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2019年10月06日

学歴が高くないと就職・転職はできない?

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「学歴が高くないと就職・転職はできない?」これは、特に就職活動中の学生にとっては死活問題とも思える話題でしょう。売り手市場といわれる昨今の就職戦線においても、依然として学歴は就職先を大きく左右する要素として存在感を誇示しています。では、学歴に自信がなければ、もう諦めなければいけないのでしょうか?今回は、学歴と就職・転職との関係、そして学歴に自信がないからこそするべき努力について、お話していきます。

【こんな方におすすめ】
・就職活動や転職活動の真っ最中の方
・自分の学歴に自信を持つことがあまりできていない方

【目次】
1.学歴「だけ」が評価されるということはない
2.エンジニアの世界における学歴の見られ方
3.学歴に自信がない人だからこそ必要な努力
4.社会は不平等であることを飲み込む
5.まとめ

■話し手
DIVE INTO CODE 代表 野呂 浩良
■聞き手
StartGate 永田 拓也

学歴「だけ」が評価されるということはない

今回は「学歴が高くないと就職・転職はできない?」というテーマでお話を伺いたいと思います。これは誰しもが気になるテーマではないでしょうか?

私も昔は学歴を気にしていましたし、学歴が就職・転職にも関係すると思っていました。ところが、とあるタイミングで学歴が気にならなくなり、就職・転職にも学歴は関係ないと思えるようになりました。

学歴は、学業を頑張ってきた成果ですから、学歴が評価されないというのも、それはそれで変な感じがしますよね。一方で、学歴「だけ」が評価されるのかという疑念もあったりしました。

現在の「新卒一括採用」というシステムにおいては、他に評価できる指標もないために、どうしても学歴を重視せざるを得ないのが現状でしょう。一方で、学歴「だけ」が評価されるということは、私はないと思います。そうでなければ面接やグループディスカッションなどは不要なはずですから。

なるほど、仰るとおりです。

エンジニアの世界における学歴の見られ方

エンジニアの世界に絞ると、学歴はどのように捉えられているのでしょうか?

エンジニアの世界では、学歴よりもエンジニアに関連する分野を学んできたかどうかがより重視される傾向にあります。例えば自社でサービスを開発しているような会社の場合は、すぐにコードを書けるようなエンジニアを求めていますから、情報系の学部出身でないと厳しいでしょう。一方で、システム開発会社でも常駐派遣をしている事業の場合は、社内で研修を受けてから先輩と組んで現場に派遣されて仕事を行なうという流れであることが多いので、情報系の学部以外の出身でもチャンスが出てくるでしょう。

学歴よりも情報系の学部の出身であることが重視される訳ですか。それはそれで理にかなっている感じがしますね。

私の実体験をお話すると、高校の2年生からあまり勉強をしておらず、大学でもあまり真面目には勉強していませんでした。でも周りには、例えば高偏差値の大学に行くために頑張って勉強したり、大学でも研究などに、積極的に勉学に励んでいる人もいました。当時の私はその感覚があまり理解できませんでしたが、今思うと「知識を学び、成果を出す」というのは、エンジニアにも共通することなんですよね。だからこそ、情報系の学部や大学で頑張って学んできた人が、エンジニアとしての就職に有利というロジックは当然のことです。

学歴に自信がない人だからこそ必要な努力

冒頭で、「とあるタイミングで学歴が気にならなくなった」というお話をされましたが、それは具体的にどのタイミングだったんですか?

29歳の時に2度目の転職でソフトウェアメーカーに就職した時です。その会社で、優秀な人材を集めて行われる半年間の研修プログラムに参加したのですが、そこには80人も同期がいて、皆学歴が良い人たちばかりでした。そういった環境の中でも、自分の成長に集中して、全力で取り組んだ結果、研修プログラムを突破できた少数の中に入ることができました。まさに「学歴は関係ない」ことを実体験として知った瞬間だった訳です。

学歴が関係ない土俵に立って勝ち抜いたという実体験があった訳ですね。一方で、新卒の就職を考えると、冒頭でも述べたとおり評価できる明確な指標が学歴しかありませんから、学歴を重視されるのは仕方がないと言える。となると、厳しいことを言えば学歴に自信がないという方は、希望通りの人生を歩むことは難しいのでしょうか?

そんなことはないと思いますよ。大事なことは「自分の人生は自分で決めること」の本当の意味に気づいて、そこからチャレンジをしてみることです。私の場合は、父親が亡くなった22歳のときと、先程お話した29歳での転職後の経験の2つがターニングポイントになりましたが、そのタイミングはいつ来るかはわかりません。自分の人生に気づいたタイミングでスタートしても十分間に合うと思います。

「自分の人生は自分で決めること」の本当の意味に気づくこと、ですか。

はい、そうです。ここで大事なことは、「過去からの積み重ねではない非連続な領域で自分を試す」ということです。過去のコンプレックスに無関係にチャレンジできる場が、もう1度自信を取り戻せる場が、私は重要だと思います。この想いはDIVE INTO CODEのビジョン「プロのエンジニアになるために挑戦する人が、チャンスをつかめる場をつくる」にも込められています。

「自分が得意なことを伸ばせば良い」という話も聞きますが、敢えて異なるフィールドに行って試すことが重要なんですね。

そうです。別のフィールドに行ってまた得意なことを見つければ良いだけです。もちろんエネルギーは必要ですけど、それはもうチャレンジする時点で覚悟を決める必要があります。大丈夫、死にはしません(笑)

これは就職や転職に限らず、人生を歩んでいく上で重要な考え方ですね。

社会は不平等であることを飲み込む

それともうひとつ。社会は平等ではないということも、やはり押さえておくべきでしょう。それこそ就職・転職の場において、人事担当者が学歴も見ることは、相手の立場に立って考えれば当然のことですよね。そういった不平等を飲み込んだ上で、覚悟を決めてチャレンジしていく意志の強さが必要です。加えて言えば、新しいフィールドでチャレンジするということは、そこでは素人だということですよね。ということは、「未経験の素人だけどこれからきちんと努力してキャッチアップしていけるんだ」という情熱をアピールしなければいけません。

なるほど。それもまた重要な要素ですね。

学歴の高さを気にする前に、こういったアピールがしっかりできるよう考えること、アピールする材料がないのであればそれを作ることが、必要不可欠ですね。

それが今回の答えになりそうですね。「学歴が通用しないと思うのならば、それ以外でアピールできるようなスキルや経験を身に付けましょう」ということですね。それこそ、インターンという経験も良さそうです。

仰るとおりです。まずはひとつ、自分ならではの想いから小さなチャレンジをして、その経験から少しずつ自信を身につけていきましょう。誰でも最初は未経験です。過去で決まってしまうと諦める前に、まず一歩踏み出してみましょう。

まとめ

・「新卒一括採用」というシステムにおいては、どうしても学歴を重視せざるを得ないのが現状、だが学歴「だけ」が評価されるということはない
・エンジニアの世界では、学歴よりもエンジニアに関連する分野を学んできたかどうかがより重視される
・人生において大事なことは「自分の人生は自分で決めること」の本当の意味に気付いて、そこからチャレンジをしてみること
・新しいことにチャレンジするときには、あえて異なるフィールドに行って試すことが重要
・学歴以外にもアピールできる材料を自分の中に見出して、育てよう

結論からいうと、「学歴が高くないと就職・転職ができない」なんてことはありません。一方で、特に就職活動において学歴が重要な判断材料となっている事実も、もちろん否定できません。大事なことは、学歴に自信がないからといって諦めるのではなく、学歴以外にアピールできる材料を自分で見つけて、育て上げること。それがすなわち「自分の人生は自分で決めること」の本当の意味とも言えます。何歳からでも遅くはありませんから、ぜひ学歴以外のアピール材料について、就活中の方もそうでない方も考えてみてください。

エンジニアの就職活動に関しては、採用基準に関する記事もぜひご参照ください。

■「エンジニアの採用基準では、何を見ているの?」の記事はこちら

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