インタビュー

2019年2月12日

どこを目指したいかが重要!大手通信企業からフリーランスエンジニアへの転職理由とは?

プログラミングスクールディープロで学んだ杉本 祐亮さん。大手通信企業を経てフリーランスのエンジニアに。社内調整に明け暮れ組織の中で報われず転職を決意、最終的にありたい姿を見つめることが実は近道の話など。

プログラミングスクールディープロで学んだ杉本 祐亮さん。大手通信企業で社員としての勤務を経て現在はフリーランスのエンジニアであるのみならず、ファッションのコンサルタントなど活動は多岐に渡ります。そんな働き方を選んだ杉本さんは「目指すところ」が大事だと熱く語ります。キーワードは「なぜプログラミングを勉強するのですか?」です。

社内調整に明け暮れ、組織の中で報われず感じた限界

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杉本 祐亮と申します。よろしくお願います。自己紹介をさせていただいたあとに、皆さんからのご質問にお答えしていければと思います。

現在、私はフリーランスのエンジニアですが、もともとは大手通信企業でサービスの検証やサーバーの開発において、上流工程の要件定義を行なっていました。業務的には社内調整が9割5分で、ひたすらパワーポイントで資料を作って承認を得る、というのを繰り返していたんです。しかし基本的にモノを作らないので、その延長線上にエンジニアとしてのキャリアは見えませんでした。

組織の中にいても自分の目指す姿にはなれないと感じていたので、フリーランスのエンジニアになりました。そのときにお世話になったのがディープロでした。フリーランスになるには実績が必要だったので、プログラミングを学べると同時に仕事をするチャンスを得られる環境のあるディープロへ入ることにしたのです。

現在はフリーランスエンジニアとして、美容系に特化した求人サイトでのRailsの開発や、ベンチャー企業のスタイルマークスではプロジェクトマネージャーとしてコーディングはせずに工数管理などで携わっています。他にも週末を使ってファッションのコンサルタントの仕事などを行なっています。

最終的に将来ありたい姿を見つめることが、実は近道

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今日はメッセージとして、皆さんにひとつだけお伝えしようと思ってきました。それは、

『なぜプログラミングを勉強するのですか?』

皆さんにはこれを考えていただきたいんです。つまり「エンジニアになること」がゴールになってないかということなんですね。

スクールに通っていたのに途中で辞めてしまったという話をよく耳にします。それはおそらく「自分が最終的にどうなりたいか」の部分がはっきりしていなかった、ということがもしかしたらあるのかもしれません。往々にしてスクールを卒業することやエンジニアに転職することがゴールになってしまいがちなんですが、目指すところはそこではないと思うんです。その先に、自分のありたい姿やなりたい姿があるかどうかだと思います。

プログラミングを勉強するときにはそこをすごく意識していただきたいんです。というのも、エンジニアになるために勉強をしてスキルを身につけることはあくまでステップでしかないですから。ぶっちゃけエンジニアにならなくても得たい結果が達成できるのであれば、僕はエンジニアになる必要は全くないと思っています。大事なのは、その先に得たい結果を意識して勉強を進めること。そうでないとモチベーションが続かなかったりすると思います。

もしモチベーションが湧かなかったり行き詰まったりしているのであれば、一度勉強から遠く離れてみて、「自分が将来どうなりたいのか」というのを考えた方が実は遠回りのようで近道なのかなと。ぜひともそれを考えて学習や転職活動に取り組んでもらえたらと思います。僕の話は以上です。

エンジニアになるには勉強がかなり必要

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ここからは質問コーナーです。会場からのご質問に対して、杉本さんにご回答いただきました。

杉本さん自身は、得たいことを得られましたか?

はい、得られましたね。
では、「そもそもフリーランスになって何をやりたかったのか」をお話します。最初に通信会社へ入社したのは、ネットワークの技術を触りたかったからなんです。でも実際に入ってみると技術を触ることは全くありませんでした。そこから頑張ってCCNPというネットワークの資格を、タウンページ数冊分の厚みのある参考書で勉強して取ったんですが、結局それを活かせる仕事に携わることもできず…それがすごく辛かった。

「自分の努力が報われて何かに活かせて、仕事を得られるようなポジションで働きたい」と思っていたので、そういう結果を得たいなら会社員だと難しい、フリーランスになるしかないと考えるようになったんです。

組織の仕事は一般的に人事の方が決めるので、自分の望む生き方をするにはフリーランスが1番の近道だと僕は思いました。それで現在はフリーランスのエンジニアになれたので、得たい結果を得られている状態だと思います。

2つ質問があります。1つはフリーランスの中でなぜエンジニアを選んだのか。もう1つは、ご経歴の中でディープロに在籍していたタイミングを教えてください。

「フリーランスの中でエンジニアが最も自分の活動したいスタイルに近いから」というのが答えです。あとはインフラ企業でITの知見が付いていたので、その経験が活かせるというのも理由になります。

ディープロに入ったタイミングは2015年です。当時はまだ会社勤めをしていて、次の道を考えていました。ディープロを見つけたのは、たまたま知り合いがFacebookで「いいね」を押していたのを見たからです。

仕事をしながらディープロに通い、卒業したあとフリーランスになったのですか?

そうですね、2016年の8月まで会社勤めをしていました。そのタイミングでは並行して勉強をしていました。卒業してしばらく実務経験を積んでから、フリーランスになっています。

最後にもう1つだけお伝えしたいのですが、スゴく勉強は必要だと思います。簡単にはエンジニアになれません。では私はどう勉強していたかというと、会社終わりや朝の通勤時間などのスキマ時間にスクールへ通ったりコーディングを勉強したりしていました。朝は電車の中で立ちながらPCを開いて(笑)、昼休憩のときは喫茶店に入ってコード書いたり。逆に言えばそれくらいやれば結果は出ると思います。

杉本さんは3つの仕事を掛け持ちしていますが、どういった生活サイクルなのでしょうか?

基本的に休んでないです(笑)まとまった休みはあまりありませんね。平日は美容系の求人サイトの開発のために出社しています。そのあとはファッションの仕事をして、23時頃に家に帰って寝る。休日はファッションの講座などを朝から晩までやっています。これらはすべて好きでやっていることなので、ストレスはありません。体は疲れることがありますけど(笑)

ありがとうございました!

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