DIVE INTO CODE

2019年10月21日

エンジニア職に転職希望ですが、接客業のスキルはアピールポイントになりますか?

エンジニア職への転職活動で、異業種や異職種の経験をアピールポイントにすることはできるのでしょうか。一見、エンジニア職とは何も共通点がなさそうな接客業を例にあげて、接客業の経験を持つプログラミングスクール代表が解説します。

【こんな方におすすめ】
・異業種、異職種からエンジニアを目指したい方
・エンジニアへの転職活動において、過去の経験をどうアピールできるか知りたい方

【目次】
1.最低限のエンジニアスキルがあることは大前提
2.コミュニケーションスキルは希少価値が高い!?
3.コスト意識の経験をエンジニアの仕事に当てはめてアピールする
4.顧客の現場を知っていることは大きな強みになる
5.まとめ:顧客の心をつかめて、テクニカルなことも理解しているオンリーワンの存在になれる

■話し手
DIVE INTO CODE 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也

最低限のエンジニアスキルがあることは大前提

今回は、「エンジニア職に転職希望ですが、接客業のスキルはアピールポイントになりますか?」というテーマでお話をお聞きします。「未経験、異分野へチャレンジすることになるが、接客業の経験でもアピールポイントになるのか?」というお話です。

エンジニア職への転職で、他の業種や職種で経験してきたことがアピールになることはたくさんあると思いますね。ただし、自分でプログラムを書いたり、設計をしたりすることは最低限できていることが前提になります。これらがなく、接客業のスキルだけがある状態では、99%無理だと思います。

そもそもの下地が備わっている上での、今回のお話ということですね。

そうです。例えば、1名採用する会社で、候補者が2名いる時のアピールポイントという観点で聞いていただければと思います。

ぜひお願いします!

コミュニケーションスキルは希少価値が高い!?

接客業のスキルを3つくらい挙げてみましょう。1つ目は、相手とコミュニケーションを取って認識の確認をすること。相手が何を欲していて、自分は何をする必要があるのかを考えることです。接客は、曖昧な状態からコミュニケーションをとることが多いので、相手の表情や忙しさを見て判断する経験はアピールポイントになると思いますね。

お客様に限らず、社内でのやり取りもありますよね。

そうですね。「エンジニアやプログラマはコミュニケーションが苦手な人がなる職業だ」というステレオタイプな意見があります。そう思われがちな世界で、逆にコミュニケーションが得意だというのはアピールポイントになると思いますね。

なるほど。わかりやすいポイントですね!

直接的なプログラミングスキルではないですが、職場を賑やかに、明るくすることにもつながります。職場の雰囲気を大切にしたい会社だと、アピールポイントになると思いますね。

コスト意識の経験をエンジニアの仕事に当てはめてアピールする

Image from Gyazo

2つ目です。接客業は、お金のやり取りを結構するんですよ。小売業ではお会計をしますしね。接客業の社員の方は、店舗の運営をするのにお金がいくら入ってきて、自分たちが時給いくらであり、店舗が赤字にならないようにすることを意識します。実はお金の感覚、コスト意識が高いんですよ。

そういう視点、なかったですね。

店舗を赤字にしないようにするのは大変です。商品を仕入れて販売するだけでも、1つの商品で粗利が20%だったり、少ないものだと10%だったりします。例えば、私が売っていたCDは粗利が低いんです。

へえ〜、そうなんですか。

アパレルは粗利が40〜60%くらいあると思うんですが、接客によっては返品されたり捨てることになってしまったりします。赤字になると店舗が閉鎖になります。他のチェーン店が閉鎖したニュースも聞いたりするので、コスト意識が高いんですよ。

自分のこの時間でどのくらいの収益を上げなければいけないんだ、と日々意識されているんですね。

そうです。コスト管理をコツコツやって、利益を出す仕事をしたい。それってエンジニアであればどういうことなんだろう、と紐づけて説明できると、実体験がエンジニアの仕事につながると思います。

エンジニアになっても、自分がこのくらいの稼働で、このくらいのことをやらないと利益がマイナスになってしまうことをイメージできますね。

イメージは湧きやすいと思いますよ。仕事で強制的にお小遣い帳を付けてきた人たちなので。

法人営業をやっていると盲目的に動いているだけの時もありますが、コスト意識は大事ですね。

顧客の現場を知っていることは大きな強みになる

3つ目です。接客業の人は技術に対してのリスペクトがあり、テクノロジーが導入されていない職場ではどういうことが起きていて、テクノロジーが導入されたらどうなるのか、実体験を話せるんですよ。ソリューション軸といいます。
接客業を経験していれば、「現場をこう解決できます」、あるいは「解決してきたのを見てすごいなと思いました」ということが言えると思います。

現場を知っているからこそ言えるんですね。

例えば、販売の現場では「こういうことが効率化されていなくて、すごく大変でした」ということがよくあるんですよ。

泥臭い仕事も多そうですね。

紙で管理していることもまだ多いですね。そういう体験があることが重要なんですよ。逆に情報系の学部だった人だと体験していなくて、知らなかったりするんですよ。
だから、顧客の気持ちがわかっていたり、テクノロジー導入のビフォーアフターを知っていたりしていて、その仕事をしたい情熱があるのは重要だと思います。

自分自身が、システムの導入先にいたような人ですからね。

そうです。現場で使うためには、運用をすごく意識する必要があるんですよ。接客業は運用が重要です。運用を間違うと、お客様からクレームが来ます。それを現場のアルバイトもできなければいけません。
その観点をもって、「だからITなんです」「こういうふうにしたいんです」としっかりアピールできるんですよ。

いいですね〜。

きちんと伝えられると、採用担当者は、「ちゃんと考えてるね」とか、「入社したらきっと自分事として成長してくれそうだな」って思いますよ。

まとめ:顧客の心をつかめて、テクニカルなことも理解しているオンリーワンの存在になれる

Image from Gyazo

今回お聞きしたこと、めちゃめちゃいい話じゃないですか。接客業の方は皆、知ったほうがいいですね(笑)これを意識して仕事するだけでも、レベルがガンガン上がりますね

接客業では、新しいことをやりたい、あるいは業務を変革させたいけれども、オペレーション通りにやる風土があることも多いと思います。業務内容が確立していて利益も出ている状態もありますよね。
そこからさらに良くしていきたいと考えることは、テクノロジーを活かして世の中を良くしていくことにつながります。なので、「接客業の経験をもってエンジニアになりたい」とアピールすることはとても大切だと思います。

なるほど〜。

「最低限のスキルは身に付けました。この先、今までの経験も含めて活かしていきたいです」と言えばちゃんと伝わります。

オンリーワンの存在になれますね!

「リテールテック」ですね。そういうサービスをしている顧客だったら、きっと現場からも「一緒に客先に行ってくれない?」って言われますし。

いっぱい質問されそうですね。

顧客とエンジニアとの橋渡し役にもなれたりするんですよ。顧客の心をつかめるし、テクニカルなことも理解している。そういう存在って実は貴重なんですよ。

活躍してくれそうなイメージが湧きますね!コミュニケーションができて、お金の感覚も強い。そして現場を知っている。この3つですね。
その他の業種や職種でも、現場で得た知識からのアピールポイントを自分なりに探してみてもいいですよね。この3つ以外のものでもアピールポイントはあるので、ぜひ頑張っていただければと思います!

そうですね。ぜひ、頑張っていただきたいです。

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