DIVE INTO CODE

2019年4月24日

主に3パターン! 未経験からRuby エンジニアになれた、キャリアステップの事例

Rubyを学んだ受講生たちは、未経験からどのようなキャリアステップをたどることが多いのでしょうか。
DIVE INTO CODEは「プロのエンジニアになるために挑戦する人が、チャンスをつかめる場をつくる」ことを掲げたプログラミングスクールです。
つまり、卒業生は未経験者ばかり。決して低くはない「未経験での就職」のハードルを超えた受講生たちのその後とは。社員がいいのかフリーランスに進むべきか、ご自身の今後を占うつもりで記事を参考にしてみてください。

DIVE INTO CODEで教えているRubyを習得する前提で話を進めますが、エンジニアのキャリアの話のため、他の言語を学んでいる方にも役立つ情報です。

【こんな方におすすめ】
・未経験からのエンジニアを目指している方
・プログラミングスクールを検討している方
・プログラミングの勉強で悩んでいる方

【目次】
1.未経験から社員としてキャリアを積んでいく事例
・社員かフリーランスかで迷ったら
・エンジニアのキャリアの相談先
2.未経験からフリーランスとしてキャリアを進めていく事例
・社員になる人が9割。フリーランスのほうがハードルは高い
・さらに上のレベルで求められること
3.インターンシップなど、それ以外のキャリアステップ事例
・エンジニアの適性とは?

■話し手
DIVE INTO CODE 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也

未経験から社員としてキャリアを積んでいく事例

よろしくお願いします!

まず1つ目は、ある受講生が未経験から社員になった事例をお話します。
その方はDIVE INTO CODEで学んだあと、まず副業でRuby開発に携わりました。

副業で、ですか?

はい。副業で携わるとはどういうことか。端的に言うと需要側、主に起業家やスタートアップの方が、少額で簡単なものを作りたい場合があるんですよ。逆に言えば、ちゃんとした法人が素性の知れない個人に発注することは基本的にありません。
副業で受ける依頼は10〜30万円ほどのポケットマネーのレベル感。そうした副業で経験を積み、スクールで学んだことを実践の場で活かしていきます。開発納期に追われるなどのビジネスの現場で実務経験を積んでいく。
次にあるベンチャーに就職をして第1号のエンジニア社員として入社しました。ただし、1人目の社員として入ると教えてくれる人がいないのが難点です。

そうですよね。

指導してくれる社員がいない。そのため、その会社では20年ほどの経験のあるベテランのフリーランスエンジニアの方を週に1回、業務委託で呼んでいたそうです。その方から技術指南を受け、悩みごとの相談をしていました。1年ほど経験を積むと、ベテランさんとも対等に話ができるようになっていたそうです。
そこまでいくと自分でプロダクトを設計できるようになるレベル感です。2年目にはすでに自立し始めるんですが、人数が少ない会社だと自分の成長を感じにくくなってくるそうです。お互いに意見を言い合える関係にはあまりなれなかった。

一方、外に目を向けて勉強会に参加し他社のエンジニアと話をするとさまざまな知見に触れられる。社内にいるよりも社外のほうが成長できる感覚を得られたんです。
今の会社で作っているものは本当にやりたいことなのかと自問した末、「成長して力が付く環境がほしい。優秀なエンジニアが周りにたくさんいるところへ行きたい」とメガベンチャーへ転職。学び始めてからそこまで3年かかりました
その方はもともとJavaのシステムエンジニアの仕事をしていたんです。コードを書いてはいなかったけれども、設計やプログラミングの仕組み自体には知見があったので、キャリアの積み重ねが始めからあった方ではあります。

社員かフリーランスかで迷ったら

その方が最後まで迷っていたのが、転職するかフリーランスになるかどうかでした。

副業としてお仕事を受けてたので、イメージも湧いていたでしょうしね。

はい。副業で手伝っていれば、お金の面で甘い誘惑もあるわけですよ。「フリーランスになると単価が高い」「稼ぎやすい」などよく耳にしますが、税金や社会保険料をすべて自分で払う必要があるので、実は手取りで考えればすごく高いわけではないんです。
また、フリーランスは人から言われたものをひたすら作る仕事になりがち。自分が作りたいものややりたいことを重視できるかというと必ずしもそうではなく、いわゆる傭兵(単発の雇われ兵)になってしまうこともあるという話に共感したそうです。
迷った末に熟慮し、考えを整理してから進んでいました。

そう思える会社と出会えるのもスゴいことですしね。

そうですね。エンジニアの方は技術だけではなく、技術力をつけるためにやりたいこと、ちゃんと使われるシステムを開発して喜ばれることをすごく意識するんですね。その方を見ていると、おそらく周りに相談できる人がいたんだと思います。
もしいなかったら勢いでキャリアを選んでしまっていたかもしれませんし、後悔しかねません。

エンジニアのキャリアの相談先

そういうときは自分だけで判断しにくいと思うんですが、立ち止まって考えて相談してみるのは大事だということですよね。

そうですね。だからエンジニアがキャリアを相談することは必要だと思うんですよ。

確かに。技術力さえあればと考えがちですね。

さらに、今はエンジニアが足りないと言われているから、人手不足でどこかしら入れると思いがち。しかし実はキャリアに関する悩みごとは多いです。

その場合は、目指したい位置にいるエンジニアに相談するのがいいんですかね?

どうでしょうか。専門のキャリアアドバイザーのほうがいいかもしれないです。エージェントさんというよりは、第三者として相談業だけに特化している方。
転職エージェントさんなどの場合、「求職者が転職先を決めること」に対しての力学が働くので、厳密には中立ではないんですね。

これは別の機会に1つのテーマにしてお話ししたいくらいですけど(笑)。それは確かにありますね。求職者自身の整理はなかなかしてくれなかったりしますから、転職エージェントさんは「企業を探してくれる人」って割り切ったほうがいいですよね。

未経験からフリーランスとしてキャリアを進めていく事例

2つ目は、未経験からフリーランスになった元受講生の方の事例です。その方はプログラムを書いてはいなかったんですが、もともとIT業界にいてIT用語のリテラシーはあり、業界知識やプログラミングの難易度などのイメージはあったんです。さらに人との縁もあって、フリーランスとして最初から業務委託契約で現場に入っていきました。

スゴいですね。

卒業する直前から、自分の勉強にもなるからと初学者向けに講座を開いたり、フリーランスの人が集まるコミュニティに所属して自分の体験談をアウトプットしていましたよ。
そういう機会を持っていたので人前で話ができたし、フリーランスになってからもその類の活動をできています。

スゴい。発信力がないと仕事がなくなっちゃいそうですしね。

そうですね。フリーランスでの働き方と社員として勤めることの違いは、おそらくビジョナリー(将来への願望がある人)であるかどうか自分の中だけでもつのか、ビジョンをチームや組織に求めるのか、その違いにある気がします
フリーランスを志望する方はどちらかというと自分の中にビジョンがあり、自分自身に対するセルフブランディングの意識が強いですよね。
一方、社員になる方は自分自身だけじゃなくて共感できる人と一緒に働きたいという想いが強くて、誰と働くかということを重視したりする傾向にあります。

自分がどっちのタイプなのかをまずは考えたほうがいいのかもしれない。

どちらも良い面と悪い面、いろんな軸で判断できると思います。初学者の方がもし進むとしたら比較的、難易度が高いのはフリーランスのほうで低いのは社員のほうです。
なぜならフリーランスは独立している傭兵部隊ですから、案件をこなせなければ基本的に契約終了です。一方で社員のほうは、ある程度は育成をして仲間として高いレベルを保ちつつ一緒に手を取り合う関係。
それぞれに傾向があるので、覚悟を決めてどちらなら本当に自分がやりたいことを実現できるのかを決めてから選んだほうがいいですね。

DIVE INTO CODEの卒業生では、就職者とフリーランスの割合は?

9割は、就職です。

ほとんどの方が就職するんですね!

社員になる人が9割。フリーランスのほうがハードルは高い

フリーランスのほうが珍しいですね。理由は、一般的にフリーランスになるにはフルタイムでの実務経験が2年はないと、まともに仲介のエージェントさんも取り合わないんですよ。

なるほど。

はい。採用する会社の側がいくら「リソースが不足していて即戦力がほしい」状態でも、2年は経験がないと不安になるんです。

それはそうですね。

確かに実務経験が1年未満でもいきなりフリーランスになることはありますがとても稀で、コミュニケーション能力など他の力によるものなんですよ。

組織にいるだけでも価値になるような人物とかですかね。

ご縁や縁故もありますよね。そういう事例だけを見て、簡単になれると思っちゃうと認識に明らかなギャップが生まれます。そのため、2年間のフルタイムでの経験が必要だと一般的には思われていると認識していたほうがいいです。そういった理由もあって、9割の方が社員で就職する道に進む。

さらに上のレベルで求められること

就職したあとに、「もっとお金を稼ぎたい」「チームがほしい」と上にレベルアップする方向へ進むために必要なことはありますか。

おそらく人生のどこかでそういうシーンが転機として訪れると思うんですよね。会社に勤めていたけど自分のやりたい方向性が変わったから、独立や転職を考えるかもしれない。あるいは、フリーランスでも企業と同じビジョンを共有していれば一緒にやりましょうとなることもある。いずれにせよ、フリーランスだろうが社員だろうが実務経験が数年ついてくれば、自分から柔軟にある程度は選べるようになるんですよね。選び過ぎなければ選べる。
そのレベルまでいけばエンジニアは「何の仕事をするのか」を重要視した方が良いですね。自分の得意分野や市場価値をよく理解した上で、相手がどのような思惑で仕事を依頼してくるのかについて敏感になる必要があると思います。

どういうことですか?

たとえばディレクターや営業、マーケターなどの発注者が、どういう意図で自分に開発をして欲しいと話を持ってきているんだろう、ということに対して敏感になるということです。発注者側は、そのエンジニアに対して「実現したいこと」を伝えることはしますが、開発をすることがどの程度の難易度なのか、それができるようになるまでにどれだけの経験やノウハウが必要なのか、を想像することが難しいです。開発した経験がないからですね。
プロのエンジニアとして自分の価値を最大限発揮できる仕事にするために、 それを開発するためにどのくらいのスキルと経験が必要なのかキャッチアップにどのくらいの時間がかかるのかをはじめに伝えておくと良いですね。その上で、 自分がモチベーションを最大限に発揮して取り組める得意領域を明確にしておくと良いですね。

インターンシップなど、それ以外のキャリアステップ事例

3つ目は、社員として就職するかフリーランスになるかのケース以外の事例です。結論から言うと、アルバイトやインターンシップとして見習いや下働きのかたちで就職するケースが多いです。
その状態から職場で認められて社員になった、あるいは一人前の条件を満たして時給がどんどん上がり、2年ほどでスタートアップのマネージャーになったケースも。無給で開始してのちのち他の企業の社員になった方もいます。

エンジニアの適性とは?

そういう方を見ていると、自らどんどん物事を進めていく力がありますよね。意見もしっかり言いますし、指示待ち人間ではないんですよ。
指示待ちの方で過去にエンジニアになれた方はほとんどいないし、そもそも適性がないと思います。

ぼくは主体性の問題かなとも思ったんですけど、どちらかというと「楽しめてない」ってことが受け身になってしまう原因になる面もあるんですかね。

それでいうと、「もっと楽しいことをしたい」という気持ちすらないなら、エンジニアを目指すのは止めたほうがいいですよね。試しにやってみるのはいいと思うんですけど、本格的に仕事にするのは止めた方がいいのではないでしょうか。楽しめていないなら将来、いずれ辞めることになっちゃいますし。

確かにそうですね。現在エンジニアの方も、自分に合っているのかをもっと考えてみるのは良いかもしれないです。

何事もそうですけどね。ただ、特にエンジニアというのは人に相談こそできてもいざとなったら頼れるのは自分1人しかいない世界なので、その傾向が顕著に出ます。もし耐えきれなくなったら心身ともに潰れてしまうんです。

自分がそもそもどういう道を選ぶのか。組織に所属するのか、自分で組織を持つのかという点も踏まえて、いろんな方のキャリアステップを参考に考えてみるのがいいですよね。

その通りだと思います。

ありがとうございました。

まとめ

・未経験から社員としてキャリアを積んでいくには、副業から始めるのもあり!
・社員かフリーランスかで迷ったら、ビジョンの有無やメリットデメリットの両面から適性を考える!
・就職して社員になる方が9割。フリーランスのほうがハードルは高い!
・人材エージェントは2年以上の実務経験があるフリーランスでないと取り合わない!
・インターンシップなどで無給から入る道もある!
・エンジニアのキャリアの相談先は、キャリアアドバイザーなど第三者にせよ!
・上のレベルでは「やりたいことを自ら示すこと」が求められる!
・エンジニアは、少なくとも指示待ち人間や楽しめない人には向いていない!

DIVE INTO CODEのことをもっと知ってみませんか?