チュニジアとナイジェリアからのABEイニシアティブ留学生へ修了時インターンを 3ヶ月間提供

2024年1月4日

全般

株式会社ダイビック(神奈川県横浜市、代表取締役:野呂 浩良、https://diveintocode.jp/ 以下ダイビック)は、チュニジアとナイジェリアからのABEイニシアティブ留学生へ修了時インターンとして母国の科学技術イノベーション政策の調査とプログラミングスクール事業の新規展開の機会を 3ヶ月間提供し、修了式を開催したことをお知らせいたします。

Image from Gyazo
(左から、ダイビック代表野呂、LETAIEF Chedyさん、中村 俊之JICA理事長特別補佐、MUHAMMAD Muhammad Ibrahimさん)

◾︎背景
ダイビックでは、2017年8月よりアフリカのルワンダの若者にWebアプリケーション開発をプログラミング言語 Ruby / Ruby on Railsで学べる講座の提供を開始。同年から、アフリカからの国費留学生(ABEイニシアティブ、 SDGsグローバルリーダー)の夏期および修了時インターン受入を開始し、留学生と共にプログラミングスクールの日本語のカリキュラムを英語に翻訳。2019年3月には、日本国内でクラウドファンディングを実施して541万8千円を集め、ルワンダにプログラミングスクールを開講。日本企業として初めて約20名のルワンダ人卒業生を輩出しました。

◾︎ABEイニシアティブ留学生向け修了時インターン 概要
ダイビックでは、留学生の母国の科学技術イノベーション政策の実現を加速させることを目的とした独自のインターンプログラムを提供しています。内容は、①「母国の科学技術イノベーション政策(IT人材育成)とIT産業の市場規模(社数、社員数)の調査」、②「ダイビックの教育事業・オフショア開発事業を母国に展開するビジネス事業計画の立案・発表」の二部構成となっています。

今回、修了時インターンは 2023年9月25日(月)〜2023年12月22日(金)まで 3ヶ月間開催され、参加したのはチュジニア人のLETAIEF Chedyさん(早稲田大学 経営管理研究科修了)とナイジェリア人のMUHAMMAD Muhammad Ibrahimさん(神戸情報大学院大学 情報技術研究科修了)の2名です。

2023年12月22日に開催された最終発表会に合わせて、ABEイニシアティブを運営する独立行政法人国際協力機構(JICA)から三原 朝彦特別アドバイザー(元衆議院議員)と中村 俊之理事長特別補佐、アフリカ部 小田原 康介次長の3名が、インターン受入企業訪問としてダイビックを訪れ、代表野呂や2名のインターン生と母国の教育課題やインターンの内容や今後の展望について意見交換をしました。

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その後、インターン生による最終発表がインターン運用機関の一般財団法人日本国際協力センター(JICE)担当者が同席する中で行われ、チュニジアとナイジェリアそれぞれの科学技術イノベーション政策に対してダイビックがどのように貢献すれば現地にビジネス展開ができそうかについて具体的なビジネスモデルが提案され、今後に向けた実行計画の発表で締め括りました。インターン生の調べによれば、チュニジアとナイジェリアの両国の科学技術イノベーション政策に関わる国家ビジョンは次の通りです。

◾︎チュニジア
チュニジアは「国家デジタル変革ビジョン ※1」を持ち、経済と行政のさまざまな分野を近代化し、デジタル化する政府の取り組みを掲げています。この取り組みは、情報通信技術(ICT)を活用して政府サービスを強化し、効率を向上させ、経済成長を促進することを目的としています。 チュニジアの国家デジタル変革の重要な観点は、法的枠組みと現代のガバナンス、社会的包摂(デジタルと金融を含む)、デジタルインフラストラクチャ、公共部門のデジタル変革、サイバーセキュリティ、データ主導の政府、能力開発とデジタル文化、デジタル分野における起業家育成です。

※1. TICAD8 DIGITAL TUNISIA

◾︎ナイジェリア
ナイジェリアは「国家科学技術イノベーションロードマップ(NSTIR 2030)※2」を策定しています。NSTIR 2030は、ナイジェリアの産業革命のための長期的な科学技術枠組みを提供し、技術開発のための知識獲得を促進し、国家イノベーションシステムの強化や革新的な企業を奨励することを目的としています。 また、インフラ開発の推進や科学技術イノベーション人材の育成、技術開発を加速するために宇宙探査、高度なコンピューティング、ナノマテリアルなどの戦略的プロジェクトを計画しています。また、社会経済開発計画を支援し、科学技術イノベーション人材を育成します。

※2. NATIONAL SCIENCE, TECHNOLOGY AND INNOVATION ROADMAP {NSTIR) 2030

◾︎ダイビックのABEイニシアティブ留学生インターン受入国
ダイビックは、アフリカ54カ国全土にIT教育と雇用の機会を届けるため、毎年インターン機会の提供を継続しています。今までに受け入れた国数は、38カ国と日本国内で随一の実績があります。

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※2024年1月4日時点

◾︎今後の活動
ダイビックでは、人種や性別・年齢に関係なく、「すべての人が、テクノロジーを武器にして活躍できる社会をつくる」をビジョンに掲げ、アフリカからの留学生とともにアフリカ全土へのIT教育と雇用機会の提供を進めています。これにより「質の高い教育をみんなに」、「働きがいも経済成長も」「産業と技術革新の基盤をつくろう」「人や国の不平等をなくそう」といったSDGsの達成にも貢献しております。

今後は、ABEイニシアティブ留学生に対する修了時インターンの提供を継続するとともに、アフリカをはじめとした在日外国人の求職者に対して、日本のIT企業で就業可能なレベルまで日本語学習の機会を提供し、日本の高度IT人材不足の課題解決にも取り組んでまいります。

◾︎ABEイニシアティブ 概要
ABEとは、African Business Education for Youth の略語。アフリカの産業人材育成と日本企業のアフリカビジネスを現地でサポートする水先案内人の育成を目的として、アフリカの若者を日本に招き、日本の大学での修士号取得と、日本企業でのインターン実施の機会を提供するプログラムです。
公式サイトは、こちら

【ダイビック 会社案内】
会社名:株式会社ダイビック
本社所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目7番1号オーシャンゲートみなとみらい8F
代表者:野呂 浩良(代表取締役)
設立:2015年4月10日
事業内容:
・システム開発、人材育成・教育サービス
・プログラミングスクール、サブスクリプション型IT学習プラットフォーム「ディープロ(DPro)」
・IT資格模試サービス「ディープロ EXAM(DPro EXAM)」
・ITエンジニア人材紹介サービス「ディープロ WORK(DPro WORK)」
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