「国際協力の日」を記念してアフリカ54カ国にシステム開発プロジェクトを届けるキャンペーンを開始

2023年10月6日

全般

株式会社ダイビック(神奈川県横浜市、代表取締役:野呂 浩良、https://diveintocode.jp/ 以下ダイビック)は、日本の外務省が定めている「国際協力の日」を記念して、アフリカ54カ国にシステム開発プロジェクトを実務経験として届ける開発援助キャンペーン「アフリカオフショア開発54(Africa Offshore Development 54: AOD54、エーオーディーフィフティーフォー)」を開始したことをお知らせいたします。

Image from Gyazo

◾︎背景
ダイビックは、2017年8月よりアフリカのルワンダの若者にWebアプリケーション開発をプログラミング言語Rubyで学べる講座の提供を開始。同年より、アフリカからの国費留学生のインターンシップ受入を開始し、留学生と共にプログラミングスクール「ディープロ」のカリキュラムを英語に翻訳。

2019年3月には、日本国内でクラウドファンディング「アフリカ全土にIT教育と雇用の機会を届けたい!(※1)」により支援者336名からいただいた 5,418,000円を元手にルワンダにプログラミングスクールを開講。日本企業として初めてルワンダ人卒業生約20名を現地で輩出しました。

※1)アフリカ全土にIT教育と雇用の機会を届けたい!

2020年10月には、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「中小企業・SDGsビジネス支援事業~案件化調査(中小企業支援型)~」に採択され、「セネガル国高度 IT 人材の育成と日本のプロダクトオーナー育成のビジネス案件化調査(※2)」を開始。日本企業と団体からのシステム開発プロジェクト 2件をセネガルのシステム開発会社にブリッジし、日本語とフランス語の言語の壁を超えたプロトタイプの開発がアフリカでできることを実証しました。

※2)JICA「セネガル国高度 IT 人材の育成と日本のプロダクトオーナー育成のビジネス案件化調査(中小企業支援型)」の 業務完了報告書

また、同年12月より一般財団法人海外産業人材育成教会(AOTS)が運営する国庫補助事業「寄附講座事業」、「海外研修事業」に採択され、現地パートナー企業等の協力により、アフリカ8カ国(シエラレオネ、ブルキナファソ、セネガル、マリ、ガーナ、モザンビーク、ベナン、ルワンダ)のコンピュータサイエンス系学部がある大学における講座の開設並びにその受講生へのインターンシップの提供を通じた産業人材の育成プログラムを提供しました。

2021年12月には、ダイビック代表の野呂が、日本アフリカ間の言語の壁を取り払うため、令和の虎「アフリカと日本をつなげるリアルタイム翻訳ツールを開発したい!(※3)」に出演し、Tiger Fundingからの出資権利を獲得。

※3)アフリカと日本をつなげるリアルタイム翻訳ツールを開発したい![212人目]令和の虎

2022年6月には、経済産業省の「令和4年度 技術協力活用型・新興国市場開拓事業(制度・事業環境整備事業(開発途上国のIT人材育成を通じた事業環境整備))(※4)」の公募に採択され、アフリカとラテンアメリカ全土から約4,500人のコーディングコンテスト応募者を集め、トップ約20名に日本企業での1ヶ月間の有給インターンシップ機会を提供しました。

※4)経済産業省「開発途上国のIT人材育成を通じた事業環境整備」の 事業報告書

その後も、ダイビックはアフリカ54カ国全土にIT教育と雇用の機会を届けるため、アフリカからの留学生や寄附講座の卒業生をインターンシップとして受け入れる活動を継続し、今までに受け入れたアフリカの国は38カ国と、日本国内で随一の実績があります。

そこでこの度、これらの実績を元に「国際協力の日」を記念して、アフリカ54カ国にシステム開発プロジェクトを実務経験として届ける開発援助キャンペーン「アフリカオフショア開発54(AOD54、エーオーディーフィフティーフォー)」を開始することとなりました。

◾︎AOD54(エーオーディーフィフティーフォー)」の目的

AOD54は、アフリカオフショア開発54(Africa Offshore Development 54)の略語で、日本の外務省による開発途上国への政府開発援助「ODA」の理念に共感し、その頭文字3文字を使い命名したものです。この取り組みにより、アフリカのITエンジニア、日本企業と団体の双方がメリットを得ることができます。

アフリカのITエンジニアは、日本企業や団体の問題解決をした実績やシステム開発プロジェクトの実務経験を積むことができ、それらをポートフォリオとして活用してIT企業への就職や仕事を受託する機会を得ることができるようになります。

日本企業や団体は、今まで予算やITリテラシーの不足により躊躇していたシステム開発を初期費用ゼロではじめることができ、優秀なアフリカのITエンジニアの採用やシステム開発プロジェクトの実務経験を積むことができ、追加開発の委託ができるようになります。

◾︎AOD54 の内容

AOD54は、アフリカのITエンジニアが、あなたが解決したい問題や実現したい新規サービスアイデアのプロトタイプを無償で開発します。アフリカ大陸には国が54あり、その数にちなみ最大54件のプロトタイプ開発を受け入れます。

開発は、アフリカのリープフロッグの最前線に立つ現地のトップ大学コンピュータサイエンス系学部卒でディープロの講座を受講したITエンジニアが担当。アフリカと日本のプロジェクトのブリッジ及びプロジェクトマネジメントは、ダイビック代表の野呂が担当し、要件定義と品質を担保します。

【AOD54 募集概要】
・募集期間:2023年10月6日〜2024年3月31日まで
・開発期間:2024年1月9日〜2024年10月5日まで(プロジェクトごとに異なります)
・応募対象:日本企業や団体(NPO法人など)、個人事業主(起業準備中含む)
・応募条件:システム開発プロジェクトをご依頼いただけること、無償開発の範囲を超えた部分は有償での発注を検討いただけること。本キャンペーンの事例として、組織名や開発概要、感想などを公開することにご承諾いただけること。
・開発範囲:プロトタイプとして機能する最小限の単位までとします。最小限の定義は、ご応募をいただいた後に協議を経て決定します。
※アフリカ大陸の国数にちなみ、最大54件のプロトタイプ開発を受け入れます。

◾︎プロジェクトマネジメント責任者のプロフィール
野呂 浩良(のろ ひろよし) 株式会社ダイビック 代表取締役
1980年10月6日「国際協力の日」生まれ。グロービス経営大学院大学経営管理科(MBA)修了、第16回「グロービス アルムナイ・アワード」創造部門受賞。

小売業の販売職、リクルートでのIT企業向け法人営業を経て、29歳非エンジニアの開発未経験からワークスアプリケーションズの鬼研修「問題解決能力発掘プログラム」を突破し入社。その後、独立・起業過程でITエンジニア人材の不足を痛感し、株式会社ダイビックを2015年に創業。はじめてのプログラミング体験を提供するセミナーの講師として日本の社会人延べ3,000人に講義し、ITエンジニアとの円滑なコミュニケーションや新規サービス立上げをサポート。

システム開発の発注観点やプログラミング学習に関する講師経験多数。
・グロービス学び放題 講師
 「非エンジニアが持つべき発注者視点
 「アプリ開発マネジメント〜DX冒険物語〜」
 「IT新規事業でまずやることって何?」
 「開発エンジニアと話が噛み合いません」
 「IT分野ってまず何から学べばいいの?」
・ビジネスプランコンテスト「G-CHALLENGE」特別審査員

◾︎応募方法
アフリカオフショア開発54「AOD54」キャンペーン応募フォーム

ダイビックでは、人種や性別・年齢に関係なく、「すべての人が、テクノロジーを武器にして活躍できる社会をつくる」をビジョンに掲げ、アフリカからの留学生とともにアフリカ全土へのIT教育と雇用機会の提供を進めています。これにより「質の高い教育をみんなに」、「働きがいも経済成長も」「産業と技術革新の基盤をつくろう」「人や国の不平等をなくそう」といったSDGsの達成にも貢献しております。

今後は、アフリカからの留学生とプログラミングスクール展開先国の受講生に対して、日本企業で就業可能なレベルまで日本語教育訓練の機会を提供し、日本への招聘やAOD54の推進を通して、日本の高度IT人材不足の課題解決に取り組んでまいります。

【株式会社ダイビック 会社案内】
会社名:株式会社ダイビック
本社所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目7番1号オーシャンゲートみなとみらい8F
代表者:野呂 浩良(代表取締役)
設立:2015年4月10日
事業内容:
・システム開発、人材育成・教育サービス
・プログラミングスクール、サブスクリプション型IT学習プラットフォーム「ディープロ(DPro)」
・IT資格模試サービス「ディープロ EXAM(DPro EXAM)」
・ITエンジニア人材紹介サービス「ディープロ WORK(DPro WORK)」
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