インタビュー

2021年8月12日

【DIVE INTO CODE卒業生の活躍】意思ある者に道を開く。NERD株式会社CEOインタビュー

DIVE INTO CODE卒業生がエンジニアとして就職し活躍している、NERD株式会社の代表取締役 天明ルイス栄一郎様にお話を伺いました。
プログラミングスクール卒業生は採用しない方針を掲げるNERD株式会社が、なぜDIVE INTO CODE卒業生を採用したのでしょうか。その理由と卒業生の活躍ぶりに迫ります。

NERD株式会社のご紹介

自己紹介をお願いします。

NERDの代表をしている天明です。NERDは今年4期目に入りました。正社員10名、業務委託を含めると30名規模の会社です。Web制作、アプリやポータルサイトの受託開発および保守、Webマーケティング支援の3つの事業を行なっています。
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どのような案件が多いですか?

受託開発です。コーポレートサイトのリニューアル案件が多いですね。
ターゲットとしているお客様は、売上5〜10億円規模の会社です。これから上場を目指すフェーズであり外部発信が必要にもかかわらず、できなかったり遅かったりするので、僕たちが品質を保ちながらスピーディーに形にするお手伝いをします。ゼロから新規開発する案件はあまり受けていません。

開発言語や手法は?

もともと作られていた言語がおのずと多くなります。手法はウォーターフォール型もアジャイル型もありますね。

採用で重視するのは、経歴より「本人の意思」

未経験エンジニアを採用しようと思った背景は?

ありがたいことにプロジェクトが増えており、メンバーを増員する必要があったためです。開発をリードしてくれるエンジニアが揃ってきたので、大きい開発と細かい改善を同時にできる体制にしたいと考えました。この体制だと、未経験あるいは経験が浅いエンジニアを、月に数回アップデートするようなグロースハック系の開発にアサインできます。

エンジニアは簡単な開発から実践経験が積めるし、会社としてもプロジェクトを止めずに動かせるメリットがあります。

採用で重視していることは何ですか?

過去の経歴よりも、やってみたいと思っているかを評価しています。本人の意思ですね。

NERDは小規模な会社なので、エンジニアにさまざまな仕事をやってもらわないとプロジェクトが進みません。また、プロセスの指示はあまりしないので、エンジニアには自分で考えて自分なりに調べて動いてほしいのです。なので、自分の意思があることを大切にしています。
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採用プロセスでは、特に何を見ていますか?

提出書類の内容です。応募者には、履歴書、職務経歴書(スキルシート)、ポートフォリオの3つを提出してもらいます。学歴では判断しません。

NERDはフルリモートなので、業務では文章で伝える場面が多くなります。採用基準でも資料で伝えるスキルを重視しています。他人が見たときに理解できる資料を作れるかがポイントです。資料は一人歩きする性質をふまえて作れる人は、入社後に活躍できます。

スキルシートは、過去のプロジェクトで携わった範囲や期間が分かりやすく整理されているものを高く評価します。ポートフォリオは内容を見るだけで、その人がどれだけ真面目に取り組んだのか分かりますね。中でもGitの管理が大事です。Readmeやテーブル定義書、データベース関連図やER図の書き方を重点的に見ています。

エンジニアに責任を渡し、大きく成長してもらう

NERD様で働くエンジニアは、どのような経験が積めますか?

自分で仕事の進め方を考えて実行する責任を持つことで、大きく成長できます。

何をなぜ作るのかは会社全体で決めますが、決めたものをどう形にするかはエンジニアに任せています。この「責任の譲渡」こそが人を育てると私は考えています。NERDのような規模の会社が、金銭以外で社員に提供できる価値は「責任の譲渡」です。

「責任」、重く感じる言葉ですね。

重い言葉だからこそ、うまくいかなかった時も「お前のせいだ」にはしません。最終的には会社の責任であり僕の責任ですから、失敗した時は僕がお客様に謝ります。エンジニアがリスクなしでチャレンジできるのは、NERDの良いところだと考えています。

DIVE INTO CODE卒業生は「自分で考える力」がある

今回、DIVE INTO CODE卒業生をなぜ採用しましたか?

僕が驚くくらい、ポートフォリオが丁寧に作られていたからです。これが一番の決め手でした。

特に、サービスの要件定義がすばらしかったです。このサービスは何を目指していて、なぜ作ったのかがスプレッドシートにきちんとまとめられていました。テーブル設計、ER図、システムの関係図といった詳細要件もすべて書かれていました。GitHubにはソースコードや履歴、コメントがすべて整理されていて、プロセスも理解できる内容でした。

これらの資料作成は、まさに事業会社におけるエンジニアの仕事のひとつなのです。

実は、プログラミングスクール卒の人は基本的に採用していません。とりあえず作ったんだろうなと感じるポートフォリオが多いからです。

DIVE INTO CODE卒業生が作る資料には、どのような特徴があると感じますか?

自分で考え、自分の言葉で資料を書いていると感じます。後で知ったのですが、DIVE INTO CODEの授業は課題がただ与えられるのではなく、課題内容を受講生全員で考え、どんなサービスを作るのかをディスカッションすると伺いました。この授業によって、自分で考えるプロセスに慣れるわけですね。

DIVE INTO CODE卒業生、グロースハックで活躍中!

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DIVE INTO CODE卒業生は、入社後どのような業務をしていますか?

BtoCサービスの受託開発案件を担当しています。メンバー6名のプロジェクトで、DIVE INTO CODE卒業生の方はグロースハック系の開発をしています。

入社直後は、どのような業務から始めましたか?

最初の1か月は、業務に慣れる意味でテストケースを書いて、普通のエンジニアなら1〜2日で直せる細かい部分を1〜2週間かけて調べながら修正してもらいました。

並行して最初からバックエンドをやってもらっていました。サーバサイドの細かいタスクもあるので、最初からサーバサイドエンジニアとして入ってもらっています。

ゆくゆくはフルスタックエンジニアになるのでしょうか。

本人の希望にできる限り合わせています。本人の希望と技術レベルに応じて、例えばフロント側をやりたいならその仕事をなるべくアサインするようにしています。

採用基準の「本人の意思」がここでも重視されるのですね。DIVE INTO CODE卒業生を採用いただいて半年以上経ちましたが、採用して良かった点、足りない点を教えてください。

良かった点は、自分で調べ、自分で問題解決して動いてもらえることです。きちんと資料を作り、既存の資料を読み解いて仕事をします。もちろん最初は、本人も恐る恐るやっていますけれどね。

追加で求めるとしたら、ブランチを切って管理することやソースコードのレビュー、非同期の処理、ミドルウェアあたりに慣れておいてもらえるとさらに心強いですね。

まさに、今後カリキュラムへ入れる予定の内容です。チーム開発への理解が必要ですね。

そうです。ブランチを切ってコンフリクトが起きないように管理して開発することを、学生に求めるのは少し厳しいと思っています。逆に言うと、実務経験者を採用したいと思ってしまうのは、チーム開発の感覚を理解しているからなんですよね。

自分で考えて提案できるエンジニアと一緒に仕事をしたい

今後もDIVE INTO CODE生を採用したいと思いますか?

採用は拡大していく予定なので、前向きに考えています。

未経験でエンジニアを目指す人へメッセージをお願いします。

Web系のエンジニアリングは、表に見えるものと裏側の動きが違い、思うより型がない世界です。その中で評価される人は、自分の考えがあり、エンジニア視点で提案ができる人です。

エンジニアリングは勉強すれば身につきますが、もう一段上に行くには、自分のスタンスが必要です。スタンスと技術があれば視野も広がっていきます。自分がどうしたいか自問自答すると自分の幸せにもつながるし、エンジニアとしての提供価値も上がります。僕自身も、スタンスを大事にする人と一緒に仕事をすると楽しく感じます。

ありがとうございました!

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