ディープロ
2019年12月5日自分にはないスキルが必要な求人にも応募していいの?
就職活動や転職活動の際に、求人票に書かれている要件が自分のスキルと少し合わないことは、よくあることです。そんなとき、あなたならどうしますか?今回は、「自分にはないスキルが必要な求人にも応募していいの?」をテーマにお話していきます。
就職活動や転職活動の際に、求人情報に書かれている要件が自分のスキルと少し合わないことは、よくあることです。それでも、「どうしても行きたい!」という会社であるとき、あなたならどうするでしょうか?「要件と合わないから諦めよう」と考えるのは、実はもったいないかもしれません!
【こんな方におすすめ】
・転職活動中の方
・エンジニアへの転職を目指してスクールなどで勉強している方
・求人票の必須要件が気になってなかなか応募に踏み切れない方
【目次】
1.自分にはないスキルが必要でも応募はできる
・「実務未経験でも可」という条件を置いているかどうかが重要
2.自分にはないスキルが必要でも受かるのか
3.会社を選ぶ際の視点の持ち方
4.まとめ
■話し手
ディープロ 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也
自分にはないスキルが必要でも応募はできる
今回は、「自分にはないスキルが必要な求人にも応募していいの?」というテーマでお話を伺います。Webエンジニアなのか、インフラエンジニアなのか…といったエンジニアの中での職種の違いや、プログラミング言語の違いなど、求人情報に書かれている条件が自分のスキルなどとは少し違っている場合を想定して、ぜひご意見をお聞かせください。
結論からいうと、私は応募して良いと思います。ただし、会社によっては求人情報の中で「必須要件」を定めていることがあります。必須要件が複数あって、それらをすべて満たしていないような場合は、応募しない方が良いでしょうね。逆に言うと、ひとつでも満たしているようなら、応募しても良いと思います。
その場合は面接などで「自分はこういった要件は満たしていないんですけど、いかがでしょうか?」といった具合に確認をすれば良いですね。
そうです。それで良いと思います。
「実務未経験でも可」という条件を置いているかどうかが重要
もうひとつ重要な視点があります。それは「実務未経験でも可」という条件を置いているかどうか
です。「実務未経験でも可」という会社であれば、要件を満たしていなくても応募して良いと考えて大丈夫です。
会社によって人材の育成体制の整備状況は違いますからね。そういった観点から考えると、やはり「実務未経験でも可」と明記している会社の方が、より安心できますね。
仰るとおりです。「実務未経験でも可」と明記できる会社は、未経験者を受け入れることのコストや人材育成にかかる時間、あるいは必要なOJTなどのノウハウをきちんと蓄積している会社だと考えられます。これはエンジニアに限らず、他の職種でも同じことが言えますね。逆に言えば、そういった要件をきちんと確認せずに応募しまくるようなことは、会社側からすれば「マナーが悪い」「手あたり次第で探している」などのネガティブなイメージにつながりますから、注意した方が良いでしょう。
自分にはないスキルが必要でも受かるのか
要件を満たしていなくとも応募することは問題ないことは理解できました。ただ、実際に大事なことは「受かるのかどうか?」だと思うのですが、その点はいかがでしょうか?
その点は状況によりけりでしょう。例えば、要件を設定して人材を募集していても、なかなか応募が来ない会社もあったりします。そういった会社であれば、多少スキルや経験などが足りていなくとも、会って話をしてくれることが多いでしょう。そうして実際に会った時に「経験はないけど伸びそうだな」などど評価されれば、採用につながることもある
と思います。
タイミングも重要ですし、実際に会った時に可能性をアピールすることも大事ですね。
そうです。エンジニアを例に出せば、PHPの人材を募集しているところにRubyのスキルを持つ人が応募してきたとしても、「今持っているのはRubyのスキルだけど、プログラミングの基本的な書き方は理解していそうだな」「きちんとキャッチアップしていけそうだな」などと思ってもらえれば良い訳です。プログラミング言語の特徴は、似ているものです。例えば、Rubyはオブジェクト指向スクリプト言語のひとつです。似た特徴を持つ言語から始めることも視野に入れておくのも手でしょう。その分、会社選びの幅がグッと広がります。
※参照:Stack Overflowの”Developer Survey Results 2019”より”Most Popular Technologies”の” Programming, Scripting, and Markup Languages”
志望動機をきちんと説明できることも、とても大事ですね。それもエンジニアに限らずどの職種でも同じことが言えそうですね。
そうです、面接にまでたどり着けば、そういったことをきちんとアピールできる機会です。そう考えると、むしろ1番のハードルは、書類選考を通るか否かではないでしょうか。
なるほど、その点は確かに難しいですね。スキルがないのであれば、それをフォローできるようなアピールの仕方が、応募書類の上でもできるとより良いですね。
会社を選ぶ際の視点の持ち方
ここまで、自分にはないスキルが必要な求人に対しての応募というテーマでお話を聞いてきましたが、やはり就職や転職においては、自分が身につけてきたスキルや経験を活かす方が良いのでしょうか?
やはり、自分が身につけてきたスキルや経験を活かす方が王道
ですよね。何より、それが1番、効率が良いと思います。ただし、そこだけにこだわって応募先を絞る必要はないと思います。特に、「未経験でもOK」という会社の場合は、プログラミングのスキルをそこまで重視していないことも多いです。もちろん、最低限必要なスキルはありますけど、それよりも、入社後どのようにキャッチアップしていけるのかを見ています。ですから、会社を選ぶにあたっては、どのような言語を使うのかよりも、どういうことを実現できる会社なのか、あるいは自分はどのようなエンジニアになりたいのかを重視すると良い
でしょう。
つまり、「スキルがあるからこの会社に行ける!」ではなくて、「この会社に行けばこれができる!」という視点で選ぶのが良いということですね。もし「この会社に行きたい!」と思えるような会社があれば、たとえスキルが足りていないと感じても、ひとまず挑戦してみるべきですね。
仰るとおりです。
まとめ
・自分にはないスキルが必要でも応募はできる。「実務未経験でも可」という条件を置いているかどうかが重要
・なかなか応募が来ないような会社であれば、多少スキルや経験などが足りていなくとも、会って話をしてくれることが多い
・未経験でもOKという会社は、プログラミングのスキルよりも、入社後どのようにキャッチアップしていけるのかを見ている
求人票に書かれている要件と自分のスキルが合わなくても、「応募してはいけない!」というルールはありません。もちろん、会社が求めているであろう人材像をイメージしてみて、それと自分とが全く合わないようであれば考えものですが、少しでもマッチしている部分があれば、挑戦してみる価値はあると考えて良いでしょう。大事なことは、「足りないスキルなどをどのように補うのか?」「どうしてその会社に行きたいのか?」といったことをロジカルに説明できることです。
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