Gitの概要について

今回はバージョン管理システムであるGitを学びます。

Gitの概要

今回はバージョン管理システムであるGitを学びます。

皆さんは、開発中のソースコードのバージョンを管理する場合、どのようなことをしていますか？
おそらく ファイル名に日付を入れる というのが一番簡単な方法です。
しかしこれを繰り返していると、１つのファイルがバージョンの違いだけで10個に増えていたりします。
これではキリがありません。

さらに複数人でのチーム開発時に、全員が同じソースコードをいじってしまったら、混乱を招きます。

これらの問題を解消するために Git というツールを使用します。

上記のようにGitを用いることで バージョン管理 と チーム開発 の仕組みが一気に整います。
ルールがやや複雑ですが、とても便利で、エンジニアになると必ず使うツールなので、このDIVEでマスターしましょう。
ちなみにGitを使っていないエンジニアはいないと断言できるくらい必須のスキルです。

まずは今回必要なライブラリをインストールしましょう。

(Gemfile)

gem "dotenv-rails"
gem 'rails_12factor', group: :production

皆さんは GitHub というサービスをご存知ですか？
ご存知の方でも、 GitとGitHub の違いを認識していない方がまれにいらっしゃいます。
ここでスッキリさせましょう。

Gitはバージョン管理をする システム 、 GitHubはGitというシステムを使った Webサービス です。

ではGitHubでは具体的にどのようなことができるのでしょうか？

つまり自分でプロトタイプを作ったり、チーム開発したりとWebエンジニアには欠かせないWebサービスと言えるでしょう。

皆さんは レンタルサーバ を使用したことはありますか？
「レンタルサーバを使いたいけど、費用がかかるから…」
そんな方は必見！実は全世界に公開するための 無料のコンピュータ があります。
それが Heroku です。

もちろん無料なのでデメリットがないとは言えません。

しかし最低限の動きは保証されるので、プロトタイプを作成するくらいであればHerokuで十分です。

GitHub と Heroku にアクセスして、それぞれユーザ登録をしてください。

つづいてローカルにバージョンを管理するための 貯蔵庫（リポジトリ） を作成します。

(コンソール)

git init

これによってローカルに仮リポジトリと本リポジトリが作成されます（下図ではCloud9に作成）。

冒頭でもご紹介したように、今回のGitは、開発現場でなくてはならないツールです。それだけにインターネット上にも有益な情報がたくさんありますので、ご自身でも調べながら学習を進めていきましょう。