ディープロ

2022年3月30日

起業準備を始めるその前に 〜これ忘れないで〜

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2021年の新設法人数は6万6530社と2020年より34.6%も増加しているほど、起業熱が高まっています。今現在、法人登録数だけでこれだけの数が出ているということは、これからまだまだ個人事業主、フリーランスとして起業される人が多くなるはずです。

起業する人が多いのが、デジタルビジネスとも言われています。
デジタルビジネスと言っても、様々な種類 (ITエンジニア・E(システムエンジニア) ・プロラマー ・ネットワーク・サーバエンジニアなど)に分かれますが、起業となってくると準備しておいた方が良いもの、そしてブラッシュアップしておいた方が良い知識などはどれも同じです。

取り入れ忘れがちなのがセキュリティ対策

目に見えない何も起こっていないことを、起こさないために活用するのがマルウェア対策ソフトです。
実際に何か起きてしまうまでは、資金の無駄遣いのようにさえ感じてしまうかもしれませんが、情報漏洩はデジタル起業家にとっては大打撃です。会社の存続の危機に直面してしまう恐れもあります。

フリーランサーでも個人事業主においてもこれは同じです。
マルウェアの感染経路のほとんどが、何らかのファイルをメールやWebサイトからのダウンロードによると言われています。
クラウドシステムを利用し、メールで添付ファイルを送る作業手順を使用しないないようにする他、データは常に暗号化・復号化をする仕組みを導入するのが理想です。
そのため、VPNやレンタルサーバーなどの対策の利用をおすすめします。ExpressVPNサイト内の解説や、レンタルサーバーサイトの説明などをみていると、やはりペアで対策を行った方が問題を未然に防げる確率が大幅に上がるといえます。

ビジネスは信頼の上で成り立っています。99%の業務がオンラインで行われるこの世界においては、税申告、記帳、請求書と領収書のやり取りなども全てオンラインと言えるのではないでしょうか?
そして、その大切なお金のやりとりを保護することも、今から起業するあなたの義務になります。
会社の情報、顧客情報を守り、取引先などの第三者との信頼関係を構築していきましょう。

スケジュール管理

スケジュール管理は顧客の多さで必要となってくるものだけではありません。特に、場所を問わず作業をされる人には尚更です。
個人の生活と仕事の時間のスペースを管理することもスケジュール管理の一つです。これは、リモートワーク環境においても同じことが言われていました。
自営業の長所でもある「時間の自由な使い方」が管理できていないと、納期がギリギリになり慌てて納品することになりかねません。
顧客の人数に関係なく、作業をタスクごとに分割してこなしていくのが理想です。
クラウドシステムでスケジュール管理をしておくと、取引先や未来のチームでシェアできるので、最初から使っておいた方が良いツールであるといえます。
コーヒー1杯分の金額で使用できるクラウドシステムも中にはありますので、たくさん試してみてはいかがでしょうか?

仕事のパートナー 

愛用品と共同で仕事ができるとモチベーションが上がる他、作業効率もよくなります。できれば低価格で揃えていきたい机周り。
モニターやデスク、そして椅子などは相性の問題がありますので、できるだけ店頭に行って実物を見て触ってから購入の判断をするのがおすすめです。一度使うと長く共に仕事をしていく相手ですので、妥協しないで気に入ったものを使用するのが良いといえます。
そして机周りの作業道具として、持っていた方が良いツールが2つあります。
ウェブカメラとヘッドフォン、なぜだかおわかりでしょうか?

ウェブカメラ

ビルトインのカメラでも十分なのですが、高画質でオンラインでセミナーを受けたり、打ち合わせをしたりする時など、やはり高画質の方が相手に良い印象を与えます。例えば、ロジクール StreamCamは、AIオートフォーカス機能、自動ブレ修正など高い機能が搭載されているので、作業日の半数を打ち合わせで過ごす人におすすめです。

ヘッドフォン

今更ヘッドフォン?と思われがちですが、AirPods MAXのノイズキャンセリング機能は最高峰。アップル製品ですので、アップル社製品との相性はバッチリです。作業中に気が散ってしまわないようにするためにも、ノイズキャンセリング機能は必要です。

最後に忘れてはいけないのが、あなた自身の心の準備。相手側が、古くからの知り合いであったり、知人の紹介であったりすると商談への掛橋となってくれ、初納品まで目の前と感じてしまうかもしれません。しかし、デジタルスキルだけではやっていけないのがビジネスなのです。

磨いて損はない●●力

業務が軌道に乗ってくれば来るほど、自然と身に付いてくるコミュニケーション能力の●●力と呼ばれる質問力・説明力・説得力ですが、できれば起業当初から基本の知識は身につけておきたいものです。どうして必要なのかを知っておくと、それなりに気を配りながら対応できます。

質問力

質問は金なりです。
例えば、何かを確認しなくてはいけない場合も質問が生じていきます。
質問することで相手も気付いていなかった、または忘れていたことが思い出され、そしてその答えが返ってくることで、お互いのウィンウィン効果が得られます。

注意しなければいけないのが、検索ページで調べればわかるような質問は相手を不愉快にさせてしまう場合があります。
質問は、その人(ここでいう顧客)にしか答えが出ないような質問を心がけてください。質問の仕方が上手な人を観察し、真似てみると躊躇しないで聞きたいことが聞けるようになってきます。

基本としては、「誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どのように」が明確に相手に伝わるように質問をします。そうすることで、相手も何についての答えがプライオリティなのか、ハッキリわかりやすいからです。

しかし、1つの質問にずべて混ぜてしまうと、押しが強い印象しか残らないので、できれば1つの質問に1つだけ使うようにしましょう。

説明力

説明力、時間がなければないほど、うまく伝達できない人が多いのではないでしょうか?

一般的に次の質問を覚えておけば良いと言われています。

テーマを伝える→要点を伝える→詳細情報を伝える→説明を締めくくる

これに質問を当てはめる習慣をつけておくと、必要な時に考えなくても言葉がスラスラでるようになってきます。
説明の中で、自身の意見を交えるときは「私の意見としては・・・」など、自分の意見であることを必ず相手に伝えるようにすると、後ほど勘違いから発生する問題は少なくなります。

説得力

説得力で一番大切なものは、事実に基づいていることです。事実に基づいていない意見は「個人の主張」となり、相手に嫌な思いをさせてしまうかもしれません。

説得をする相手をよく理解し、事実に基づいた話をロジカルに進めていくことで話が着地する確率が高くなります。業務でいうところなら、相手側の社風や理念、環境をしっかりと認識した上で説得をするということです。
相手の気持ちを組みながら話を進めていくと、お互いに気持ちよく着地できます。

起業するのは素晴らしいこと

起業の激戦区のように囚われがちなエンジニアの起業ですが、実際には1つの扉が開けばそのあとは信頼関係を築いていくことで仕事の輪が広がっていきます。信頼に関わる相手側の情報漏洩対策や、作業効率に関わる道具はしっかりと揃えてからスタートされること、タスクに集中できやすくなります。

座っていることの多い業務ですので、体を労わることもお忘れなく。


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