インタビュー

2019年6月12日

ディープロのWebエンジニアの宮岡聖也さんインタビュー 「勉強の仕方すら知らなかった自分が、今は少しできるようになった」

プログラミングを学ぶために愛媛から東京へ上京したという宮岡聖也さん。「勉強の仕方すら知らなかった」という状態からWebエンジニアになり、ディープロの社員になるまでの道のりを語っていただきました。

学ぶために、愛媛から東京へ

初期メンバーでいらっしゃるのですよね?

設立数ヶ月後から加わっています。最初は「会社っぽい」という組織ではなかったんですよ。僕はスクール生で、そこに野呂さんが講師でいらっしゃったのが出会いです。その時に「テキストの修正をお願いできないか?」とお声がけをいただきました。テキストの修正や追加は自分自身の勉強にもなりますし「勉強しながらお金がもらえる」と興味を持ちました。

スクールで学ばれていたんですね。

そうですね、無料の講座で少し学んで、その後もっとやりたいと思って通い始めました。

そもそも、どうしてプログラミングに興味を持ったのですか?

僕は愛媛県の出身で、数年前までそっちに住んでいました。愛媛にいる時に東京に出た知り合いが「プログラミングがこれからの時代はいい」とツイートしていたんです。それでなんとなく興味を持ったのですが、地元にはスクールがありませんでした。なので、東京に出てきてスクールに通いました。

シンプルで、すごい行動力ですね。

そうですかね。東京に行くかどうか、貯金を見ながら色々を考えた時に「ここで使っても問題ないな」と思いましたので。それが28歳の時ですね。それまでは愛媛では携帯電話の販売をしていました。4、5年前のことですが、プログラマーやエンジニアという職が今ほど騒がれていなかった頃です。スクールに入り、Ruby も知らないところからはじめましたよ。通っていたスクールももちろん初心者から学ぶコースです。

上京後の生活はどうでしたか?

楽しかったよりも辛かった記憶の方が大きいですね。誰も知り合いがおらず、スクールも1週間に一度。それくらいしか人と話さないような生活を送っていました。そうするとどんどん口が動かなくなって、人とうまく話せなくなるんですよ、本当に。

Image from Gyazo

東京の子どもたちの姿に感化されて

プログラミングの勉強自体はどうでしたか?

全然わからなかったので辛かったです(笑) 励みになったのが、街中で見かける子どもたちの姿。電車の中や図書館で本を読んだり問題集を解いていたりして、「都会の子どもってよく勉強するんだなあ」と感心して、それが励みになっていました。ここは日本なのか!?と思ったくらい驚きました。

宮岡さんも図書館に通われていたのですね。

6ヶ月通ったスクールの期間、毎日通っていましたよ。僕はやるために愛媛から東京に来ましたから

なるほど。どんなエンジニアになりたいですか?

開発をしたいと思ったんです。だから、テキストの修正や追加も面白かったですし、ECサイトを作っていた時代もあります。 エンジニアとしては、いろいろなことをそつなくこなせるようになりたい ですね。例えば「サーバが落ちている」とか「さっきリリースしたものがうまく反映されないぞ」とか、そういったエラーを解明しなければいけない場面に燃えたりするんです。

ディープロでの仕事は、受講生のメンタリングと自社サービス、それと最近はテキストの翻訳にも少し関わっています。開発は、自社サービス「ディープロ(ダイバー)」の改修や新機能追加を担当しています。「ディープロ」は、ディープロが今の形になっていく流れの中でできたもの。使いながらどんどんアップデートを繰り返して進化をしているツールです。

翻訳のお仕事もされているんですよね。それはどんなお仕事ですか?

今、セネガルから留学生が来ていて、「ルワンダ展開」に向けて準備を進めているんです。あ、僕は英語ができないです(笑)そして彼も日本語がまだまだ。でもふたりともJavaScriptができる。それで会話というかコミュニケーションを取っているんです。僕が「教育係」というわけではないのですが、隣に座っていますし、なんとなく進捗をのぞいたりしていたら「おやおや危ういぞ」と(笑)それでよくのぞくようになりました。といっても、世話を焼くのが好きなわけでもなく、黙々とひとりで作業をするタイプです。けれど、作っているのも楽しいですし、外国人とコミュニケーションを取るのも楽しいなと、やっているうちに思うようになりました。

Image from Gyazo

勉強熱心ですよね。

うーん、どうでしょう。勉強は27歳くらいの時に覚えました(笑)東京に学ぶために来ましたので。それまではずっと「感覚」で生きているタイプだったと思います。もっと早く面白さに気づきたかったですね。

何かきっかけがあったのでしょうか。

きっかけらしいきっかけは特になかった気もするのですが、本を読んでいたらプログラミングのことが書いてあって、SNSでもなんとなく話題になっていた。だから「そうなのかー」と思っていて、やってみようかなと動いたことでしょうか。

Image from Gyazo

出社前の勉強習慣や時々出かける登山。なりたい自分の姿とは?

エンジニアとして生き残っていくために必要なことってなんだと思いますか?

難しいですね、僕が聞きたいくらいです(笑) 自分は特に分野の好き嫌いがなくて、得意不得意もパッと思いつかないかも。

いつも、ただ黙々と作業しているんですよ。誰かが作ったものを直したり、とか楽しいですね。でも、最近でも「もしかしたら自分にあっていないのかも?」と思う瞬間すらありますね。

お休みの日の好きな過ごし方などありますか?

たまに山に登りますよ。県外の山にも行きますし、高尾山もお気に入りです。東京に来たばかりの頃はよく出かけていました。肺が綺麗になるな、って感じられるんですよね。田舎育ちなもので(笑)ひとりでも行きますし、前はディープロで働いていた同僚と行っていたこともあります。

休みの日ではないのですが、もう2〜3年、出社前に勉強をするのがお気に入りの過ごし方になりました。朝の時間を自分のためだけに使いたいと思った んですよね。ディープロは10時からなので、8時くらいに家を出て、近くのカフェで1時間30分くらい勉強をするようにしています。コーヒーを飲みながら。

やっぱり勉強熱心ですね。これから身につけていきたいスキルはどんなスキルでしょう?

勉強は、子どもたちを見て「すげーな」と思って自分もやり出したことです。自分がいいなと思ったものに対しては熱量が上がるタイプなようなので。最近は英語に触れ合う機会が多くなってきたので、英語を学びたいと思うようになりました。今のところ、2割くらいしか分かっていないのでまずいなって。英語で冗談を言えるくらいになりたいですね。あと、勉強とは関係ないけれど、人間的には渋い顔になりたいなあ。30代に見られないんですよね。渋い顔、どうしたらなれるんでしょう。

Image from Gyazo

渋い顔、どうしたらなれるんでしょうね(笑)勉強は本を使うのですか?

そうです。自分の興味に従って、進めている感じです。ちなみに本はもっぱら電子書籍ですよ。なぜ電子書籍かというと、作業をするときの体勢が大事なんですよ。電子書籍だとコンパクトにいいポジションが作れます。仕事の本が多めですけれど、辛い時は啓発本を読んだりもします。

最後に、これから受講を考えている方に向けてメッセージをお願いします。

僕は本当に勉強の仕方すら知らないところからプログラミングを始めました。難しいと感じるかもしれませんが、きっと時間をかければできるようになります。何もしていなかった僕が今は少しできるようになったのですから。ちょっと時間は必要かもしれないけれど、絶対に僕よりも早くそれなりにできるようになると思いますし、何より楽しいです。興味を持ったら、ぜひ行動してほしいと思います。

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