株式会社ダイビック（神奈川県横浜市、代表取締役：野呂 浩良、 https://diveintocode.jp/ 以下ダイビック）は、モザンビーク共和国の高等交通通信研究所（モザンビーク共和国マプト市、 https://www.isutc.ac.mz/ 以下ISUTC）の学生約30名への寄附講座「機械学習エンジニアコース」の提供を開始したことをお知らせいたします。

◾︎背景
ダイビックでは、アフリカ54カ国全土にIT教育と雇用の機会を届けるため、2017年からアフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ「ABEイニシアティブ」留学生のインターンシップ受入を開始。今までに受け入れたアフリカの国は38カ国と、日本国内で随一の実績があります。

今回の対象国であるモザンビーク共和国は、90年代以降は平均年率7％の経済成長を達成し、2022年度海外進出日系企業調査（アフリカ篇）によれば直近5年間で注目上位10か国をキープし続けています。特にデジタルサービスが急成長しており、モバイルマネーは都市部のみならず地方部でも利用が浸透し、タクシー配車アプリの利用が増加するなどIT産業も成長しています。しかし、2022年の国立統計研究所 （INE）による家計調査（IOF）「IOF2022」によると、失業率は18.4%（※2）と高い状態にあります。
※2）Instituto Nacional de Estatística (INE), Inquérito sobre Orçamento Familiar – IOF 2022, 2023年7月発表 https://www.ine.gov.mz/en/d/iof_resumo_2022

そこでこの度、ダイビックはモザンビークのIT産業の発展を支える次世代ITリーダーとなる若者の育成のため、モザンビークで最も伝統があり高い就職率を誇る高等教育機関のISUTCと協議し、AOTS寄附講座事業への申請・採択を経て、日本企業として初めてISUTCの学生約30名に対して機械学習エンジニアコースの提供を開始いたしました。

このコースは、卒業すると日本企業での無給インターンシップが提供され、ITエンジニアとして実務経験を獲得する貴重な機会を得ることができます。ダイビックは、このコースの卒業生に対し、日本企業とのマッチングとインターンシップの機会を提供することを保証しています。

◾︎関係者のコメント
ISUTC（高等交通通信研究所）
学部プログラムディレクター
エルトン・ペドロ・シックスペンス氏
「ISUTCは、モザンビークの首都マプト市の最も伝統ある高等教育機関の 1つです。現在、2,200 人の学生が 12 コースで受講しており、土木工学、機械工学、電気工学、情報工学などの工学コースが大半を占めています。ISUTCでは毎年約 600 人の新入生を受け入れ、約 150 人が卒業し、うち約 95% が初年度に就職している実績があります。この度のダイビックからの協力により、ISUTC は国際協力を推進し、卒業生が世界で活躍できるようになることを目指します。」

◾︎今後の活動
今後は、世界有数の天然ガス田による天然ガスの生産で経済成長が確実視されるモザンビークの成長にあわせて、本講座の受講生に対して現地の教育機関による日本語教育との連携を目指し、日本企業で就業可能なレベルの日本語教育訓練機会の提供や日本への招聘、オフショア開発等を推進して現地の雇用機会の不足や日本の高度IT人材不足の課題解決に取り組んでまいります。

◾︎AOTS寄附講座「機械学習エンジニアコース」 概要
「開発現場で活躍できる機械学習エンジニアになる」をコンセプトとして、Pythonの基礎文法や機械学習を学ぶ上で必要となる各種ライブラリの使い方について学び、自力で機械学習のアルゴリズムを組めるようになるコースです。経済産業省が認定する、デジタル技術の進展を踏まえたニーズに応じた人材育成を行う第四次産業革命スキル習得講座です。

実施国・都市：モザンビーク共和国マプト市
講座開設機関：ISUTC
コース名：機械学習エンジニアコース
実施方法：eラーニングのみ
訓練期間：10ヶ月（2023年10月～2024年7月まで）
講座URL：https://diver.diveintocode.jp/dive_into_course/nml_low/
講座受講生の学習目標：未経験から、機械学習に関する知識やプログラミング能力を、新任エンジニアレベルまでに引き上げることを目標としています。卒業課題としてモザンビークの社会課題の解決をするためのアプリケーションのプロトタイプ開発に取り組み、実践的なプログラミング能力を向上させることを目指します。

◾︎AOTS寄附講座事業 概要
一般財団法人海外産業人材育成教会（AOTS）が運営する国庫補助事業で、対象経費として承認した寄附講座開設費（精算額）の2/3に国庫補助金が適用されます。
日本企業・現地日系企業等の協力により、開発途上国または日本の大学等における講座の開設並びにその受講生へのインターンシップの提供を通じた産業人材の育成プログラムです。
概要 URL : https://www.aots.jp/hrd/technology-transfer/endowed-program/

【高等交通通信研究所 概要】
名称：SUperior Institute of Transport and Communications (ISUTC)
所在地：Maputo, Mozambique
設立：2000年
提供学部：土木工学、機械工学、電気工学、情報工学など12コース

【株式会社ダイビック 会社案内】
会社名：株式会社ダイビック
本社所在地：神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目７番１号オーシャンゲートみなとみらい８Ｆ
代表者：野呂　浩良（代表取締役）
設立：2015年4月10日
事業内容：
・システム開発、人材育成・教育サービス
・プログラミングスクール、サブスクリプション型IT学習プラットフォーム「ディープロ（DPro）」
・IT資格模試サービス「ディープロ EXAM（DPro EXAM）」
・ITエンジニア人材紹介サービス「ディープロ WORK（DPro WORK）」
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