インタビュー

2019年09月24日

CTO・藤澤勇樹さんインタビュー 「自動テストを用いた“講師ロボットの開発”で、プログラミング教育の新しいスタンダードを作る」

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教育者としてエンジニアリングに携わるという選択

野呂社長のルワンダ勤務中、社長代理を務められたCTOの藤澤さん。DIVE INTO CODEにジョインしたきっかけは何でしたか?

最初にDIVE INTO CODEを知ったのは、Rubyの勉強会でした。野呂社長がDIVE INTO CODEの説明に来ていたのですが、話を聞いて惹かれました。

どんなところに惹かれたのでしょう?

私は長くエンジニアとして仕事をしていますが、エンジニアには2つ道があると思っていました。1つはエンジニアリングの技術を極めるという道、もう1つはマネージャーなどマネジメントの立場に進む道。その2つの道のうち、自分はどちらのタイプだろうかとか悩んでいたんです。そんな時に野呂社長の「人々がITを武器にして活躍できる社会を作り上げたい」という思いや、そのために「後輩を育てる」「これからの世代を育てていく」という使命を聞いて、エンジニアとしての第3の選択肢に気づいたんです。それは、教育者としてこれからエンジニアになりたいという人を支えていくという道です。野呂社長の話を聞いているうちに、「その道がいいな」と思いました。

野呂社長と出会い、生き方・働き方の選択肢が増えたのですね。

そうです。そういう道もあるのだな、と。それから2ヶ月ほどして、DIVE INTO CODEに合流しました。

そもそもどうしてプログラミングやITの世界に興味を持ったのでしょうか?

私の実家は自営業。父と母で中古車輸出事業を営んでいました。もともと営業職だった母が車を集め、パキスタン人ということもあり語学が堪能な父が流通や現場での交渉などを担当。ロシアやドバイにお客さんがいて、繁盛していたんです。けれど、時代が進み、ビジネスの形が変わってきたことでだんだん陰りが出てきました。インターネットが普及し、ロシアで買いたい人と日本で売りたい人が直接ネットで繋がれるようになったんです。そうなってくると、仲介の人は、いらなくなってしまいますよね。

なるほど。

私はその現場を目の当たりにしていたんです。そもそも売り手と買い手のあいだに「情報の非対称性」があるのを感じていました。インターネットの普及によって両親は商売をたたんでしまいましたが、インターネットがあることによって人々が適正な情報を得ることができるようになり、商売が効率よく回るというのは魅力的です。いいことですよね。この体験が自分の中に原点としてあり、ECサイトこそ「The IT」というようなイメージを持つようになっていました。

藤澤さんが最初に作ったのはどのようなサービスでしたか?

ボランティアをしたい人とボランティアを募集したい人を結びつけるWebアプリを大学生の時に作りました。自分自身「高齢者にお弁当を届ける」というボランティアをしていたんですよ。もっと人手が必要になり、ボランティアを募集しようとなったのですが、そのやり方があまり上手くなくて……。やりたい人としてほしい人を結びつけるサービスを作った方が、効率がいいのでは?と思ったんです。

Image from Gyazo

完全にオリジナルで作ったのですか?

はい。学会でも発表をしましたし、最終的にはボランティアを統括する団体との共同プロジェクトのようになりました。作りたいものを作れた、という感触を得ることができました。

社会人になってからもずっと一途にエンジニアですね。何度か転職をご経験されているようですが、転職の際にポイントにされていたことはどんなことでしたか?

実は起業したいと思っていたんです。ですから、その夢に結びつくような環境という点ですね。ただ、起業するには経営的な知識も必要ですよね。学校に入り直し、MBAを取得したというのはその流れです。

今もずっと「起業」を夢とされているのでしょうか?

実は一度会社を作っているんですよ。MBA取得の際に出会った学友と一緒に共同経営のような形で家系図を作る会社を立ち上げました。けれど、売上が上がらなくて……。辛くてやめてしまいました。

そうだったのですね。

「社会的な問題を解決したい」というような強い気持ちや信念を持っていたわけではなかったんです。でも、経営にもっとも大事なのはその部分。何か自分に使命を課すことができるなら、起業は手段として良いのだと思います。けれど、そこまで強い気持ちがなければ会社をはじめても潰してしまうのだと思います。

自動テストこそ、プログラミング教育の効率を上げる最良のツール

現在DIVE INTO CODEでご担当されている「講師ロボットの開発」とはどのような業務ですか?

具体的には「自動採点機能の開発」ですね。DIVE INTO CODEに合流する前から野呂社長に採点にかかるメンターの業務負担について聞いていました。ひとつひとつコードをたどって正しく動作するかをチェックし、戻してあげるというのは、かなりの時間を割かなければいけないんですよね。

そこに対して、解決策となるのが「講師ロボット」。

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そうです。私はもともと「自動テストは究極の仕事」と感じ、興味を持っていました。 学校のテストって「答え」として毎回同じところに着地しますよね。エンジニアの世界は時代とともに仕様がどんどん変わっていきますが、教育業界でいえば一定期間「答え」は同じなんですよ。自動テストというシステムは「答え」があるものに対してとても強いんです。一方で仕様変更が多いものは、自動テストでなく人が行なった方がいい。この点に気づいた時に「答え」のある採点業務なら、自動テストが使えると考えたのが原点です。

負担の大きい採点を自動化できたら、採点にかけるコストをゼロにできますね。

投資がきちんと見合います。自動テストは教育業界と親和性が高いと思うんです。

それをDIVE INTO CODEのスタンダードにしていきたい。現在の教育は、生徒が増えるほどに講師も増やさなければいけない。その理由として、採点業務にかかるところがやはり大きいと思うんです。答案に丸つけをしないといけませんから。けれど、そこを人ではなくITでカバーできるようになったら、より多くの人が学べるようになります。

素晴らしいですね。そのイメージはDIVE INTO CODEに合流するよりも以前からお持ちだったのでしょうか。

野呂社長と飲み屋で話していて、思いついたんですよ(笑)。それで、野呂社長に伝えたら、「素晴らしいですね!業界変わりますよ!」と驚いてくださった。それならば「業界を変えましょう!」と、です。

Image from Gyazo

おおー! 

DIVE INTO CODEに入社して3ヶ月は教育現場を知るためにリクルート社で研修講師をしていました。そこで3ヶ月、新入社員たちにアプリケーションの作り方を教えていました。人に何かを教えるというのは初めての経験でしたね。

教育に関して、何か発見や学びはありましたか?

その人に合った目標に対しての教え方をしなければいけない、ということですね。みんなそれぞれ、同じゴールではないのです。スタート地点も違います。私のここでの仕事は、挑戦する人を全員成功させ、才能を持ったエンジニアを輩出し続けること。そのためにも受講生それぞれの個としての目標や成長に貢献し、尊重することはとても大事だと感じました。

藤澤さんご自身の「やりたいこと」と、会社の向かう方向は本当に合致していますね。

そうですね。これまで培ってきたテクノロジーでいかに効率的に組織の夢を叶えられるかという挑戦です。テクノロジーをコアスキルとして、既成概念に囚われず、新しい価値を生み出していきたいです。

Image from Gyazo

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