り受けたフォーマットを使い、基本的に書類から入ったことがないのです。どこかのイベントで採用担当者の方に会ったり、Wantedlyで話しに行ってから書類を出したりしていたので、書類選考から入ったことはありません。

なので僕の場合は、「書類をください」と行ってもらえたときには、もう興味を持っていただいている状態だったと思います。そして書類を提出すると、僕は結構作り込んでいたので、「すごいね」と言われたりしました。デザイン性を出したり、提出するときにはその会社への提案資料や分析資料も付けていました。資料の内容はどうでも良くて、「提出すれば驚いてくれるだろう」というセコい考え方でしたけどね(笑)提案資料とかも相手がプロなので、それを超えることはできないだろうとは思います。でも作って持っていくことで、「他の人より興味あるな」と思ってもらえたり、「働いてから、こういうことを勝手にしてくれそうだな」とイメージしてもらえそうだなと思ってしていたら、アタリました。
「プロからしたら僕のレベルの企画書では…」みたいなこともあまり考えなかったですね。とりあえず出す!だめだったら下げれば良いだけの話です。

僕は書類選考も落ちなかったですし、一次面接も落ちなかったです。こう言うと読者の方には「嫌な奴だな」と思われそうですし、あまり参考にならないかもしれませんが…僕は書類で落とされるのがすごく嫌で、文章ではすべてを伝えきれなくて、もったいないと感じています。とにかく話して欲しかったですし、会ってさえもらえれば、よほど気が合わない方以外とは何とかできるなと思っていました。寝技みたいなイメージです(笑)

この姿勢は、僕の今までの経験ゆえなのかもしれません。でも僕は自分に自信があるわけではなく、まず人と会ったり話したりすることが好きなんです。だから、面接をあまり面接と思っていなかった節はあります。「会話」でしたね。
一般的に「面接」と言うと、多くの方が「自分のことを知られる場」と思いがちのようですが、僕は会社のことを知りたいですし、そこは対等だと考えています。力関係といった話ではなく、ただ心の片隅に「僕だって選ぶ側なんだぞ」という思いはありましたね。

僕は人と話すのが好きなので人からアプローチした時期もありましたし、技術的なものが欲しくて行動したりもしました。基本的には懇親会メインで、未経験向けのイベントには行かなかったです。結構ガチなエンジニアが集まるものに飛び込んでいました。未経験の知り合いはスクールにいっぱいいるので、それ以上増やすつもりはなかったです。独学だったら行っていたかもしれませんが、せっかくなので、別のコミュニティを増やそうとしていました。

僕はとにかく「思い立ったら行動」だったので、行動前にいろいろ考え、それらをすぐに行動に移してトライアル&エラーしていました。「早く就職したいけど、どうしようかな」と思ったらネットで調べて、「Wantedlyが良い」とかさまざまな情報が出てきたので、いろいろ試しました。転職活動をしていたのは、1ヶ月ないくらいの期間ですが、その間にWantedlyを80社くらい応募しています。Wantedlyの返信がない会社は電話番号を調べて、「募集していますか?」と電話をかけたりもしていました。かけたのは5社くらいでしたが、そのうちの3社には会えて、1社には「もう少し経験積んでから来てください」と言われましたね。あともう1社は面接に行って、選考中に決まってしまったのですが…最近は電話番号を載せない会社も多いですが、調べれば出てきます。

僕は強気というわけではありませんが、同期にはポジティブさと行動力を褒められたりもしました。僕は仕事でも、Javaの動きなど手で書かないとわからないタイプだったので、とにかくコードを書いていました。最初はノートに書いていましたが、そのうち紙に書くようになり、そこに入る値などもすべて書くようになりました。それを気合いでしていたら、少しわかるようになりました。ビジュアルで見ないとわからないタイプなので、エンジニアに向いているのかわからないですが…感覚で生きていますね。

でもそうして手で書くのも本当に辛くなって、「とりあえず打てば良いんだ」と思って書いたら、なんとなく理解できるようになり、打っても大丈夫になりました。「ここがこうなって、ここがtrueで…」といった感じで、ものすごく書いていました。今でも家にノートがあると思いますが…たぶん頭が悪いんでしょうね。でも自分に1番合っているとわかっていたので、気合いでしていました。

学生の頃も英語とかをひたすら書いていましたし、今もエンジニアなのに、教えていただくときは紙のメモを使っています。「マークダウンで書きなさい」と言われたりしますが、手で書いたものを清書するのが好きです。転記するときに整理されるのもあるかもしれませんが、「書いていたら覚えるだろう」という勉強法でしてきています。

人によって勉強法はさまざまですし、自分なりの勉強法がまだ確立できていない方もいるかもしれません。実際、僕は受講期間中はDIVERとRuby本以外は、あまり勉強しなかったです。DIVERとRuby本を勉強して、就職が決まった後半は、仕方なくPHPを学んでいたといった感じです。でもDIVERとRuby本を卒業課題を制作するのでも十分だと思います。
それぞれご自分の目標に向けて、がんばってください!

鈴木さん、ありがとうございました。

■鈴木さんのTwitter,Qiita はこちら
twitter : @s_szk31
Qiita  : Sho Suzuki

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