インタビュー

2019年12月04日

DIVE INTO CODEのメンター・宮崎翔太さんインタビュー 「ビジネスは人助け。自分は何をしてお金を稼ぎたいのか、の答えを求めて」

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誰のために働くのか

DIVE INTO CODEにジョインしたきっかけを教えてください。

ちょうどDIVE INTO CODEに入社して1年。それまではかなり本腰を入れて、いろいろなところでフリーランスのエンジニアとしての活動をしていました。エンジニアとしてキャリアを歩み始めたのは、ものづくりがしたいと思ったから。つくりたいものがたくさんあったんですよ。でも、エンジニアとして働いていると、周囲はエンジニアばかり。さらに作ることばかり専念しているうちに、自分が誰のために作っているのかわからなくなってきたんです。それで、1度エンジニア活動から離れてみようと思いました。

離れてみようと思って、DIVE INTO CODEに?

Image from Gyazo

そうですね。僕の場合、人と逆かもしれません。エンジニアとしての技術力を手段・目的としてここに来たというよりも、人とのつながりを意識してここに来ました。自分が持っているエンジニアとしてのスキルをシェアして、いろいろな人との出会いから、さまざまなことを吸収させていただければ幸いだなと思いました。

プログラミングに出会った経緯を教えていただけますか?

プログラミングに興味を持ったのは18歳の頃ですね。大学1年生の時にインターンをしたのですが、その時に「なんでもいいから何か実績がないと、お金にしづらい」ことに気づきました。そうであれば、大学卒業後のスタートでは遅い。できるだけ早くスキルをつけて、実績を得たいと思いました。僕はもともと新規事業に興味がありました。その新規事業も会社組織の中の新規事業ではなく、自分で起こす新規事業。その方が本物ですし、学びも桁違い! いろいろと総合的な力が必要なことをわかった上で、優先順位的にまずはエンジニアのスキルを身に付けたいと思いました。

エンジニアの道は独学になるのでしょうか。

その点はかなり工夫をしています。独学もいいけれど、時間がかかるんです。だから未経験でもできるプログラミングのインターンを探しました。環境に入れば、エンジニアとのつながりができますからね。とはいえ未経験ですから、失敗するだろうなと思っていましたよ。

失敗に前向きですね。

失敗はみんな必ずします。僕は失敗しながらスキルや仕事を手にしてきました。

なるほど。

その最初のインターンで出会った人が僕のエンジニアの師匠です。人間的に仲良くなれたことが大きかったかな。実際、その人に誘われて、モバイル開発の仕事もしました。その現場がまたハイレベルで…! それまで開発経験ゼロでしたが、経験値がぐんと上がりました。おかげでその後に行った会社に“生ぬるさ”を感じてしまいました。「ここからはきっと別のステージ。会社を使わずに勉強をしていこう」と決めました。

そしてフリーのエンジニアに。学生でもあるのですよね?

はい。早稲田大学の教育学部に在学中です。僕は福岡出身なんですけど、大学入学前から事業家に憧れがありました。それで学校の外でも活動したいと思っていたんです。学生だからと学校の授業だけを頼っているようでは、きっと結果を出せる人間になれないなと思っていたこともあります。その考えの上で、できる限り授業に縛られない学部を選んだら、早稲田の教育学部でした。もちろん、教育にも興味がありますよ。そうでなければDIVE INTO CODEにも来ていませんから。

学業がありながら、どのようにフリーランスとして仕事を増やしていったのですか?

Image from Gyazo

人助けを心がけるんです。困っている人に対して「それなら僕が月いくらで仕事を請け負います」 と、お仕事の提案をします。人付き合いの中で仕事を回していくようなスタイルが自分にフィットしているのかな。特に僕の場合は人に敏感。興味を持った人に対しては初対面でも根掘り葉掘り聞いて、その人のために自分は何ができるかを考えます。事業内容に興味を持つか、人に興味を持つかで関わり方に違いはあるけれど、何か自分が助けられそうなことが見つかれば「ぜひやらせてみませんか?」と提案します。スピードや質は負けません、と言い切って。

単なるボランティアではなく、きちんとビジネスとしての活動ですね。

もちろん!僕はビジネスというものにひとつ考えがあり、ビジネスは人助けだと思っています。
プログラミングって技術の世界と思われがちじゃないですか。とってもギークな人も多くて。僕も実際そのイメージで、その道に走っていました。けれど、気がついたんです。めちゃくちゃニッチな技術を持っていても、誰も助けられない。求められない。それではお金が回らないんです。お金が回らないということは、誰も助からなくて、つまり必要がないんです。今この時代の次の1秒に賭けたいことがあるから、そこにお金が発生する。その時に必要な人間になることが、仕事をつくること。またはその進路をつくることでもいい。それがビジネスだと思っています。だから、ビジネスに対して固い捉え方はしません。自分の技術を用いて、誰を助けたいのかを意識するようにしています。

ビジネスは人助け。

そうです。誰のための技術なのか、誰が助かるのかということがビジネスの根本。その「誰が助かる」が大きかったのが、iPhoneを作ったAppleやGoogleなのでしょう。技術の素晴らしさは難易度じゃないんです。人が必然。困っている人がいて、人との関わりの中で、技術は用いるものです。とはいえ、困っている人がいても助けられる力(技術)がなかったらおしまいなんです。力だけじゃ足りない時は知性が必要。どれもバランス良く身につけていないといけないのでしょうね。

僕はもうすでに既存のやり方で勝てる道はないかなと思っています。だって真似事をするんだったら、今までの人に頼ればいいじゃないですか。もっと早くするとか、コストを見直すとか、やらなくていいことだって世の中にはたくさんあるはずだから、何かを見直す。自分で結果を出すところまでいくと「これ、やらなくてよかった」ってことは結構あると思うんです。最初からいらないという判断が取れれば、もっと早く到達できたなという。

やるための準備に時間をかけるより、やってみる。

そうなるためには、経験が必要。

そうですね。実際にやらないとわからないことの方が多い。読んだり、見聞きしたりして学んだつもりでも、実際やってみると失敗してしまうことって結構あると思うんです。「あれ、意識していたのにな。わかっていたのにな」っていう。やっぱり肌で感じなきゃ。体で感じて火傷して、これは2度と触っちゃダメだと痛感するのが重要なのかなと思います。だから、行動力を失ってしまってはダメ。そこをキープすることは心がけていますね。これも、失敗から学んだことです。

どんな失敗だったのでしょう。

経験しようとしなかったんです。その時は経営者ってどういうことをやっているんだろうと思って、学ぼうとしていたんです。でも実際にやってみなかった。やるための準備ばかりをしていました。でも実際にやってみると、準備やそのための学びという時間はあまり必要がない。「さっさとやればよかったな」と。だからやりたかったら、やろう!「あれをするために、これをしよう」はただ逃げているだけ。人とつながりたいんだったら、人とつながればいいんです。そのまっすぐな考え方を貫いていけたら、学びも多いだろうなと思いました。

宮崎さんは「人」を目的にDIVE INTO CODEにいらしたのですね。

そうですね、人の役に立たないと意味がない。それと、エンジニアの収入やスキルのコンフォートゾーンを離れたいと思ったから。僕は学びが何より大切だと思っていますから。ギリギリの生活をしてでも、やりたいことをやるために時間を使いたい。サービスを作ったり、いろいろな人と関わって毎日過ごすことはできないかと思ったら、この選択でした。

そしてさらにDIVE INTO CODE以外でも活動をされている。

今、自分が目指しているのは「連続事業家」のスタイルです。やりたい事業をやって、その時にあった手段を取る。野呂さんはこのスクールに想いがあって、その意思を貫いていらっしゃる方。でも僕はそうではなく、「やりたいことをやりたい時にやるスタイルの方がフィットしているな」と。きっと事業はふたつあって、簡単にいうと「でかいこと」と「小さいこと」。でも小さいことは悪いことではなくて、その時にやりたかったことを短期間でやる事業なんです。だからこそスピードは大切。僕がいつも考えているのは、コスト、スピード、柔軟性ですね。

今は「やりたい事業をやりたい時に」のスタイルができているのですね。

はい、なので今は相当恵まれていると思います。いろいろな人と関われるし、それをしながら自分のやっている仕事がそのまま相手の学びにもなる。僕はアクティブに動いてきたから、めずらしい経験も少なくないんです。それを受講生に伝えると喜んでもらえることも嬉しい。エンジニアになることのモチベーションは、「転職したい」「年収を上げたい」というのもいいですけれど、それだけじゃない。お金を稼ぐということは、誰かの役に立てている証拠。 僕は、役に立てているということを、ものづくりを通して知ることの喜びを伝えたいと思います。だって、絶対にものづくりが余計楽しくなりますから。

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自分の何で勝負をしていくのか

「お金を稼ぐことは、誰かの役に立てていること」。それを20歳で気づくってすごいですね。

そこには仮想通貨が関係します。実は前に作っていたサービスというのが、仮想通貨に関係するんです。特に、仮想通貨の考え方のひとつである「カラードコイン」。これはお金には色があるという考え方。僕はお金には色があると思っているから、汚いやり方をして稼いだお金というのは結局ストレスになる。その仕事のストレスをそのお金で発散するような、生産性のないお金の流れになってしまうのは、良いお金の稼ぎ方ではない。良いお金の稼ぎ方というのは、良い色がついたお金を手にできるようになること。そのお金とは誰かの役に立っていただいた対価なのです。だから、人の役に立てる人を増やす。そのお金が産むものは良いものですから。次のお金はきっとそうなると思うんです。

とてもおもしろいですね。

加えて僕は最先端が好き。トレンドに敏感で、毎日いろんなものを見るのが好き。それで、「次の時代は何が起きるか」というのをずっと考えています。プログラミングの良いところは、言語であること。新しい時代というのは絶対に技術から始まるか、賢さから始まるかのどちらかだと考えているのですが、その技術の場合はソースコードから生まれるんです。僕はそのソースコードが生まれた瞬間に読める。プログラミングを知るというのは、最先端を知るということであり、常に最先端にキャッチアップする術を身につけるということです。

DIVE INTO CODEの受講生の皆さんのモチベーションに火をつけそうなお話です。

実は僕、メンターを1年も続けると思っていなかったんですよ。けれど、あまりにもいろいろな人がいて、楽しくて、いい関係になれる人も多い。僕と同じように人の役に立ちたいという人も多い。ビジョンのある人も多い。身近にたくさんすごい人がいるんですよ。今自分は色いろいろなところでお世話になっていますが、なんだかんだ、ここが始まりだったりするんです。普通にエンジニアとしてソースコードを書いているだけより、ここでいろいろな人と関わっている方が刺激になります。

「ここが始まり」というお話がありましたけれど、DIVE INTO CODEのすごさをもう少し言語化してもらえますか?

DIVE INTO CODEはベンチャー気質のあるスクール。それ自体とても素晴らしいことですよね。プログラミングスクール市場は結構ホットで、今スケールしている分野。だからその波に乗るだけでも大きいけれど、他のスクールとの圧倒的な違いは、ルワンダ展開などの横展開。そういうベンチャー気質がある人たちが共通の目的に向かっている環境というのは、居心地がいい。中に居て生ぬるくない。皆いろいろやっているんです。だから「自分もこのままじゃダメだな」って思うことができます。

受講生にとってもメンターにとっても刺激的な場所。成長し続けるためには、どうしたらいいでしょう?

失敗するしかないですよ。失敗したとしても、それまで失敗しなかったから、今失敗しているだけ。今失敗しなくても、いつかは失敗する。今失敗しているだけで、これから同じことをしなければ成長です。
あとはいつも冷静でいることも大事ですね。冷静な筋書きをして、仮説を立てて検証して、それがうまくいかなくてもめげずにやる。場数を踏む。数はこなすべきなんです。どれか勝てればいいんです。速さで勝つ人、数で勝つ人、幅で勝つ人、深さで勝つ人。その混合でもいいです。何かに勝ってからが本当の始まり。それに気づく過程が失敗だから、失敗したって全然いいですよね。

宮崎さん、ありがとうございました!

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