ディープロ

2018年10月5日

なぜディープロ代表の野呂はプログラミングスクールを作ったのか?

なぜディープロ代表の野呂はプログラミングスクールを作ったのか?

創業者が語る、創業の原点「人の時間の価値を上げる事業を創る」

原体験

私がこの想いを抱き始めたのは、2002年。私の父が他界した時からでした。人は、必ず死ぬ。いつ死ぬかわからない。生きるも死ぬも自分で選ぶことができる。私はその時、それまでの人生を振り返り、自分で選ぶことなく生きてきたことを知りました。そこで初めて、自ら生きることを選びました。「後悔のない人生を生きる」と。人生は、有限。いつか、終わる。
その時に「どうすれば後悔のない人生を生きることができるか」と考えました。「後悔したことを二度とやらないようにすれば良い」と考えました。そこで、後悔したことを思い出そうとしました。思い出せたのは、”気の合わない人と旅行に行ってしまったこと”など、気まずい想いをしたことでした。しかし、それらは頻度が高いわけではありません。むしろ、目的もなくダラダラと過ごしてしまった時間の方が多くあるのではと思いました。
それらの時間がどれだけあるのかを思い出そうとしましたが、全く思い出すことができません。人間は何をどれだけやったのかを記憶する能力がほとんどないことに気づきました。それならば、何をしたのかを書いて残しておけば良いと考えましたが、どのくらいの時間それをしたのかは、わかりません。5分なのか半日なのかではまるで違うのにです。
そこで、私は「時間を計れば、それがすべてわかる。」と考えました。そしてその日から、ストップウォッチであらゆる時間を計り始めました。

再現性の壁

私は12年間、一日も休むことなくあらゆる時間を計り続けました。事業化をするために必要なスキルを広く身につけるため、4回転職。異業種・異職種で短期間に成果を上げ、生産性を大きく高めることができる手法として自ら証明できたと考えていました。そして、一念発起して会社を辞めて独立し、その手法を体系化してセミナーや研修を開催し、300名以上の方に受講をいただきました。そして、この手法を活用した時間管理サービスの事業を興そうと挑戦をしました。

時間は命そのものである。

しかし、そこに大きな壁が立ちはだかりました。それは、他人がその手法を再現できない という壁です。時間を記録して改善に活かすという手法を私と同じように再現できた人は、たった1%でした。100人に1人しか、再現ができなかったのです。
再現ができないということは、相手が価値を受け取ることができないということ。単発のセミナーでは良くても、それ以降に対価を受け取ることができるはずもありません。私は時間を記録する手法に固執するがゆえに困窮し、生活するために他にできることで片っ端からやってみなければならない状況に陥りました。

“過去の改善” から “未来の創造” へ転換

その後、転機が訪れます。当時、私が生活をするために開催していたセミナーのうち、時間管理よりも人が集まるものが生まれました。それが、「3時間でアプリ公開!ゼロからのプログラミングRails講座」でした。
全世界を探しても10年以上時間を記録し続けた人は他にいない(はず)。私が開催する時間管理セミナーよりも、プログラミングのセミナーに人が集まるのは何故なのか。その理由にようやく気づくことになりました。
過去を改善することは多くの人にとっては辛く、やめてしまう。しかし、未来でありたい姿を実現するために新たな挑戦をすることは皆喜んで続ける。ここに本質的な理由があると気づきました。

人は、未来を想い生きている。生きる目的こそが重要である。

過去の改善で時間の価値を上げる。未来の創造のために学ぶことで時間の価値を上げる。手法は違えど、どちらも人の時間の価値を上げる事業。
奇しくも、私には 2度のゼロからプログラミングをマスターした経験がある。そして、時代はプログラミング義務教育化や新規事業創造のためのテクノロジースキルが必須、リモートワークやフリーランスに憧れが集まっている。そのため未経験から学習をしたいという人が多い一方、現業のエンジニアたちは人手不足で時間がないばかりか教育に関心が薄く、オンライン上の学習教材ではレベルの高さが得られない。
これは、他人が求めていることで、自分が提供でき、そして自分がやりたいことでもある。
ただプログラミングを教えるだけなら誰でもできる。学ぶだけで終わるものでは、時間の無駄で意味がない。それならば、学んだことを価値=お金に変えられる、実務レベルまで到達させる再現性の高い仕組みをつくろう。
未来を信じて今を生きる人が、国籍や年齢、学歴や職歴、性別などの社会的フィルタは一切関係なく、誰にでも再現性のある仕組みをつくろう。テクノロジー教育であればそれを実現できるはずだ。

すべての人が、テクノロジーを武器にして活躍できる社会をつくる

それから私は過去12年続けてきた時間の記録を一切やめ、未来を創るテクノロジー教育事業に舵を切りました。これが、ディープロ 創業の原点です。

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