株式会社ダイビック（神奈川県横浜市、代表取締役：野呂 浩良、https://diveintocode.jp/ 以下ダイビック）は、マリ共和国のバマコ科学技術大学へのAOTS寄附講座「Webエンジニアコース」の修了式を開催し、7名のマリ人受講生に卒業認定証を授与したことをお知らせいたします。

◾︎背景
ダイビックでは、2017年8月よりアフリカのルワンダの若者にプログラミング講座の提供を開始しました。同年から、ABE留学生のインターンシップ受入を開始し、日本語のカリキュラムを英語に翻訳。2019年3月には、クラウドファンディングによりルワンダにプログラミングスクールを開講。その後も、ダイビックはアフリカ54カ国全土にIT教育と雇用の機会を届けるため、アフリカからの留学生や寄附講座の卒業生をインターンシップとして受け入れる活動を継続し、今までに受け入れたアフリカの国は38カ国と、日本国内で随一の実績があります。

これらの実績を元に、アフリカ54カ国全土にIT教育と雇用の機会を届けるため、アフリカ事業戦略で重点を置いている西アフリカ地域フランス語圏のマリ共和国で、日本企業としてはじめてWebエンジニアコースを提供いたしました。

バマコ科学技術大学は、マリ共和国の首都バマコ市にあり 12,000人の学生を擁するマリの主要大学の一つです。科学技術分野の教育を行うマリの公立大学としては、最大規模の大学となります。しかし、重点分野として大学が定めているIT教育分野において、高度な品質の教育を受けて即戦力として社会で活躍できるレベルのIT人材を育成出来ていない現状が続いています。

そのような中で、ダイビックが2020年9月にアフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ「ABEイニシアティブ」の夏期インターンシップとして受け入れをしたマリ人の CISSE Aboul Hassane氏より、バマコ科学技術大学の紹介と同氏が経営するIT ビジネスイノベーションセンター「Smart YIRIBA」でのIT教育支援の要請がありました。そこで、同大学等関係者との協議を行い、現地のIT産業発展に寄与するとともに、西アフリカ地域フランス語圏での事業拡大を担う優秀な教育メンターやオフショア開発人材の獲得に繋げるため、AOTS寄附講座事業への申請・採択を経て実施が決定いたしました。

今後は、本講座の受講生をはじめとした西アフリカのプログラミングスクール展開先国の卒業生に対して、日本企業で就業可能なレベルの日本語教育訓練機会の提供や日本への招聘、オフショア開発等の推進を通して、現地の雇用機会の不足や日本の高度IT人材不足の課題解決に取り組んでまいります。

◾︎AOTS寄附講座「Webエンジニアコース」 概要

「開発現場で活躍できるWebエンジニアになる」をコンセプトとして、実務経験 1 〜 3年が必要な開発企業への内定の獲得や実力証明のオリジナルアプリ開発と実務経験を得ることができるコースです。経済産業省が認定する、デジタル技術の進展を踏まえたニーズに応じた人材育成を行う第四次産業革命スキル習得講座です。

実施国・都市：マリ共和国バマコ市
講座開設大学：バマコ科学技術大学
コース名：Webエンジニアコース
実施方法：eラーニングのみ
訓練期間：10ヶ月（2022年10月～2023年8月まで）
講座URL：https://diver.diveintocode.jp/dive_into_course/web_engineer_step_up
講座受講生の学習目標：未経験から、Webアプリケーションに関する知識・プログラミング能力を、新任エンジニアレベルまでに引き上げることを目標としています。卒業課題としてマリの社会課題の解決をするためのアプリケーションのプロトタイプ開発に取り組み、実践的なプログラミング能力を向上させることを目指します。

◾︎AOTS寄附講座事業 概要

一般財団法人海外産業人材育成教会（AOTS）が運営する国庫補助事業で、対象経費として承認した寄附講座開設費（精算額）の2/3に国庫補助金が適用されます。
日本企業・現地日系企業等の協力により、開発途上国または日本の大学等における講座の開設並びにその受講生へのインターンシップの提供を通じた産業人材の育成プログラムです。
概要 URL : https://www.aots.jp/hrd/technology-transfer/endowed-program/

【株式会社ダイビック 会社案内】
会社名：株式会社ダイビック
本社所在地：神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目７番１号オーシャンゲートみなとみらい８Ｆ
代表者：野呂　浩良（代表取締役）
設立：2015年4月10日
事業内容：
・システム開発、人材育成・教育サービス
・プログラミングスクール、サブスクリプション型IT学習プラットフォーム「ディープロ（DPro）」
・IT資格模試サービス「ディープロ EXAM（DPro EXAM）」
・ITエンジニア人材紹介サービス「ディープロ WORK（DPro WORK）」
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