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2021年12月22日地方 × エンジニア × フリーランス 〜青森県在住 現役フリーランスエンジニアに聞いてみた〜
2021年12月9日、青森県で働くフリーランスエンジニアさんをゲストにお迎えし、「フリーランスで働くエンジニアのリアルLT」と題して、本音のトークイベントを開催しました。
目次
フリーランスって憧れる?不安? 実情を聞いてみた!
フリーランスへの具体的な道筋が見えた時に走り出せた
ある程度の安定収入が見えたときに、独立を決意できた
都内と地方はどちらが良いか?ではなく、選べることが良い
フリーランスになることは経験であり、通過点として捉えたほうが良い
求められるフリーランスに必要なことは
生き方を自分で選択する人生に、フリーランスの経験は大きく役に立つ
自分の道は自分で選ぶ。そんな人生を応援します!
2021年12月9日、青森県でフリーランスエンジニアとして働くブラッドフォード清将さんをゲストにお迎えし、「フリーランスで働くエンジニアのリアルLT」と題して、本音のトークイベントを開催しました。
ブラッドフォード清将さん
フリーランスWebエンジニア
沖縄県出身。2014年にWeb制作会社へ就職し、Web制作に関わる一通りの業務を経験する。
1度の転職を経て2021年にフリーランスとして独立。現在はフロントエンドの技術を中心に、中小から大手まで複数のクライアント業務に携わる。
フリーランスって憧れる?不安? 実情を聞いてみた!
フリーランスエンジニアといえばPC一つでどこでも仕事ができて、時間も拘束されないというキラキラしたイメージを持つ方も多い一方、実際にその一歩を踏み出す勇気を持てない人も多いのではないでしょうか。
青森県でフリーランスエンジニアとして働くブラッドフォード清将さんに、そんな不安をぶつけつつ、フリーランスになった経緯や実情をお伺いしました。
フリーランスへの具体的な道筋が見えた時に走り出せた
フリーランスになる前はどんなお仕事をされていたのですか?
もともとはコーダー(HTMLやCSS、JavaScriptを中心としたコーディングを行う仕事)としてWeb制作会社で働いていました。当時から独立したいという気持ちはありました。やはりPC一つで自由に働けるというのは魅力的でしたし、いずれ自分は起業するんだ、と思っていました。
しかし、実際起業するにはどの程度技術力が必要なんだろうか?という不安は消えることはなく、5,6年は会社勤めをしながら仕事に没頭していました。
フリーランスになろうと思ったきっかけは、ありますか?
実際に自分の技術力を持って独立するというのは心理的ハードルはかなり高く、それを超えられずにくすぶっていました。
そんなときに、実際に起業した先輩の話を聞く機会がありました。どんなプロジェクトをこなして、どのように独立したのかというストーリーを聴く中で、「この部分なら自分でもできそうだ」
と具体的にイメージできたことで、実際に独立に向けて動き出すことができました。
また、ここ数年 「フリーランス」
という言葉をよく聴くようになったこともひとつです。当時の自分は 「独立=起業」だったんですが、フリーランスという働き方もあるんだ、と気付けたことも後押しになりました。
ある程度の安定収入が見えたときに、独立を決意できた
独立を目指してから、開業届を出すまではどのような流れだったのでしょうか
Web制作会社に勤めながら、少しずつ個人で経験を積むようになりました。
仕事の内容としては通常のWeb制作のほか、WordPressなどを使った開発も行い、PHPの技術も学んでいきました。
そんな中、個人の活動の中でつながった企業から、3, 4ヶ月程度の大きな開発にJoinしてほしいという相談をいただきました。これを受ければ向こう3ヶ月程度は安定した収入が得られる。この確証が、本業を辞めて独立しようと決意する決定打になりました。
そして今年、完全にフリーランスとして開業届を出しました。
都内と地方はどちらが良いか?ではなく、選べることが良い
Web制作会社に勤務していた時は東京で働いていたブラッドフォードさん。
現在は青森県に移住して、東京の案件をこなしています。
都内で働く良さは?
クライアントは都内の企業が多いので、クライアントとの距離が近いのが良いです。
親睦会などに気軽に参加して人となりを知ることができるのは、信頼関係の形成に関しても大きなメリットだと思います。
地方で働く良さは?
仕事していて辛い時に、リアルな距離が離れているのがありがたいこともあります。
そして家賃が安い。リモート勤務が基本になるので移動費もかかりません。フリーランスにとっては助かりますね。
都内での勤務と地方でに勤務、どちらを選ぶ?
どちらかだけを選ぶ必要はなく、「今はこっちが良い」を優先して選べるのがフリーランスの強みです。
現実的な場所の問題はあるにせよ、都内のメリットと地方のメリット、自分次第で選択できるということが自分にとっては大きいですね。
フリーランスになることは経験であり、通過点として捉えたほうが良い
今からフリーランスになるのはアリですか?
全然アリです!
個人的にはオススメしたいです。
どんな人にならオススメしたいですか?
個人の性格や技術力をもって、その人がフリーランスという働きかたが向いている・向いていないということは重要ではないと思っています。
というのも、フリーランスになったとして、その後どうなるかわからないという前提があるからです。
大事なことは、少しでも良いので 独立を経験する
ということだと思います。
求められるフリーランスに必要なことは
自分の技術力に自信が持てない人はどうすれば良いのでしょうか?
フリーランスを経験していないと、 「技術力=報酬」と考えてしまいがちだと思います。だから、自分の技術力に自信が持てず、独立を躊躇ってしまう。実際に私もそうでした。
でも、どんなに技術があったとしても、それを求める人がいなければ仕事にはなりませんよね。
つまり ニーズを見つけることの方が重要
なんです。今自分が持っている技術でできることを求めている人を見つけられる力があれば良いと思います。
ニーズを見つけるために必要なものは何なのでしょうか?
やはり人脈は大事だと思います。特に、同業者とのつながり
は大事です。
エンジニアやデザイナーなど、同業種のネットワークを持っていると、周りが独立していき、仕事が回ってくることが多いです。
単に仕事を紹介してもらえるというだけではなく、逆に自分に受けきれない案件の依頼が来た時に、同業仲間に紹介することもできます。
せっかく自分に仕事を依頼してくれた相手をないがしろにしたくありません。その時に、信頼できる同業者を紹介することができるのは大きいです。こうして、お互いに助け合う関係になっていきます。
生き方を自分で選択する人生に、フリーランスの経験は大きく役に立つ
改めて、フリーランスになることをおすすめする理由は?
フリーランスで生計を立てるところまでいかなくとも、フリーランスを目指すということ自体に意味がある
と思っています。
なぜなら、私はそれを経験することで、「自分の人生は自分で選べるんだ」ということを実感できたからです。
フリーランスになる前と後で、大きく価値観が変わりました。
フリーランスになる前は、会社から言われたことを受動的にやっていただけでした。それが会社勤めなんだと思っていました。
でも今は、その会社で自分を成し遂げたいとこをやるという意識があれば、会社勤めに戻っても良いと思えるんです。
自分の道は自分で選ぶ。そんな人生を応援します!
今回はブラッドフォード清将さんに、フリーランスという働き方を通して、主体的に生きることの大切さを教えてもらいました。
会社勤めだから自分のやりたいことができないわけではないし、フリーランスになったからといって必ずやりたいことができるというわけではありません。あくまでもフリーランスというのは働きかたの形態です。
大事なのは、自分がそれをやりたいと思うこと
です。自分がやりたいことベースで働き方を選択できる、そんな人生の素晴らしさを教えていただきました。
ブラッドフォードさん、ありがとうございました!