「こんなサービスがあればいいのに」を、徹底的に掘り下げる

片岡勧さん、即戦力コース修了。大学を卒業後に製造業の販促・マーケティングに従事。やがて、「自らサービスを生み出せる存在になりたい」と考え、以前から興味のあった「地方を活性化させる事業」を行える人になるために、エンジニアを志すようになった。

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プログラミングありきではなく、手段としてのITに興味を持った

-プログラミングとの接点、ご自身の経歴や経験を教えてください。

大学は筑波大学の生物資源学類を卒業し、フォークリフトなどを製造・販売する重機械系のメーカーに就職しました。
そこでは経営企画や営業支援など後方支援をする立場でした。大きな仕事も経験することができたのですが、年功序列でいつまで経っても若手。加えて自分より年上のおじさま方のほとんどが割り切って仕事をしている姿に危機感を感じるようになりました。「将来が見えてしまった」というのが正直なところです。与えられた仕事をこなすのではなく、もっと自分で仕事を作れる人になりたいと思うようになりました。安定性のある会社でしたが、8年間勤めて退職しました。30歳前半のことでした。

-そこからなぜプログラミングへ?

「自分が仕事を作れるとすれば、地方で、新しいことを」と考えはじめ、「地方で余ってる資源を活用するアプローチが面白い」と題材を探していました。私は広島市出身なのですが、例えばフェリーで30分ほどで行ける島では“はっさく”がそこらへんに勝手になっていて(笑)。また、岡山県のある村では良質な木材がふんだんにあったりするんですね。そういった余剰資源を活用して仕事を作れれば、そして手段としてITを使うのが面白いんじゃないかと思うようになりました。地方の方は、ITに詳しくない方も多いので、未開拓の部分も多く、きっと面白いことができるんじゃないかと考えました。

DICで学べば、「何がどこまで作れるようになるのか」が見えた

そこで一度、DIVE INTO CODEとは別のプログラミングスクールへ行きました。しかし、質問をしたくても、教室内の見えるところにメンターがいない(人数がそもそも少ない)・教材が誤植だらけ・本当に身についているのか不安など、期待していたものは得られず、時間がもったいないと感じ、中途解約(全額損切)しました。

ですのでかなりスクール不信になりました(苦笑)一体何を信じたらいいのか・・・。この業界真っ黒なんじゃねぇかと。一方で、1人でコツコツとやるのは、モチベーションを保っていくのが厳しいとも感じていました。質の高いスクールはないかと探していたところ、あるサイトで、DIC代表の野呂さんがでてきたんです。調べていくと、DEMODAYという、受講生によるプログラミングの制作物の発表会があるというので見に行きました。発表されていた制作物は各個人のバックグラウンドが大きく反映されたものだったのでとても面白く、DICで学べばどういうものが作れるようになるのか、成果物もイメージでき、その点でも信頼できるなと思い入校を決めました。

-ご入校されてから現在に至るまで、もっとも大変だったエピソードを教えてください。 また、それをどのように乗り越えましたか?

DICに入るきっかけとなったDEMODAY(第2回)に自分も出場しましたが、すっごく大変でした。開発テーマは「広島県で空き家率No1の江田島市の空き家を、使いたい人と貸したい人とで結びつけるマッチングシステム」。いいものを作るためには1次情報に触れるのが重要だと考え、共同開発者である同期の内野さんと現地に行き、市役所の方の案内を受けながら空き家を何件もはしごしたり、地域おこし協力隊や家主の方へのヒアリング調査を行いました。

どうすれば課題が解決できるのか?もがき苦しんで優勝

そこからシステム開発へと進めていくのですが、現地調査から抽出した課題解決方法を実際のシステムどう落とし込むか考えるのが、とても大変でした。内野さんとお互いの考えていることをディスカッションしながら試行錯誤し作り上げていったんです。産みの苦しみを味わいながら内野さんにも大きく助けられ、DEMODAYでは8チーム中で優勝することができました。協力しながら形にするという経験ができたのがとてもよかったし、大変でしたがなんだかんだ楽しかったですね。

もう一つ、苦労したポイントはAWS(=アマゾンウェブサービス)です。自分がハマっているポイントが多すぎて心が折れかけました。これはやばいぞと、他の仕事をセーブして、課題の解決に全力を注ぎました。同期やメンターの方々のおかげでなんとか課題はクリアできました。メンターのみなさんに助けられたのが大きかったです。前に通っていたスクールとは違い、DICはメンターの方が定期的に声をかけてくれるんですね。自分で考えることは大事ですが、踏ん張って考えすぎてしまうのも時間がもったいないと思います。なので、助けてもらえる仕組みはとてもありがたかったですね。

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コミュニティ自体が、かけがえのない財産になった

加えて、同期の方と励まし合えるというのも、このスクールに入ってよかったと思えるポイントです。お金を出して、“コミュニティを買った”という言い方ができると思います。熱量のあるメンターや個性的な同期とお互い励まし合いながら学べるのは、1人でコツコツ学んでいては得がたい経験でした。DEMODAYでチームを組んだ内野さんに出会えたことも、とても大きいです。

-エンジニアスキルを身につけるうえで、”大切にしていること”はありますか?

一番はやはり、”アウトプットすること”だと思います。アウトプットしてはじめて自分の血肉となる。プログラミングに限らず全てに共通することだと思います。DICには各カリキュラム毎に課題があり、DEMODAYという最高のアウトプット機会があったのが良かったです。

もう一つは、まとまった時間を捻出することが大事です。うまくいく方は、集中的にやる時間を、スケジュールの中に意識的に設けていますね。
自分の場合は、DICに入った当時は個人事業主として働きはじめながら学習していたので、時間の確保は苦労しました。そういう意味でも、まとまった時間をいかに捻出するかを工夫できるといいと思います。集中して取り組んだ方が、知識が定着しやすく忘れにくいというメリットがありますからね。

-今後、目指す姿、未来像について教えてください。

エンジニアとして就職するのか、フリーランス・事業主としてやっていくのかは正直まだ迷っています。ただ、今のところ考えているのは、Webだけに絞り込んでしまうとつまらないのではないかということです。WEBサービスってPC画面の中で完結してしまいがちですが、物理的に実在するものと結びつくと実現できることが飛躍的に広がる気がしていて。いわゆるIoTなのですが、例えば温湿度センサーと人感センサー、Wifiモジュールを組み合わせれば、現地に行かなくとも空き家を傷ませる湿度をモニタリングしたり、不審者が入っていないかチェックできるようになりますよね。趣味・特技がベランダゴーヤの水耕栽培なので、まずは気温や水位、水やりの自動化などを全てインターネットで操作できるようなものを作りたいです。

地方とつながり、サービスを作れる人を増やしていきたい

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そして、より地方とつながっていって、“サービスを作れる人を増やす”ことにもチャレンジしていきたいです。このスクールにも、極真空手の選手とかお坊さんとか、いろんなバックグラウンドの方が集まっているのですが、そうした”ITにもともと関係がなかった人たち“の方が、面白いものが作れるのではないかと考えています。そうした方々と、新しいものを生み出す、その瞬間に関われたらいいな、と思います。

-最後に、これからエンジニアを目指す方、受講を検討している方へメッセージをお願いします。

自分のバックグラウンドは絶対に活かしたほうがいいと思います。今まで経験してきたことを活かして何かを作れば、他にないものができると思いますし、就職の際、きっと面接でも面白がってもらえるんじゃないでしょうか。
プログラミングには興味があるけど、何をしたいかわからない方は 「こういうサービスがこの世にあった方がいいのにな」を、徹底して掘り下げるといいと思います。ニッチだったりマニアックなテーマの方が実は求められている度合いが大きいと思うからです。

DICに関しては、圧倒的に、オススメです(笑)
理由は、繰り返しになりますが、熱量の高いメンターがいることと、もう一つは、コミュニティの力です。独学でコツコツ学ぶのはとても孤独。刺激しあえる同期がいるかどうかは非常に大きな違い。生徒同士の関係性も非常にフラットで、前職や学歴、年齢でヒエラルキーが生じることはありません。生徒も熱量ある方が多いので、環境としては他にないくらい、いい場所だと思います。